理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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私には、歳の近い弟がいる。

小さい頃は、喧嘩もしたが、よく一緒に遊んだ。

そんな弟との小学生のときの正月の朝の話。

正月の朝、まだ、家族が誰も起きてこないのに、私と弟だけは、なぜか起きてしまったので、居間に行った。

そして、なぜだかわからないが、性器を出していた。

子供だから、おちんちんを出していた、と書いたほうがいいか。

その時点で、大人なら完全に変態扱いだが、子供というのは、その点、かなり楽なもので、その程度のことは、許される。

いいご身分だ。

そんな、正月の朝、おちんちんを二人で出した状態で、弟が言った。

「これ、かわいい女の子を見ると、大きくなるんだよね」

と。

「あ、俺もだ」

と、同意したのだが、あの頃、”勃起”、ということ自体、よくわかっていなかったから、弟はそれが不思議だったらしい。

そして、私も不思議だった。

でも、なぜか、それが大きくなるということ。そして、その大きさが大きいことがいいことだと思っていた。

この段階で幼いながらも、男の見栄があったのかも知れない。

そして、何をしたのか?

二人で、定規を持ってきて、計ってみた。

今思うと、あの頃、AVを見るでもない、エロ本を読むでもない、ただ、学校のクラスメートのかわいい女の子(裸でもない)を想像するだけで、勃起したのだから、ある意味、すごいなと思う。

でも、バカ兄弟。

と、こんな情けなくも恥ずかしい思い出がある。


あるとき、小さい頃の話を奴隷としていて、このことを話した。

私は、あくまでもバカな小学生時代の笑い話として、話をしたのだが…。

それに対して、奴隷が言った言葉。

「御主人様、弟さんとはいえ、私よりも前に、男性にペニスを見せていたなんて、ガッカリです」

と、かなり、強く言われてしまった。

突っ込むのはそこなのか?

それでいいのか?

というか、その奴隷に見せたあとなら、私が、男にペニスを見せてもいいのか?

そもそも、過去のバカ話のはずなのに…。

もう、私のほうが、突っ込みたいところ、満載だった。

だが、奴隷はかなり真面目な顔で、続けた。

「御主人様に、そのころにお会いしていたら、絶対にそんなことさせなかったです。私で、性欲を処理していただきたかったです」

その頃って…。

私との歳の差を考えたら、確実に奴隷は小学校低学年だ。

いくらなんでも、性処理は無理だろう。

それに、その頃から、私が御主人様なんてやっていたわけではない。

奴隷なんて論外だし、女の子よりも、ビックリマンチョコのシールだとか、ミニ四駆だとか、ファミコン(買ってもらえなかったが…)だとか、そっちの方に興味があった。

それに、外で虫をとったり、サッカーしたり、泥だらけになって、遊んでいることも多くて、やっぱりその方が楽しかったと思う。

クラスに、可愛いなと思う子はいたし、その子と隣の席になったりしたときには、ドキドキしたのは、事実だが、正直、あの時には、女の子なんて、どうでもよかった。

帰りの通学路がちょっと違ったとか、道端で石を投げていたとか、そういうことをいちいち朝の会とかで報告して、先生に怒られる元を作り出す、うるさい存在だと思っていたくらいだ。

だから、どう考えても、性処理をさせるなんてことはありえないのだが。

それを言っている奴隷はかなり本気な表情。

私は、奴隷と、小さい頃の話ができれば良いと思って言ったから、こういう反応をされるとは、夢にも思わず、どう返すかと、少し考えたのだった。

だが、そんな私の心境など、お構いなしに、奴隷は、更に話を進めた。

「御主人様、その頃、好きな女の子とか、いらしたんですか?」

なんて聞いてくる。

女の子には、それほど興味はなかったが、それでも、気になる子は居たから、

「ああ、まあ、居たな」

と言ったのだが…。

「もしかして、奴隷にしたのですか?」

なんて言い出す。

いや、だから、奴隷とか、その時は考えないから。

小学生だから。

そのこと、認識してるのか?

