理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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ある夏の日。

私の住んでいたアパートから電車で2駅くらいの近所で花火大会があった。

ちょうど、美佳は休みの日だったし、理沙も仕事の後で駆けつけることが出来たので、一緒に行くことにした。

二匹には、浴衣を着させた。

中はノーパン。ノーブラ。

そして、美佳の右手と、理沙の左手を手錠で結んで出かけた。

私にしては非常に珍しい、野外での調教だった。

美佳と理沙は、常に寄り添って、がっちりと手をつないで歩いていた。傍目にはすごく仲の良い友人同士のように見えていただろう。

まさか、手錠でつながれているとは、思われなかったと思う。

この調教、私が普段、野外での調教などはあまりしないものだから、二匹ともになれていない。

理沙は幸一に野外露出などもさせられていたようなので、まだマシだったようだが、美佳はそういう経験が少ないので、かなりおびえていた。

その手錠が誰かに見つかるのではないか?というだけで、恥ずかしく、二匹ともビクビクしているのが分かる。

それでも、私は気にせずに二匹を連れて、花火を見た。

花火自体は楽しかった。

花火を見ている間は、二匹共に、手錠のこともあまり気にせず、とても喜んでいた。

たまにはこういうのもいいものだとも思ったし、二匹の浴衣姿も色っぽかったから、今度はプレイのときに着させてみようとも思った。

だが、そんな花火が終わり、会場から帰る時になると、また手錠のことを二匹は気にし始めた。

とにかくぴったりくっついて歩く二匹。

事情を知っている私にしてみると、かなり恥ずかしがっているのがあからさまに分かった。

そして、かなり混んでいる駅の自動改札を通ったとき。

理沙が先行し、美佳がそれに続いたのだが、後ろに居た人に押されて転んだ。

その拍子に、理沙が引っ張られる。

そして、二匹が手錠でつながっていることが、それを見ていた周りの人たちにばれてしまった。

二匹の顔が一気に赤くなる。

その様子を、私も傍観者のように眺めていたかったのだが、転んだ美佳を助け起こしに、つい手を出してしまっていた。

そういうところでつい手が出てしまうのは、御主人様失格なのかもしれない。

そこは手を出さずに、周りからの奇異の視線を浴び、羞恥に悶える二匹を遠目から冷静に観察すべきところだったと思う。

でも、私にはそれが出来なかった。

やっぱり手が出てしまった。野外調教と言って連れだしたにもかかわらず、それに徹しきれていない。

本当に甘い御主人様だったと思う。

結局、手錠のハプニングはその一回だけだったが、部屋に帰ってくると、二匹は本当に疲れたような顔をしていた。

でも、そのまま、私は手錠ははずさず、二匹にフェラをさせ、さらに順番に性処理をさせた。

二匹とも、あそこはしっかりと濡れ、愛液が太ももを流れていた。

野外での調教が少なかったので、外での恥ずかしさで濡らす奴隷を見ることというのは、私にしては珍しかったのだが、それはそれで面白いと思ったできごとだった。

結局、手錠をはずしてやったのは次の日。

寝ている間も、二匹はずっとつながったままだった。

朝に調べると、やはり二匹ともまた濡らしていたので、手錠で一緒にされるということが、二匹にとっては、とても恥ずかしいことだと、認識されたようだった。

これ以後、私はたまに手錠を使って、二匹を一緒にするようなプレイを何度かやった。

それはそれで、かなり効果があったので、たまには違うこともやってみるものだと思った。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト



