理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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その日、理沙から電話があった。

「今日、これから、幸一さんと、会ってきます」

と。

それは、私が幸一と話をしてから、数日後のこと。

その日に、理沙が幸一と会うというのは、前から私も知っていた。

だから、理沙の電話に驚いたわけではない。

それに、いつも、理沙が幸一と会うときに必ずしてくる連絡だった。

そういう意味でも、普段と変わらない。

でも、その日だけは違う。

理沙は知らないが、私は知っていることがある。

幸一が理沙にプロポーズをするということ。

それは、幸一から聞いたから、確実なことだ。

理沙は、そんなことを幸一が考えているとは知らず、ただ、話をするために会うつもりでいた。

だから、電話口の声はいつもと変わりがない。

「そうか。今日だったな」

私は、そう言った。

でも、多分その声は、普段と少し違っていたのだろう。

「御主人様?どうかされたのですか?」

理沙が、訝しんでそう聞いてきた。

「いや」

「そうですか…。私、行ってきてもいいのでしょうか?」

理沙は私の様子に、そんなことを言い出した。

まだ、止められる。

ここで行くなといえば、止められたのだが…。

「ああ」

結局、私は止めなかった。

「それでは、行ってまいります。また、終わったら連絡させてください。あとで話も聞いてください」

いつものように、理沙が言った。

また、幸一と何を話したのか、私に報告するつもりなのだった。

いつもと同じ。

理沙はそう思っている。

「わかった」

「それでは、またあとでかけます」

そう言って電話が終わった。


その日、やっぱり私は落ち着かなかった。

考えても仕方が無いし、止められる機会はあったのに、それをしなかった。

だから、私は、間接的に、幸一のプロポーズを認めたことになる。

それで良かったのだとは、全く思っていなかったが、それでも、そうなってしまったことは、自分のせいだというのはわかりすぎるほどわかっていたから、

仕方が無いんだと思い込もうとしていた。

あの時間は、本当に嫌な時間だった。

理沙が、幸一と会っている。

おそらく、プロポーズを受けている。

それがわかるのに、何も出来ない。

それに、何も出来ないようにしてしまったのは、私。

もう、周りにあるものを壊して暴れたいくらいの気分だった。

でも、そんな時間でも、やっぱり、段々と過ぎていく。

そして、いつもよりも、少し長い時間が過ぎた時、私の携帯が鳴った。

理沙からの着信だった。

理沙は何を言うのだろうか?

おそらく、プロポーズされたとは言うのだろうが、それについて、どう思ったと言うのか?

いきなり、それを受けました、なんて言い出すのではないのか?

そんなことを思いながら、もう、恐る恐るという感じで、電話に出た。

「御主人様?」

理沙の声がした。

いつもとちょっと違って、なんだか、上ずっているように感じられたのだが、それは、本当にそうだったのか? 私が意識していたからなのか?は、良くわからない。

「今、お店を出て、幸一さんと別れました。これから帰るところです」

理沙が言っていることは、いつもと変わらない。

「そうか」

そして、その日の感想のようなものを言うのが、理沙の常だった。

だから、プロポーズされたのなら、それを言うはずだった。それほどインパクトのあることだろうから。

でも、理沙は、

「幸一さんの実家のトラブル、少し、片付いてきたそうです」

そう言ったのだった。

意外だった。

幸一は、プロポーズをしなかったのか?

そんなことが頭をよぎった。

「また、今日のお話、聞いて下さいますか?」

そういう、理沙の声は、やっぱり普段と違うように、私には感じられていたのだが、言っていることはいつもと変わりがない。

不可解だった。

でも、その場で問い詰めることはせずにいた。

「ああ」

「明日の夜に伺ってもよろしいでしょうか?」

「ああ」

「それでは、お休みなさいませ、御主人様」

そう言って、理沙との電話は切れた。

その話だけからでは、幸一と理沙の間で、何があったのか?