と、思ったから、

「お前、小学生だぞ。わかってるか?」

と言ったのだが…。

「でも、私、小学生の頃から、虐められるのとか、なんだかいいなって思ってましたから…。だから、御主人様も、虐めるのとか、お好きだったのかなぁって思って」

確かに、たまに居るのだ。

小さい頃、すでにM性に気がついていた(それをマゾヒズムという言葉や性癖として認識するかどうかは別として)というM女が。

それが、その奴隷だった。

私が奴隷にしたM女の中にも、この奴隷の他に、もう一匹、小さい頃に自身のM性に気がついて、主人公がいじめられる童話を読むのが好きだったとか、そういう話をしていた奴隷も居る。

その奴隷は特にM性が強かったように感じる。

だから、これは、不自然なことではなく、M性が強い場合や、早く目覚めてしまった場合の自然で普通のことだと私は思うのだが…。

でも、そのせいで、こういう話になるのだ、ということに、そのとき、やっと気がついた。

とはいえ、私が自分のS性になんとなく気がついたのは、かなり後になってから。

だから、小学生のときには、そんなこと、微塵も考えていなかった。

女の子をいじめるなんて、悪いことだという認識のほうが強かった。

というよりも、SMはおろか、セックスの事自体、まったくわかっていなかった。

女の子のスカートめくりすらできない、シャイな子供だったのだから。

「それはない」

「でも、御主人様なら、ありそうで。もしも、そのとき、私に出会っていたら、奴隷にしてくださったでしょうか?」

「確実にしなかったな。SMのことなんて、夢にも思ってなかった」

「そうですか…。とても悲しいです」

本気で悲しそうな顔をする奴隷。

「俺の過去に踏み込むな」

「やっぱり、意地悪です、御主人様は。きっと、小さい頃も、意地悪だったんですね」

なんて、ちょっと拗ねている。

なんで、そうなるんだ?

だいたい、私が小さい頃も意地悪だなんて、勝手に決めるな。

と、思ったのだが。

まあ、それはそれで、奴隷の気持ちもわからなくなかったから、

「過去はいい。今は、お前は俺の奴隷なんだ。それで、十分だろう」

「その頃にお会い出来なかったのが、少し、不満ですけれど…。仕方がないのですよね。でも、悔しいです」

なんて話をして、納得?させたことがある。

でも、本当に、こういうのは面白い。

だから、奴隷と昔の話をするのは、楽しかったなと思う。

もちろん、つらい話もあって、それを真剣に聞いてやったこともたくさんあるが、そういうことも含めて、奴隷のことを知り、私のことを話せたのは良かったと思う。

こういう部分から奴隷のことを知るというのも、お互いの理解を深める一つの方法だ。

だから、主従関係を結ぶとき、また、奴隷のことを知りたいとか、自分を知って欲しいと思うとき、小さい頃の話なんかをしてみるのも、一つのコミュニケーション手段だ。

この時の私は、M性がそんなに幼い頃から出る場合もあるということを知った。

その奴隷のM性について、一つの知識を得た。

それと同じように、こういう話をすることで、意外な発見があるのではないかと思う。

そして、それが、奴隷との関係を深めるのに役立つこともある。


ちなみに、弟との、この、”元旦早朝勃起勝負”は、一応、兄である私が勝ったのだった。

今、弟と、こんな勝負をすることは無いと思うが、今なら、どちらが勝つかはわからない。お互いに十分に大人だから。

あのときは、私のほうが成長していたから、勝ったのだと思う。

それにしても、正月早々、何をしていたのか?

初夢ならぬ、初勃起…。しかも、計測。

今考えても、バカな兄弟だなと思う。


ちなみに、この勝負を終えた瞬間、居間でなんだかゴソゴソやっているのに気がついたらしい母が起きてきて、おちんちん丸出しの二人の息子を見つけたのだった。

母は、「はぁ」とため息を付いたあと、

「お正月早々、馬鹿なことしてないで、さっさとしまいなさい!」

と、怒ったのだった。

あのとき、母は、何を思っていたのだろう。

かなり、情けない気分だっただろうと思う。


母へ。

本当に、バカ息子で、すいません。


ということで、今年も、こんなブログだが、お付き合いいただけると幸いだ。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト


今年、すでに、一つエントリーを書いてしまっているのに、今更、ご挨拶というのも、変な話なのだが…。

少し事情がある。

ブログ拍手というのが、このブログには付いているのだが、それを押していただくと、私宛のコメントを書くこともできるようになっている(もちろん書いても、書かなくてもいい)。