人は誰かの前で素直に自分をさらけ出すというのは難しい。

特に男女間では、やっぱり相手によく思われたいとか、嫌われたくないとか、そういうこともあるから、自分の本当のところをさらけ出すというのは余計に難しい気がする。

私も、女と普通に付き合っていた時には、自分をよく見せようとしていたと思うし、相手も同じようにしていたのだと思う。

恋愛が壊れるときというのは、いろいろな要因があるとは思うが、相手が隠していたものを隠さなくなり、それを見て幻滅するようなこともあると思うし、

逆に隠すことに疲れて、付き合う事自体にも疲れてしまうようになって続かなくなる事もあるのだろうと思う。

だから男女間の付き合いというのは、難しい。

それはSMでの主従関係でも同じだ。

やっぱり最初からお互いに全てをさらけ出すことというのは、なかなか出来ない。

特に奴隷は、色々な恥ずかしさを感じさせられる行為を強要されることがあるので、余計にそうかも知れない。

でも、奴隷がいつまでも本当の自分をさらけ出せない状態では、主従関係というのも恋愛関係と同様に長くは続かないように思う。

やはり疲れてくるのだと思うし、特に調教など、普通の恋愛にはない特殊で強烈なことがあるから、余計に疲れるのも早くなるのではないかと思う。

だから、奴隷が疲れてしまう前に、全てをさらけ出しても大丈夫なのだということを奴隷にわからせてやることが、御主人様の勤めなのだろうと私は思う。

どんなことでも御主人様は受け止めてくれるのだと奴隷がしっかりと認識したとき、奴隷は主従という関係に安心感を得るのだろうと思う。

そして、奴隷で居たいと心から願うのだろうと思う。

だから、私が思うに、奴隷の中にある、ある種の警戒心を如何に早く解いてやれるか?というのが、御主人様の腕の見せどころなのだろう。

どんなに恥ずかしい姿を晒しても、どんなに無様な状態になっても、御主人様はそれを嘲りこそすれ、見捨てたりは絶対にしない。

そして、心の中をどんなに開いて御主人様に見せようとも、それを全て受け止めてくれる。

奴隷にそう思わせる、無意識にそれを感じさせる、そしてそれが奴隷にとって普通のことになる。

その状態に奴隷を持っていくことが、御主人様の義務ではないかと思う。

それには、御主人様の側も奴隷にきちんと自分を見せてやることが必要なのだろう。

そうすることで、奴隷も自分を開放することができるのだと思う。

たとえ主従であっても、自分が見せないものは相手も見せないというのが、人間関係の基本だろうと思うから。

そして、私はそれが出来ていたのだろうか?

奴隷にきちんと自分を隠さずに見せていたのだろうか?

最近、それを思うことがある。

あの頃のことを、じっくりと考えてみると、答えは否。と言わざるをえない。

私は、御主人様としての自分を作り上げていたところがあったように思う。

それは、普段の自分ではない、架空の自分。

それの上で奴隷と接していたように思うのだ。

もちろん、それは奴隷の望む御主人様のイメージを崩さないでいてやりたいという思いもあったのだが、

私自身が完璧な御主人様として君臨していたいという欲に駆られていたようにも思う。

やはり私は、御主人様だった時、気負っていたのだなと、今思い出してちょっと苦笑してしまう。

もう少し奴隷を信頼し、もう少し御主人様であることに固執せず、そして、もっと素の自分を出しても良かったかも知れないと、今になって思うのだ。

それでも、主従は成立し、それなりの調教ができたのではないか?

もっと楽に、私もリラックスして楽しむことができたのではないか?

そして、そのほうが、奴隷にも良い調教ができたのではないだろうか?

奴隷に、もっと満たされた気持ちを与えてやることができたのではないだろうか?