全くわからなかった。


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先程、久しぶりに、続き物の話を書いた。

最近、なかなか書けずに居た。

今、書いている理沙とのことは、私にとって、とても印象深くて、そしてたくさんのことを考え、悩んだ出来事だったので、簡単には書くことができない。

多分、これから先の話もそういう時期があると思う。

どんな気持ちでいたのか?というのを思い出すだけでも、色々ありすぎて、混乱しそうになる。

書こうと思って、パソコンに向かっても、いつの間にか、別の話を書いていたりする。

なので、四方山話が増えていた。

やっぱり、こういう時期のことを書くのは難しいなと思う。

それに、最近は、他にも強く心に思うところがあったので、余計に続き物の話を書くことに、抵抗していたところがある。

でも、書いておきたいという気持ちは、一番強いことだから、時間がかかっても書くつもりだ。

いただくメールの中に、続き物の話を楽しみにしていると書いてくださる方もおられるのだが、かなり遅筆で、申し訳なく思う。

ただ、こればかりは私の心と相談して、整理しながら書いているものなので、待っていただくしかない。

書ける時には、以前のように、連続して一気に書くこともあると思う。

今は、それができない時、ということ。

でも、それは別に、ネガティブなことではない。

ちゃんと過去を整理しているということでもある。

だから、気持ちとしては、落ち着いているので、よかったと思っているし、私自身も、前に進んでいるつもりだ。

ブログを書き始めたときに比べたら、はるかに、現在、そしてその先のことを、私はちゃんと考えるようになっていると思う。

次の私というのを、考えている。というか、期待している。

なにがあるのだろう?と、楽しみにしている。

そんな気持ちが、徐々に大きくなってきている。

それが、今の私。


やはり、書いていくこと、それを継続できていることというのは、私にとっては、とてもいいのだと思う。

続き物の話に限らず、全てのエントリーについて言えることだが、こうして、心を書きとめておく場所があるというのは、本当に幸せなことだ。

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少し前に、”奴隷と飲む酒”というエントリーを書いたのだが。