でも、そのコメントを非公開で書いていただくと、実は私はそれに返信ができないという、ちょっと不便な仕様になっている。

なので、今まで、非公開で書いていただいたブログ拍手のコメントには、返信していない。

FC2のブログを持ったことがある方は、非公開の拍手コメントに返信出来ないことはわかっておられると思うので、私からの返信を必要としていないから、そこに書かれるのだと思う。

それなら、別にいいのだ。

でも、わかっておられる方ばかりではないと思う。

通常のコメント欄では、非公開コメントにも、返信するのに、拍手コメントには返信しない(できない)のが、ずっと気になっていた。

そこへ来て、今回、非公開の拍手コメントで、新年のご挨拶を何人かの方から頂いた。

でも、上記のようなことなので、返信できない。

やっぱり気になる。

なんだか、モヤモヤする。

やっぱり、挨拶というのは、人として、とても大事なことだと思うのだ。こんな変態でも。

だから、それに代えて、エントリーにしてみた。

ということで、私からのご挨拶。



あけましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いします。

皆さんにとって、良い年になりますように。

主従関係にある方は、幸せに、過ごせますように。

お相手を探しておられる方は、良い人が見つかりますように。

また、ブログを楽しみにしてくださっている方には、心からの感謝を。

皆さんのご多幸をお祈り申し上げます。



まとめてしまって申し訳ない。

それから、ついでなので書いておく。

今後も非公開の拍手コメントには、返信できないので、もしも、あまり他の人に見られたくなくて、なおかつ、私の返信が欲しい場合には、通常のコメント欄で、非公開コメント(”管理者にだけ表示を許可する”にチェックを入れる)で、書いていただくか、メールにしていただければと思う。


初めて奴隷を持ったとき、私が一番悩んだのが、調教っていうのは、どうやって進めていくべきなのか?ということ。

つまり、初期の調教では何をするのか?というような、本当に基礎的なことだ。

いきなり、ハードなことをしても、奴隷が耐えられないのは私にも想像がついたし、私自身も初めてだから、そんなプレイを問題なくこなせる自信は無かった。

鞭も、縄も扱ったことがない。

犬も猫も飼ったことがないから、首輪をはめたことすら無かった。

誕生日や墓参りで、ろうそくに火をつけたことはあるが、その蝋を女の上に垂らすなんてこと、もちろん経験がない。

唯一、小さい頃に、洗濯ばさみで、弟の耳をつまんで泣かせたことがあるくらいだ。

それも、もちろん、SM的なことではなく、ただの兄弟喧嘩だ。

”御主人様”といっても、本当に初期というのは、誰でもこんなものだろうと思う。

それとも、私だけが特にわかってなかったのか?


やってみたいプレイというのは、私も思い浮かんでいた。それができるということに興奮してもいた。

でも、本当にやって良いのか?どんな加減でやれば良いのか?