今となってはもちろんわからないことだが、そんなことを思う。

このブログに書いた他のエピソードを読んでいただいてもわかるが、基本的に私は見栄っ張りだ。

こんな御主人様に飼われていた私の奴隷たち、「本当に幸せだったかい?」

今となっては聞くことすら出来ないことだが、いまさらながら、頭の中に、そんな質問が浮かぶ。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

このエントリーは、特にSMとは関係ない、私の現状について書くという、非常に個人的な話だ。

なぜそんなことを書こうと思ったか?というと、私の現状について、ご心配くださっている読者の方が、少しいらっしゃるようなので、それにお応えするという意味合いだ。

私の現状になど興味のない方はかなり多いと思うので、そういう方は、読み飛ばしてくださって構わない。

興味のある方だけ、読んでいただければという、エントリーで、なんだか申し訳ない。



さて、ありがたい事に、ブログをやっていると、メールやコメントを頂くことがある。

ブログを始めようと思ったときには、こんなエロ動画も、調教写真も、官能小説もないSMブログに、誰も興味を持ってくれないんだろうなぁなんて思っていた。

だから、私のSMについての過去の気持ちや経験を整理するために使おうと思って立ち上げた。どちらかというと、自分の為に。

最初は、どうせ来ないだろうから、コメント欄もメールフォームもつけないでおこうかと思った。

でも、やっぱり私は誰かとコミュニケーションがしたかったのだと思う。

感想を聞きたかったのだと思う。

私が書く昔の思い出話に少しでも付き合ってくれる人がいてくれたら嬉しいと思っていたのだと思う。

だから、コメント欄も残したし、メールフォームもつけた。

それに、たくさん人が来てくれれば、興味を持ってくれる人ももしかしたら居るのではないかとおもったから、ブログランキングにも参加してみている。

そして、今、私の当初の予想に反して、コメントもたまに頂くし、メールもかなりの数、いただくようになった。

いただくのはメールのほうが多いのだが、やっぱりこういうブログだから、公開されてしまうコメント欄には書きにくいのだろうか?なんて、そんなことを考えたりもするようになった。

とにかく、当初考えていたよりも、色々な方とのコミュニケーションが出来ていて、私としては非常に嬉しく思っている。

そんなコミュニケーションの中で、多くの方に聞かれたことがある。

それは、「今のvetさんはどうされているのですか?」ということだ。またそれに付随して、「もう御主人様をやる気はないのですか?」ということも聞かれる。

こんなご質問をいただくのは、かなり驚いたし、しかも一人ではなく、複数の方から同様に聞かれたから、さらに驚いた。

奴隷を失った御主人様のその後というのは、惨めで興味をそそるものなのだろうか?なんてことなのかなぁと思ったら、実はそうではなく、私が世捨て人になっているんじゃないかと心配してくだっさったり、もう女への興味をなくして無気力になっているのではないかと危惧してくださったり、と本気で私のことを気にかけてくださっている方ばかりで、驚いたと同時にありがたく思った。

なので、メールを下さった方にはお礼のお返事と私の近況を書いたのだが、そういうメールが何通も来たり、コメント欄でも聞かれるということは、メールやコメントを下さったことのない読者の方の中にも、同じような疑問を持たれている方がいらっしゃるのではないかと思い、このエントリーを書くことにした。