今回も、奴隷と酒を飲むという話。

SMっぽくない、普段の奴隷との過ごし方の話だから、つまらないと思う方は、飛ばしてもらっていい。


”上善如水(じょうぜんみずのごとし)”という日本酒がある。

かなりすっきりして飲みやすい日本酒として有名だと思う。

上善如水というのは、老子の思想を表した言葉だが、この酒、飲みやすいので、水のように飲めるという意味で、言っている人もいたりする。

私も最初はそういう意味だと思っていた。

また、”すず音”という、日本酒もある。

これは、ちょっと変わっていて、発泡する上、日本酒としては、アルコール度数がかなり低いもの。

どちらも有名な日本酒だから、ご存知の方は多いと思う。

でも、私は、特別にこの2つの酒が好きだったというわけではない。

もちろん、嫌いではないので、普通に飲むのだが、私がぜひ買って飲みたいという風に感じる酒ではない。

でも、酒を飲む時、これを用意する(させる)ことがあった。

そう、奴隷と一緒に飲む場合に。


私が、奴隷と酒を飲む時には、私だけが飲むということはほとんどない。

奴隷にも、飲みたければ酒は飲ませる。

もちろん、調教の最中に、奴隷を四つん這いにさせて、その背中をテーブル替わりにして飲んでいるような時は、別なのだが、

そうではなく、調教の後や、食事時など、ゆったり過ごす時間のこと。

その時には、奴隷にも遠慮することなく、飲みたければ、飲むようにと言っていた。

そうすると、飲むことは飲む。

ただ、私があまり酒が飲めないのを、奴隷は知っているので、そういう意味で、遠慮がちに、ではあったが…。


だが、そこで、少し問題が起こる。

女性は、日本酒が苦手な人が多いような気がする。

私の奴隷の中にも、日本酒があまり得意ではない奴隷が居た。

でも、私が日本酒が好き、というのは知っているので、奴隷は、そんな私に付き合って飲む、と言い出す。

「お前、チューハイでも、カクテルでも、ビールでも、好きなもの飲めばいいだろ」

なんて言うのだが、

「御主人様と一緒に飲みたいです」

という風に、私に合わせたがることが多かった。

頑固に、

「日本酒を飲むんです!」

と言い張る奴隷も居た。

でも、実際、日本酒が苦手な奴隷にとっては、きつい。

いくら奴隷が、私に合わせたいと、願って、頑張ったとしても、やっぱり難しいものは、難しいのだ。

「ケホ、ケホ」

なんて言いながら、一生懸命に、飲んでいるのを見ると、その気持ちを、可愛らしいとは思うのだが、ため息が出てくる。

酒というのは、我慢して飲むものではない。

美味しいと思う酒を、美味しいと思う分だけ飲むものだ。

なのに、奴隷は、私の前でそれがなかなかできない。

そういう状態を、何とかしたいと思った。


だから、奴隷の部屋で一緒に晩酌をすることになった、ある時、私は奴隷に言った。

「上善如水と、すず音って日本酒があるから、買っておけ」

と。

「御主人様、いつものなら、ありますけど…」

奴隷は私が好んでいる日本酒のことを言っている。

その奴隷は、すでにそれを買って、部屋に何種類かストックしてあった。

自分で普段は絶対に飲まない酒を、買い、大事にしまってある。

私がいつ行って、いつ飲みたいと言い出しても大丈夫なようにと思っているのだった。

そういうところも、健気で、可愛らしいとは思うのだが…。

その奴隷は、日本酒が、苦手だった。

だから言った。

「たまには、違うのが飲みたい」

と。

「そうなんですね。わかりました。買っておきます」

奴隷は、特に疑うこともなく、私がそれを飲みたいと思っているのだということで、納得した。

そして、当日。

調教を終え、晩酌のつまみを奴隷が作って、机に並べる。

さらに、奴隷が、上善如水とすず音、そして、奴隷が前からストックしていた、普段私が飲む酒を机の上に置いた。

言っておいた2本は、ちゃんと買ってきてあった。

「これで、よろしいでしょうか?」

日本酒に詳しいわけでもない奴隷にすると、有名な酒であっても、初めて買ったものであり、自信がないのだった。

「ああ」

「はぁ、良かったです」

といって、奴隷がホッとしている。そして、

「どれから、召し上がりますか?」

と、奴隷が聞き、私は、上善如水を選んだ。

奴隷が蓋をとって、私のお猪口に注ぐ。

「お前も飲むか?」

「頂いてもいいのでしょうか?」

「無理強いはしない。飲みたければ、好きに飲め」

「はい」

と言って、奴隷は自分で、自分のお猪口に注いだ。

私は、自分の酒に口を付けずに、その様子を見ていた。