そういうことがわからない。

多分、順序を踏んでいかなければならないのだろうと思っていたのだが…。

だから、どこから手をつけるべきなのか?ということで悩んだのだった。

これでも、一応、真面目?に考えるタイプだから、それなりにちゃんとしたセオリーで調教してやらなければ、などということ思っていたりする。

堅苦しい男なのだ。

そんな私の性格も多分、邪魔をしていたのだと思う。

やってみて、適当に考えていけばいいとか、そういうことではダメだと思ってしまっていた。

最初からきちんとやろうとしていた。

それだけ、奴隷に対する責任を感じていた、ということではあると思うのだが、その責任を感じるから、余計に、身動きがとれなくなっていたように思う。

なにか、手がかりが欲しかった。

だが、奴隷の調教に関するハウツー本など、美佳とのセックスのときに見つけてきたハウツー本を探すよりも、さらに難しかった。

実際、一つも、見つけられなかった。

これでも、必死で探したのだ。

普通の書店に売っていないのは明らかだから、SMグッズの販売店などにも行ってみたが、初心者御主人様のためのハウツー本など、やっぱり存在しなかった。

逆に、SMグッズの販売店には、当時の私にとっては、過激なものが多かったから、余計に打ちのめされて帰ってきたように思う。

だから、結局のところ、SMのAVを見てそれを真似るという方向になってしまったわけだが、それはそれでまた難しい。

私はSMのAVをかなり見たと思う。

本来なら、それで自慰でもするところなのだろうが、そんなことせずに、その画面の中で、奴隷を責めている人たちが何をしているのか?というのを観察した。

でも、それも、ヒントにはなるのだが、私に大きな光明を与えてはくれなかった。

SMのAVというのは、いきなり過激なことをやってることが非常に多いから。

道具も大掛かりなもの(磔台とか、開脚台とか、檻とか、三角木馬とか)が頻繁に出てくるし、高度な縛りも出てくる。

奴隷に対しても容赦がない。奴隷も初心者じゃないのがわかる。

しかも、何人もで、同時に責めているようなものもよく見かける。

そんなものは、一度も調教をしたことがない初心者御主人様(と初心者奴隷)にとっては、あまり参考にならないのだった。

はっきり言って困った。

御主人様として、奴隷として、初めて会う日、初めて調教をする日が近づくにつれて、気分だけは高揚するものの、自信は萎んでいった。

もう、途方にくれてしまい、「奴隷にする!」とは言ったものの、調教を開始することにはかなりの迷いがあった。

「ちょっと待ってくれ」と、言いそうになったのだが、奴隷にするということを決めた経緯も考えると、今更、私がそれで悩んでいるというところを見せるわけにも行かなかった。

なので、必死で考えて、私はやっと一つのことを思いつく。

それは、当時、知り合いだった、SMをしている夫婦に聞いてみるということ。

早速、多少強引ではあったのだが、無理を言って会う時間を取ってもらった。

そして、御主人様が最初にすべきことはなにか?という質問をしたのだった。

そうしたら、いきなり笑われた。

もちろん、馬鹿にしているわけではないのだが、

「御主人様になったのだから、好きなようにやればいいのに」

と、私が考えすぎているということを、指摘して言われたのだった。

でも、好きなようにやれと言われることほど、大変なことはないので、なんとか頼み込んで、最初にやるべきことのセオリーを話してもらったのだった。

その時に言われたこと。

基本的には、床に座らせて(御主人様よりも低い位置にさせて)挨拶をさせる、普段からも敬語を徹底させる、首輪をつける、といったところから入る人が多いんじゃないのか、ということを教えてもらった。

縛りや、鞭などは、徐々に慣れていけばいいし、使わない人もいるから、それはそれでいいと思うと言われた。

それよりも、主従であること、その雰囲気をしっかりと作って、それが、お互いの心地良い居場所だと思えるようにする、それが大事。

そんな話をしてもらった。

最初は苦笑していたのだが、そのご夫妻は、すぐに真剣に、私の質問に答えて下さった。

それを参考に、私ももちろん、さらに色々な事を考えて、そこから入った。なんとか、うまくはじめられたと思う。

そして、慣れてくると、自分でも加減がわかるようになって、少しずつ形になっていったし、一旦、そういうことがわかってしまえば、

私はそこから考える事自体は、全く苦にならないので、その後は、色々とやらかしながらではあるが、やっていけるようになった。

そのうちに、私なりの調教や奴隷との接し方の形というものを作ることができていたと思う。

完璧に完成したとは、絶対に言わないし、これから奴隷を持つことがあればまた変わっていくのだろうが、それなりに、ちゃんとしたものには、到達できたのはないかと思う。


今思えば、SMという、世間から見たら明らかな変態行為を真面目な顔をして習いに行ったわけだから、なんだか苦笑してしまう。

そして、もちろん私が習いに行ったことなど、奴隷には内緒だ。

今になると、あの頃の私の必死さは、自分でも微笑ましく思ってしまう。

ちょっと考えればわかったことなのかもしれない。

未熟すぎる御主人様だっただろう。

でも、奴隷に対しての責任をちゃんと意識して、しっかりとしたことをしたいと思っていたことからの行動だったから、そう思っていたことに関してだけは、今でも、自分を褒めたいと思う。


多分、こういう需要もあるのではないだろうか?