このエントリーは、そういう経緯で書いている。


なんだか、前置きが長くなった。

私の現状を書く。

まず、今は私は東京にはいない。

奴隷をすべて失ってから少し経って、北海道の函館という街に引っ越した。

今はその街で暮らしている。

仕事の都合で、引っ越したということだ。でも、残ろうと思えば、東京に残ることもできた。

だから、奴隷を失ったことが東京を離れることになんの影響も与えなかったか?といえば、それは違うような気がする。

やはり多少のショックがあり、そこから逃れようと、住む場所を変えたいという気持ちが少しもなかったとは言い切れないと思う。

でも、少なくとも、悲しみにくれて東京をあとにしたというような大げさな気持ちの揺れがあったわけではない。

私としては、仕事が一番の理由であったということに、心のなかではなっている。

本当のところはどうなのか?というのは私にもよくわからない。

そして、今は奴隷もいないし、普通に付き合う女もいない。独り身の状態だ。

今は独り身というのは、ブログの中で何回か書いたのだが、それも皆さんにご心配をおかけする要因になっているようだ。

でも、悲嘆にくれて、「女なんてもういい…」とか思っているわけではないのでそれは心配しないでいただきたい。

単に、付き合う相手がいないだけだし、奴隷がいないのも、現在は出会うための努力をしていないだけだ。

ただ、前ほど奴隷(または女)との付き合いに積極的ではなくなっているという気持ちはあるような気がする。

是が非でも、奴隷や彼女を作らなければ!という気持ちは今はあまり湧いてこないから、そういう面では消極的になっているかもしれない。

奴隷を失ったことというのは、やはり私の心境に影響を与えていると思う。

でも、メールをくださった方の中に「人によって傷付いた心は、人によってしか癒されない」と言ってくださった方がいらっしゃるのだが、その言葉にはすごく励まされた気がする。

私の中の消極性を見抜かれ、そうアドバイスして背中を押してくださった。

ありがたい事だ。

こういうことも、ブログでコミュニケーションをする可能性を閉じずにいてよかったと思うところだ。

だから、私は「もう御主人様をやる気はないのですか?」という、もうひとつの質問には、明確に答えられる。

「機会があればやってみたい」と。

ただ、それは現実的に考えて、今すぐにできるとは思っていない。

そう簡単に奴隷となるM女が見つかるとは思えないし、それを探すために今すぐに私が行動を起こすということも今は考えていない。

もちろん、私の奴隷になりたいというM女がいきなり見つかってしまえば、御主人様にすぐにでも戻りたいとは思うが、そんなM女が道端にホイホイ落ちているものではないので、そんな可能性を本気で考えているわけではない。

今はまずブログに過去を書く事で気持ちの整理をつけ、次へ向けたステップにしていきたいと思っている。

その後になるか、その途中になるかはわからないが、縁があれば、また奴隷を飼ってみたいと思っている。


ということで、現状の私は、こんな感じだ。

だから、あまり心配しないで欲しい。

というか、ご心配いただけるのはとてもありがたく、光栄なことなのだが、皆さんにご心配をおかけするほど私はひどい状態というわけではないということをわかっていただければと思う。

奴隷を求めるための行動が積極的とは言いがたいが、かといって奴隷を得て御主人様に戻ることも含めて、何もかも諦めているというわけではないし、ましてや世捨て人になってるわけでもないので、大丈夫だ。

時が来れば、自然に奴隷を求めるようになるのかも知れないと思っているし、今すぐに奴隷が見つかれば御主人様に舞い戻る覚悟というのもある。

だから、「奴隷にして欲しい」というM女がいれば、私はそのことについて真剣に前向きに考えると思う。

ただ、今は、奴隷はいないので、ブログを書きながら、過去を振り返りつつ、先を見据えてじっくり過ごしているところだと思っていただければ、それが一番当たっていると思う。

ということで、今回のエントリーは、今までで一番面白くなかったかと思うが、一応このブログのWEBマスターとして、書いておきたいと思ったことなので、許して欲しい。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト



ある時、知り合いの御主人様である浩二(仮名)と、食事をする機会があった。

私も浩二も奴隷を連れており、二人と二匹での会食となった。

その時、私が連れていったのは理沙だった。浩二が連れてきた奴隷は久美子といった。

その会食自体は、特別なものではなく、たまに一緒に飲もうか?というくらいのものだったので、

特別に高価なお店に行ったわけではなく、駅前とかにある、学生とかにはちょっと高めだが、社会人にしてみればそれほど懐も痛まない程度のお店に行ったのだった。

それでも、話すことは自然にSM絡みになることは分かっていたので、やっぱり個室を選んで席につき、そこで盛り上がっていた。

浩二は、ごく普通の御主人様で、私とは他の人の紹介で知り合い、それ以来仲良くしていた友人の一人だった。

その奴隷の久美子はちょっとポッチャリした体型だった。笑顔がすごくはつらつとしていて、性格も明るく、奴隷の影のようなものは感じられない奴隷だった。

だから、話をしていても、とても楽しく、SM愛好者の集いとは思えないほど、明るい雰囲気で会話が弾んだ。

話を始めてしばらくは、やっぱりSMの話をしていたのだが、そのうちに、久美子が車を買うという話題が出てきた。

久美子の務めている会社が、結構な郊外に移転し、通勤に車を使っても良いことになったそうで、そのために自家用車を買おうと考えているとのことだった。

東京の場合、通勤通学には、電車やバスなどの公共交通機関を使う人が圧倒的に多いと思われるし、会社に普通の社員が車で通勤できるところというのも珍しいので、久美子の話は、ちょっと興味深かった。

そして、そのうち話題はどんな車を買うか?というところに移っていった。

久美子は特に車に詳しいわけでもないので、単純に維持費の安い軽自動車にしようと考えていたらしいのだが、

私(理系)、浩二(カーナビを作ってる会社に勤務)と、車に関しては、色々と話したいことがいっぱいの二人なので、久美子の希望を聞きつつも、こんな車がいいとか、あんな車がいいとか、好き勝手なことを言って盛り上がっていた。

最後には、外車を買ったらいいとか、そんな事まで言い出す始末で、久美子が困っているのがわかったのだが、それはそれとして、会話を楽しんでいた。

ちなみに、いろいろな車についてたくさん話はしたが、久美子が最終的に買ったのは、やっぱり軽自動車だった。

しかも、浩二は、車には詳しくない久美子だけでは心もとないからと言って、ちゃんと調査から購入まで、久美子の希望を聞きつつ、面倒を見たそうなので、話していたことと、やっていることはかなり違ったのだった。

まあ、要するに、このときの車の話は酒の肴というだけのことなのだが…。

だが、その話のなかで、一つだけ、浩二と久美子が気にかけていることがあった。

それが、車のナンバー。

今の車は、新車を購入すると、ナンバーを自分の希望の番号にすることができる。

なので、それをどうするか?ということで、迷っているというのだった。

「私は、935で良いと思うんですけれど…」

と久美子はいうのだ。

というのも、名前が、”くみこ”だから、その語呂合わせでいいと思っているようだった。

だが、その御主人様である浩二は、それに納得していないのだった。

「それじゃあ、なんにもひねりがなくて面白く無いだろ」

なんていうのだ。

「じゃあ、どんなのがいいんだ?」

と私が聞くと、

「やっぱり奴隷らしいなんか、気の利いた番号がいいと思うんだけどな」

「車にまで、奴隷らしさを求めるのか?」

なんて、私は少し呆れ気味に苦笑したのだが、浩二は、

「当たり前だよ。奴隷は、どこまでも奴隷なんだからさ。車に乗っていてもいつもそれを意識していないと」

なんて、また理不尽な御主人様理論を振りかざす。

冷静に考えてみれば、車に乗っていたら、ナンバーなんて自分で見ることは出来ないし、ナンバーが何番であろうとも、奴隷はいつも奴隷なのだろうと私は思うのだが…。

でも、浩二は、それでは納得していないのだった。

そんな浩二に私が、

「まあ、奴隷らしさはいいとして、なんか、一つくらい、案はないのか?」

と問うた。

「それが困るんだよな…。何も思い浮かばない。vet、なんかない?今日は、それが聞きたくて、飲みに誘ったようなものなんだからさ」

「お前さ、自分ではなにも考えてないくせに、奴隷らしさが足りないとかいうの、無茶苦茶理不尽だと思うけどな」

「なんだよ、理不尽で悪いのか?vetだって、奴隷には理不尽に接しているだろ?」

「まあ、そうだけど…。でも、自分で言い出したことくらいには責任持てよ」

なんて、こんな馬鹿な事を話しながら、何番がいいのか?何番にするのが奴隷にふさわしいのか?というのを私もいつの間にか考え始めていた。


次回、中編に続く。

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飲み会の席で、浩二の奴隷である久美子の車のナンバーを何にするか?ということで、奴隷らしい番号というのを考えていた二人と二匹。