そんな私を少し不審に思ったのか、奴隷が首をかしげて、私を見る。

「どうされたのですか?」

「お前が飲むのを見てるだけだ」

「え?」

「飲まないのか?」

「飲みますけれど…」

「じゃあ、飲め」

「あ、はい」

といって、奴隷はお猪口に、恐る恐るといった感じで、口をつける。

普段、私が飲む日本酒と同じようなものだと思っていたのだろう。

むせる覚悟をしているのがわかる。

だから、それを飲んだ瞬間、奴隷の顔が変わった。驚いている。

「これ、大丈夫です!」

その顔があまりにも、面白かったので、私は苦笑した。

「御主人様、これ…」

「こういう酒だ」

「私でも、ちゃんと飲めます!」

嬉しそうに奴隷が笑った。

それを見ながら、私も口をつけた。

味からすると、私の好きなタイプの酒ではないのだが、この時の上善如水は、格別にうまいと思った。

奴隷が、普通に飲めている。それを喜んでいる。

そんな姿が、私も嬉しかったから。だから、うまかったのだろう。

その後、すず音も飲んだ。

それは、発泡しているのが、見えたので、奴隷はそれを見ただけで、面白いと言って喜んだ。

しかも、ちゃんと飲めたので、さらに喜んだ。

そして、やっぱり、私も、その時のすず音は本当にうまかった。

こんな、晩酌をしたことがあった。

あとから、さすがに奴隷も気がついたらしく、

「私のために、選んでくださったのではないでしょうか? 本当に御主人様が飲みたいものではなかったのではないでしょうか?」

なんて言ってきたが、それは、何度言われても、私は突っぱねた。

「俺が飲みたかった」と言って。

奴隷に合わせた、なんてことは、プライドにかけて言えない。

絶対に言わない。

それに、その言葉は、嘘ではない。

その時、私が飲みたかったのは、”酒”ではなくて、”奴隷と一緒にゆったり飲む酒”だったのだから。

だから、この酒というのは、私が飲みたい酒で、間違いない。


奴隷が奴隷として、私のそばにいること、それだけで奴隷はいいと言った。

実際、それだけでもいいのだと思う。

でも、たまに一緒に酒を飲む時くらい、楽しく飲みたいと思っていた。

御主人様という立場、奴隷という立場、そして、それに応じた接し方、態度というのは、その時でも、変わらないのだが、そんな主従の枠の中でも、気持ちよく居たいと思った。

奴隷との大切な時間を、ちゃんと過ごしていたいと思った。

だから、私は、こういう事をしたことがある。

いつも、というわけではないのだが、奴隷と楽しく酒が飲みたいと思えば、このくらいの配慮は、私は苦にならなかったし、御主人様がするべきことではないとも思わなかった。

そんな私を奴隷たちがどう思っていたかは知らない。

私は、自分が楽しく飲みたいからそうしただけなのだが、そこまで気を使ってほしくないと思っていたかもしれない。

奴隷のことなんて徹底的に気にしないで欲しいと思っていたのかもしれない。

それはわからないのだが、私なりの奴隷との楽しみ方として、こういうこともしたのだった。

したかったのだった。


上善如水や、すず音が売っているのを見ると思い出す。

今は、奴隷と一緒に飲む機会がないから、買ってくることもないが。

いつか、これを買って一緒に飲む機会があればいいなと、思ったりする。


ちなみに、こんな時でも、下戸に近い酒好きという厄介な性質の私は、奴隷よりも先に潰れたことがあった。

いつの間にか、奴隷の膝枕で寝ていた。

気がついたときは朝だった…。

それだけが、情けなく、とても悔しいところだ。



今回も、実を言うと、いつか書くつもりだと言っていた、わかめ酒の話を書こうとしたのだが…。

前ふりを書いていたら、やっぱりそれで終わった。

前回の、”奴隷と飲む酒”のエントリーと同じように。

わかめ酒の話は、いつ書けるのやら…。

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届かない誰かのことを想って過ごすには、一年は長すぎると思う。

でも、誰のことも想わずに過ごす一年は、虚しすぎると思う。

一年が過ぎて、そんなことを思う。

想う人がいるのは、幸せなことだけれど、その人に届かないのは寂しいことだ。

これは当たり前のことで、誰でも考えるのだろうが、そう考えられるなら、想う人を大切にもできると思う。

今、想う人がいるのなら、その人のことを、精一杯に。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:アダルト