世の中にはありそうでないものがある。

その一つが、きっと、初心者御主人様向けのハウツー本。

題名をつけるなら「はじめての奴隷調教」だとか、「御主人様入門」といったものだろう。

入門書ではあるが、やっぱり有害図書の指定されるのだろうな、なんて、馬鹿なことを考えたりする。

ちょっとネットで探してみたが、それらしいものは、今も売ってないようだ(見つけられないだけかもしれないが…)。

ただ、今は本ではなく、ネット上に、結構そういうのを紹介している御主人様のサイトやブログが見つかったりするから、いい世の中になったものだとも思った。

私のときにも、そういうものがあったのかもしれないが、見つけられなかったから、もしも見つけられていたら、少しは楽だったのにと思う。

もしも、誰かが、初心者御主人様向けの奴隷調教のハウツー本を書いたら、結構売れるんじゃないのか?

今、SM本を書くなら、多分これがいいと思う。

私も、どんなことが書かれるのか、あの頃の私と比べて何が違うのか、興味があるから、読んでみたいものだ。


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幸一が、理沙にプロポーズをすることの許可を求めてきた時、私は、それを止めなかった。

感情的には、そんなことはやめてくれと思った。

私には出来ない手を使われることを許したくなかった。

でも、それまでの私の言動や、理沙が正確に判断するための材料として考えるなら、それを私が止めることはできないと思った。

だから、そちらを優先して、プロポーズをすればいいと、幸一に告げていた。

「本当にいいのか?」

「ああ」

「悪い。俺、本当に、理沙のこと取り戻したくなって…。何度か会ってるうちに、やっぱり理沙のことが、本気で欲しいんだって思うようになった。だから次に会う時、言おうと思う」