だが、そうそう奴隷らしい番号の語呂合わせなんていうのも見つかるものではない。

しばらく考えたが、まず最初に私が白旗を揚げた。

「だめだ、何も思いつかない。俺は、935に一票だな」

と言ったら、久美子が、私の方を見てニコッと微笑んだ。だが、浩二は私の方に口を尖らせて、

「お前、もう逃げるのか?」

と言った。

「逃げるって…。何も案のないお前と一緒だろ」

「でも、もう諦めてるし。やっぱり逃げてるな。この根性無しめが」

「ああ、もう、どんな評価でもいいよ。好きにしてくれ」

私は苦笑しながらそういった。だが、それをよしとしない者がそこに居たのだった。

それは、私の奴隷、理沙。

「御主人様が根性なし扱いされるのは、ちょっと納得できないです」

と、なんだか真面目な顔で言い出した。その発言に私は意表を突かれ、

「え?」

と、理沙の方を見た。

そして、浩二も久美子も、理沙の唐突な発言には驚いたらしく、一斉に視線を向けた。

「え、いや、それほど深い意味じゃないんだけど…」

と、浩二が苦笑いしながらフォローをいれるが、理沙は、

「それでも、御主人様が根性なしと言われるのは、やっぱり納得できません。ですから、私が御主人様の代わりに考えました」

「そうなの?」

私は、理沙がそんなに考えていたとは思わず、かなり意外な展開に驚いていた。

「はい。ちゃんと御主人様の分、考えてありますから」

と、理沙は私に向かってにっこり笑って自信満々に言う。

「で、どんな番号?」

と、浩二が問うと、理沙は、

「2910です」

と言った。

「2910?どういう意味」

パッと見た感じですぐに分かる番号ではなかったので、皆の関心はその意味に集まっていた。

理沙が説明する。

「2は”に”、9は”く”、次は、二文字で、10として、とうで”ど”、最後は0をもう一回使って、”れい”で、”にくどれい(肉奴隷)”って言うのはどうですか?」

その説明に、皆がそれぞれに反応を示す。

私は、そこまで考えた理沙が正直すごいと思ったから、「おぉ」と感嘆の声を上げ、

浩二はかなり気に入ったらしく「それいいな!」と、手をたたき、

そして、その車の持ち主になる久美子は少し恥ずかしげに、顔を赤くした。

浩二が、

「久美子、2910にしろよ。いつも”私は肉奴隷です”って、皆さんに宣伝しながら走っているようなものだから、車に乗るのが、ある意味野外調教になるな」

「で、でも、ちょっと恥ずかしいです…」

久美子は顔を赤くしたままで、うつむいてしまった。それを見て私は、

「確かに、恥ずかしいよな。でも、説明されなければ、誰も”肉奴隷”とは思わないと思うよ」

と、フォローのようなフォローになってないような事を言ったのだが、実際に自分で由来を分かっていて乗るのはたしかに恥ずかしい気がする。

理沙も残酷な番号を思いついたものだなと、私は内心で苦笑していた。

そして、理沙は、

「あ、ごめんなさい。嫌な番号だったですか? 私、御主人様が根性なしって言われるのが嫌で言っちゃったんです。すいません」

と、久美子に謝っていた。

「それはいいんです。うちの御主人様の口が悪いんですから」

「なんだと!」

と浩二は言うが、それを他の皆は、笑いながら見ていた。

「とにかくだ、この番号でいこうな?久美子」

と、浩二は2910がかなり気に入った様子。それに対して、久美子は、

「vet様も一票って言ってくださいましたから、935でいいです。2910は恥ずかしすぎです」

と、935を譲らない様子だった。

それからしばらくは、浩二と久美子が番号のことで言い合い、それを私と理沙が楽しく見物させてもらっていた。


次回、後編に続く。

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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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