奴隷になりたいと思っているM女や、奴隷になったばかりの方にいただくメールでのご質問で、結構多いものがある。

それは、「奴隷はどうしたらいいのでしょうか?」というようなもの。

具体的な事柄(態度や技術)を聞きたいということもあるし、精神的な意味、心構え的なこととして、ご質問を頂くこともある。

それは、色々なので、詳細はそれぞれにお返事しているが、初めて奴隷になった時、奴隷に必要なものは何か?ということを知りたいという方は多いようだ。

私の奴隷もそうだった。

最初に、

「私はどんな奴隷になればいいのでしょうか?」

なんて、聞いてきた奴隷も居る。


奴隷になるとき、なったばかりの時に、必要かなと思うものということで、とりあえず、私が挙げるとすれば、それは、”一生懸命”であること、だと思う。

でも、これは、あくまでも、”私”が御主人様だった場合だ。

他の御主人様については、わからないのだが、それでも、多分、優先順位が一番ではなくても、一生懸命な奴隷が嫌だ、という御主人様はあまりいないのではないか?と思う。

ここからは、私のこととして書くのだが、奴隷に対して、そう思うのは、私が、自分の奴隷に、”奴隷を感じた”のが、一生懸命な姿だったように思うからだ。

”奴隷を感じる”ということは、すなわち、私のS性を刺激したということ。

奴隷は、御主人様のS性を刺激し、満たす。と考えるなら、私の場合には、これは大きな事だと言える。

もちろん、S性といっても、私の側から奴隷に働きかけること、つまり、私がやりたいようにやることで満たされるS性もある。

でも、今、私が書いているのは、そういうことではなく、奴隷の側から私に対してやったこと、示した態度などで、私のS性を刺激した部分という意味。

だから、これで全てというわけではない。

でも、私にとっては、重要な部分でもある。

私の思う、奴隷らしさ。

私が奴隷に求めたものの一つ。

と言ってもいい。

それが、奴隷の懸命な姿、必死な態度。


わかりやすいと思われる例を出せば、一生懸命にフェラチオをするということでも、いい。

手馴れてくると、フェラチオなんかは適当にやることもできるだろう。

特に思いを込めてやらなくても、男を射精に導くことが可能なくらいに上手い人もいる。

でも、力を抜かずに必死で奉仕するから、私は快感を感じたのだと思う。

性的快感と同時に、S性を満たされるという快感を。

奴隷のフェラチオがたとえ上手くなくても、それで射精に至らなくても、そこに必死さが見えれば、私のS性に対しては刺激になる。

性的な意味での快感は射精しなければ少ないのは確かだが、それでも、奴隷の姿にS性が多く刺激されれば、私はある程度、満たされる。

それが、S性というものだ。少なくとも、私のS性はそういうものだ。

もちろん、S性への刺激で、ある程度の満足を得たとしても、奴隷には、射精に導けなかったことの不手際を責める。

責めるのは、性処理を上手くやれなかったのだから当然なのだが、私の中での満足感として、奴隷から伝わってきたものというのは、ちゃんとあった。


また別の例。

調教をはじめるとき、奴隷が挨拶をする。

私が躾けたように、手をつき、頭を床につくまで下げる。

普段の生活においては、そんなことをする機会はおそらくないわけだから、これだけでも奴隷になったばかりの時には、意外と難しいことだったりする。

でも、それを一生懸命にやろうとする。

最初はうまくできない。

手の位置が悪かったり、指先が揃っていなかったり、頭の下げ方がぎこちなかったりする。

綺麗な土下座というのは、意外と難しい。

だから、失敗しては、私にやり直しをさせられる。

それでも、必死で私が納得するようにやろうとする。

そんな奴隷の姿。

それが、私にとっては、重要だった。


SM、主従関係における”奴隷”というと、”セックス”と結びついて考えられていることが多いように思う。

「奴隷はセックスをするためのもの」

というのは、間違ってはいない。

性処理に使われることも、奴隷の役割だから。

でも、それが世の中のイメージとして、一人歩きしているように思う。

奴隷は、普通の女よりも、いやらしく、淫乱で、男をセックスで満足させる技術に長けた存在だと。

初心者奴隷や、奴隷になったことがないM女が悩んでしまうのは、そんなイメージをそのまま持っていることが多いからのようにも思う。

ご質問の中にも、

「セックスや、フェラチオがうまくないと、奴隷にはなれないのでしょうか?」

というようなことも結構ある。

また、私の奴隷が初期の頃に、

「もっと御主人様に気持ちよくなっていただけないと(セックスが上手くないと)、私、ダメですよね…」

とか、

「淫乱な自信がないです」

などと、言っていたこともある。

だから、こういうイメージというのは、根強く、あるのだと思う。

でも、私は、性的な行為を上手くこなせるかどうか?ということに関しては、なんとも思っていなかったりする。

逆に、そんなものは、最初から持っていたとしても、どうせ、私の好みに合わせて変えさせるのだから、上手くても、下手でも、どちらでも良かったりする。

結局、私に合わせるように、必死で頑張れる奴隷のほうが、嬉しい。

それは性行為に限らず、奴隷としての他の部分についても同じ。

初心者奴隷が、最初から、奴隷らしくできないことなど、織り込み済みだ。

たまに、最初から奴隷らしくできてしまう奴隷というのも居るのだが、それは珍しいことだ。

御主人様も初心者なら、このあたりのことがわからないのかも知れないから別だが、奴隷を飼ってみれば、奴隷になったばかりのM女が、最初から全てをちゃんとこなせる、なんてことがまずないというのは、わかる。

すでに、誰かの奴隷になった経験がある奴隷でさえもそれは言える。

もちろん、初心者奴隷よりは、色々できるのだが、結局は、私好みに変える必要があるのだから、前のことはリセットし、新しいことを仕込む。

それを奴隷が、一生懸命にやろうとするかどうか。

私が、付き合いはじめの奴隷に求めた一番必要なものが、”一生懸命さ”だったのは、こういうことでもある。


懸命な奴隷は、やはり、かわいいと思う。

必死な姿は、美しいと思う。

私は、そんなふうに奴隷を見ていた。

だから、これから奴隷になるM女が、もしも、何か性行為に対して、上手くできないかも知れないというような不安を抱えているのであれば、とにかく、できることを一生懸命にやることだけ考えれば良いと思う。

奴隷としての振る舞いに、自信がなくても、必死にやれば良いと思う。

まずは、それでいい。

もちろん、そこで「お前はダメだな」なんて言われるかも知れない。

おそらく、私も、そう言うだろうが、一生懸命にやったことであれば、本当にその奴隷がダメだと思っている御主人様は多分少ないのではないかと思う。

少なくとも、私なら、そんな奴隷を本心でダメだとは思っていない。捨てるなんてことも考えない。

口ではダメだと言いながら、とても愛おしいと思っていたりする。

下手でも、不器用でもいい。自信がなくても構わない。むしろそれが当たり前。

一生懸命でさえいれば、見放そうとは思わないだろう。逆に、手放したくない奴隷だと思う。

そして、いつか、御主人様に合うような奴隷になる。というよりも、御主人様が、そうする。

だから、最初は、一生懸命な奴隷になればいい。

私は、そう思う。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
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 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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