「あとは、理沙が選ぶだけだろう」

私は少し投げやりに言ったのだと思う。

「本当は嫌なのか?」

「…」

私は黙るしか無かった。

嫌だ。

でも、嫌だとは言えない。

やっぱり、ここでも見栄っ張りな私の、意地のようなものが働いていた。

幸一には、理沙に何でも言えばいいと私は言った。

それに、理沙が幸一を選んだ時に結婚を望んだら、それを叶えてやれるのか?とも聞いた。

だから、幸一が理沙に結婚の話をするのは、至極当然な成り行きでもある。

そんなことが頭にあった。

それを言ったのは全部私なのだ。

たとえそれを後悔していたとしても、やっぱり言ったのは私。

だから、感情を素直に出すことが出来なかった。

ルールでもなんでも作って、幸一にそれを言わせなければいい。私にない手札を使うな、同じ土俵で戦え、と言えばいい。

でも、そういうことが言えない。

「vet…。悪い。やっぱり、ずるいか…」

「…」

「でも、vetのことを語る理沙を見ていたら、俺が理沙に選んでもらうにはこうするしか無いと思った」

幸一は、格好を取り繕うようなことはしていない。理沙を得るために何でもするつもりなのだ。

そういう意味で、幸一のほうが純粋で、まっすぐだったと思う。

幸一は、必死だった。

今になるとそれがすごくわかる。

でも、私は、この時になっても、自分の本心が言えなかった。

私も必死じゃないわけではなかった。

それでも、理沙が、結婚ということを口にしていたことも思い出すと、理沙の望む幸せの中にはそれも含まれているのは、容易に推察できる。

その当時の私には、理沙とすぐに結婚することは、選択肢にない。

でも、その機会を幸一は提示しようとしている。

それを阻止することは、理沙の幸せを阻止することになるかもしれない。

そんな理屈が頭の中をグルグル回っていた。

「だから、良いって言ってる」

「良くないって顔して、良いって言われてもな」

「指輪まで買っておいて、今更、言わないってことはないんだろ。俺がなんと言おうと、もう、プロポーズすることは、決まっている。違うか?」

「それは、そうなんだが…。vetにも納得して欲しかったけど、無理か?」

「俺に納得しろって?無茶苦茶な話だな」

「そうだな…。理沙を奪いに行くってことは、vetとの仲をたがえることになるのか?」

「そうかもしれない。これまで通りに、お前と接することが出来るかどうか、俺にはわからない」

「そうか…残念だよ。でも、俺は理沙を取ると思う」

幸一が明確に言った。それが理沙への思いだった。

「わかってる」

「はぁ…」

「はぁ…」

二人でため息を付いた。

しばらく、無言だった。

その沈黙のあとに、私が言った。

「食うか」

もう、その話をしたくなかった。

「ああ」

幸一も私の気持ちは察してくれたらしかった。ただ、頷いた。

そして、のそのそと、どちらともなく、少し冷めかけた食事に手を伸ばす。

酒も頼み、幸一はタバコも吸い始めた。

そこからは、本当に他愛のない話をしたような気がする。

その前の話のインパクトがありすぎて、あまり覚えていないのだが、少なくとも、理沙のことは一切話題に出なかった。

いつもの様に食べて、いつものように飲んで、いつものように話をして、いつもの様に笑って、過ごした。

そして店を出たあとも、いつものように別れた。

「それじゃ」

「ああ、それじゃ」

理沙との関係もそうだったが、幸一との友人関係も、今まで通りでは居られないのかもしれないのだということを、改めて認識した日だった。

これで、幸一と笑って話をするのも最後かもしれないと覚悟した。


そして、最大の心配事。

幸一の理沙へのプロポーズ。

それが実行されることを、確信した。

私には、それに対抗できる何かがある気がしなかった。


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似たような人が、どのくらい居るのかは知らないのだが。

私の、足の小指の爪というのは、縦に線が入っていて、段差があり、左右2つに割れているように見える。

実際には、一枚なのだが、触ると、2枚のように思える。

気がついたらこうなっていて、足の小指の爪というのは、こういうものなのだと、勝手に思っていた。

だからといって、歩くのに困るとか、痛いとか、爪が割れる(先の方は微妙に分かれているが)とか、そういうことはないので、何の支障もないし、

別の怪我をしたときに、ついでに、整形外科で見てもらったこともあるのだが、

「こういう爪の生え方をする人、いますからね。でも、引っかかって嫌なようなら、手術も出来ますが、気にならないなら、そのままでも問題ないですよ」

と、軽く言われたので、私はそのままにしてある。

だから、これがまずいとか、そういうことは思ったことがない。

そして、私の小指の爪がこのようになっていることは、私の家族も、多分、知らない。

こんなこと、いちいち気にしてはいないだろうし、私も言わない。

もちろん、友人にいたっては、当然、私のこんな部分を見ているわけはないので、知っている人は居ないだろう。

プールや、海などに一緒に行って、素足になる機会もあったが、指摘されたことは一度もない。

ペディキュアをしたりして目立つ女性の足の爪なわけでもない、男の足の小指の爪なんて、普通は誰も見ない。

私だって、他人の足の爪なんて見ていない。

もしも、彼女が居たとしても、私のこんな部分にまで気がつくことは、おそらくないだろう。


そんな私の足の小指の爪なのだが、私と整形外科の医者以外に、知っているものがいる。

それが、奴隷。

なぜ奴隷がそれを知ったのか?というのは、多分、予測がつくと思う。

そう、私は、奴隷に、足を舐めさせたからだ。

その時、私は椅子に座り、床に投げ出した、その足の指を、奴隷が這いつくばって、親指から順番に舐めていた。

そして、その足舐めが、小指に至った時、奴隷は、違和感を舌で感じたのだった。

びっくりして、足から口を離し、目でも爪を確認してから、私の顔を見上げて言った。

「御主人様、爪が、割れちゃっています!」

と。

でも、私は、そんなことはわかっているので、ただ、

「誰が、やめろと言った?」

と、返した。

奴隷が驚くのもわかっていたのだが、それは無視して。

でも、奴隷は、それでは退かなかった。というよりも、退けなかったのだろう。

「でも、これでは、御主人様、すごく痛いのではないですか?」

なんて、とても心配して、聞いてくる。

だが、私はそれも無視して、説明もせずに、奴隷の頭を足で床に押し戻すと、その口に足の指を突っ込んだ。

黙って奉仕を続けろと。

さすがにそうされると、奴隷は、そのまま従って足舐めを再開したのだが、眉を寄せ、すごく切なそうな顔をしていた。

それは、足を舐めさせられているという、屈辱的な行為に対するものではなかったと思う。

そのとき、奴隷は、私の小指の爪が痛いのだと思っていたのだろう。

だから、小指を丹念に舐め続けていた。

本当に心配だったのだと思う。

そして、その時は舐めることしか許されなかったから、必死でそれをしたのだと思う。

その姿が、とても印象に残っている。

舐め終わってからも、その奴隷は心配そうに私を見る。

「御主人様、足が、痛くはないのでしょうか?」

と、また聞いてきた。

あまりにも、気にしていて、次のことをするのに支障が出そうだったので、爪のことは、説明してやった。

それで、なんとか、一応、安心したようなのだが、それでも、こう言った。

「でも、もしも、割れてしまって、痛くなったら、たくさん舐めさせてください。御主人様の痛みを和らげたいです」

ほとんど、懇願するように言った。

もう、「足を舐める」ということへの屈辱感や、抵抗感よりも、私への心配のほうが上回っていた。

這いつくばって足を舐めさせられてもなお、そんな風に思い、すがりつく奴隷が可愛らしかった。

でも、私はそれをそのまま認めたりはしない。

やっぱり、ひねくれ者なのだ。

「お前が舐めて治るのか?」

なんて意地悪なことを言う。

「それは…」

一瞬、奴隷はひるんだ。狙ってそうするのだから、本当に私は嫌なやつだ。

「ダメなのだろ?じゃあ、舐めても無駄だろう」

だが、それに対して、次に発せられた奴隷の言葉は、私の予測を超えた。

「大丈夫です!ツバつけておけば治るって、うちの母も言っていましたから!」

「…」

あまりにも意外な、そして、とても必死な上に、微妙にずれている発言に、とっさに返す言葉が思いつかなかった。

それに内心苦笑してしまった時点で私の負けだった。

「ですから、また舐めさせてください。お願いします」

そう言って、奴隷が頭を下げる。

奴隷は勝ち誇っているわけではない。でも、私は勝手に敗北感に打ちひしがれていた。

だから、

「好きにしろ」

とだけ、言ったのだった。

悔しい。

でも、奴隷は私のそんな心境など知らず、また、足舐めができること、そして、私の心配な部分を舐めるだけとはいえ、自分がケアできることに、喜びを感じていたようだった。

まだ心配する気持ちは残っていたようで、眉根を寄せながらも、小さく微笑んで、

「ありがとうございます。またご奉仕させてください」

と言った。

この奴隷は、私の親でさえ知らない私の体の秘密(というほど大げさでもないのだが…)を知っている。

しかも、それを感知したのは舌だ。普通の男女付き合いでは、まずあり得ないことだろう。

奴隷が御主人様を知る、というのは、こういう部分もあるのだった。

奴隷しか知らないもの。

奴隷だからこそ知り得たもの。

大きなものでは、私のS性なんかもそうだろう。奴隷以外には見せたことはないから。

奴隷しか知らないことだ。

私の体にしても、気持ちにしても、奴隷にだけ、見せたものがたくさんあったなと、今になると思う。

意識していたわけではないが、それだけ、奴隷には、私のことを見せてもいいと思っていたのだろう。

そういうものを見せられる存在としての奴隷に、私は癒されていたのだと思う。

それは、ありがたい事であり、感謝すべきこと、だったのだろうが…。

やっぱり、その言葉は伝えていない。

奴隷には、言えないことだった…。


ちなみに、何度足を舐めさせても、何も言わなかった奴隷も居る。

舐め方によっては、気が付かないものなのか、心配する必要がないと思ったのか、ただ単に、足の爪が、そういうことになる場合もあるのだと、わかっていただけなのかは知らないが。

でも、その奴隷も、他の奴隷たちも、私のことを、きっと、色々と知っていたのだと思う。

奴隷だけが知りうる私を。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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当ブログの管理人、vetへのメールは以下のリンク先のメールフォームから送っていただければと思う。2つあるが、どちらのメールフォームからでも、良いので、都合の良い方を使ってもらえればと思う。

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ブログよりも、短い話題はこちら。 こちらの方がブログよりも気軽に書いている。また、チャットみたいな感じで誰かと会話をしていることも多いので、ブログでの私のイメージと少し?だいぶ?違うかもしれない。あまり遠慮せず、気楽に話しかけてくれると嬉しい。

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掲示板形式で話ができる場所。ブログにコメントできない時のための非常用に作ったが、それ以外でも、私と参加者、また、参加者同士などで、話をするのにも気軽に使っていただければと思う。

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