理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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かなり前に、”強気な奴隷と秘密の心”、”気弱な奴隷と魔法の時間”、”強気な奴隷、気弱な奴隷、の話の補足”という、エントリーを書いたのだが、それについては、コメント、メールで、普段よりも多くの反響を頂いた。

そして、未だに、それについて、たまにメールを頂くから、奴隷の性格というのは、気になることなのだろうなと思った。

だた、その中で、何人かの方に質問されたことがある。

それを最近、また頂いた。

だから、気にされる方が多いのかと思ったので、今回は、それをエントリーにしてみることにする。


そのご質問というのは、「強気な女は奴隷になれない(なりにくい、御主人様が奴隷にしたくない)のでしょうか?」というもの。

これについては、多分、私が、上記のエントリーの最後の一つの中で、「気弱な奴隷との付き合いが多かった」とか、「気弱な奴隷のほうが慣れている」と書いた部分を、気にされたのだろうなと思った。

私の奴隷に気弱なタイプが多かったのは確かだし、付き合いが多い分、どういうふうに調教すれば効果的なのか?という私の中の引き出しも多くなった。

それはそうなのだが…。

でも、あくまでも私の場合であり、また私が、そういう性格の奴隷を選り好んだというわけでもない。

だから、このご質問に対する、私が思う回答を先に書くと、

「強気なM女が奴隷になれないことはない」

ということになる。

強気であることは奴隷になることになんらの障害にもならないと思う。


私の知り合いの御主人様の奴隷などとも、色々な付き合いがあったのだが、その中には、性格的にかなり強気と思われる奴隷は、何人も居た。

それに、私も、強気な奴隷を飼っていたから、ああいうエントリーが書けたわけで、強気なM女が、奴隷になれないわけではないし、御主人様が奴隷にしたくないと思っているわけでもないと思う。

もちろん、御主人様にも、奴隷にしたい相手の好みというのは、あるから、強気なM女が嫌いな御主人様も居る。

でも、それはあくまでも個々の好みの問題だ。

逆に強気なM女を屈服させるのが好きな御主人様も居るから、これは、本当に、男女関係での好き嫌い、性格が合うかどうか、相性と同じように、考えて良いと思う。

だから、強気なM女が奴隷になれないというのは、確実に違う。

ただ、奴隷になりにくいというのは、少しあるかな?とは思わなくもない。

強い自分を持っているから、なかなか、自分の心を素直に開けない人というのが、強気な人の中には多いような気がする。

そういう意味で、心を開いて、御主人様に従うことを決断するまでに時間がかかる場合はあるのかな?とは思うが、それは、本人次第だ。

奴隷になりたいと思うなら、決断すればいい。

決断したなら、勇気を出して心を開いていけばいい。

それだけだ。

また、それをいうなら、気弱なM女も、自分のことを主張するのが苦手だったりするから、奴隷にして欲しいと言うまでに時間がかかったりもすると思う。

やっぱりこちらも決断しないと始まらない。


とにかく、御主人様の側は、強気なM女を奴隷にしにくいという風には、M女の方が心配するほどには、思っていないと思う。

主従関係について、ちゃんとした考えを持っている人というか、奴隷の扱いに自信がある人は、M女が強気であるかどうかなんて、多分、あまり気にしないと思う。

もっと別の性格的な面とか、そういう部分を見て、相性を考えるのだろう。

逆に、御主人様経験がなくて、自信がないとか、ただ単に、Sだといえば、セックスをさせてくれる従順な女性を見つけることができると思っているような人の場合には、強気な女性は敬遠するのだろうと思う。


今回の話の前にも、性格と奴隷になることの関係について、質問を頂いたり、話をさせて頂くことがあったのだが、私の見解としては、性格と奴隷になれるかどうか?というのは、あまり関係ないと思っている。

性格よりも、M性があるかどうか、という方が問題で、M性がない人は、多分どんな性格でも、奴隷になるのは難しいと思う。

逆に、M性があれば、どんな性格でも、奴隷になることは可能だと思う。

御主人様も多種多様だから、性格的に合う人を見つけられれば、その奴隷になることはできると思うし、私のように、強気とか、弱気とか、そういうことはあまり好き嫌いの基準として考えない人もいるように思う。


今回は、私の書いたエントリーに対する反響として伺ったのだが、強気な人が奴隷になれないと思ってしまう背景というのは、やっぱりあるのかな、と思う。

奴隷というと、”従順”というイメージがあるのは確かだ。

だから、”強気”という性格と、”従順”という状態が、リンクしづらいのだろうと思う。

でも、強気な性格でも、御主人様の前では、従順になっている奴隷というのはいるし、

御主人様の前でも、強気でいつつも、御主人様に仕えているという気持ちはちゃんと持って、奴隷としての自分をわきまえている、そしてその立場であることに喜びを感じている奴隷というのもいる。

それから、御主人様の側から言わせてもらえば、Sというのは、基本的に、M女の色々なものを壊すのが大好きな、変態だということ。

つまり、強い性格があるなら、それを破壊し、屈服させることに、喜びを見出すという妙な生き物だと思ってくれてもいいと思う。

もちろん、壊すだけではなく、壊しながら、別のものをそこに構築したり、自分好みに変えていくことに、楽しみを感じていたりする。

だから、私にメールなどをくださった方は、強気な性格で、自分が、”従順”とは程遠いと思ってしまっているM女の方なのかな?と感じていたのだが、

御主人様に対する従順さというのは、ある意味、御主人様が躾けて、勝手に作りあげてくれるものだとも言えると思うから、それにお任せするくらいの気持ちでいてもいいと思う。

そういうものを奴隷の中に作り出すことが楽しいから、快感だから、御主人様なんてものをやっている部分もあるのだから。

Mにも色々といるように、Sにも色々な人がいる。

もともと、従順なものをさらに従順にする、従順だからこそ、それを利用して自分好みに変えることに楽しさを感じるSもいる。

でも、従順じゃないものを、飼い慣らして、従順にさせることを楽しむSもいる。

もっと言えば、そもそも従順さなんて求めずに、奴隷という立場に押し込めて、そこで暴れる(自分の意志をもって御主人様に対峙する)姿を見るのが、好き、なんてこともある。

足元で命令があるまでずっと静かに座っている牝犬ではなく、檻の中に入って暴れる牝ライオンを、飼い慣らすのが嬉しい人だっているのだ。

基本的に、変態の思考なので、常識やイメージを当てはめて考えるのは、良くないと思う。

私はそれなりの数の、主従を見てきたが、本当にその関係は多種多様だった。

主従の数だけ、関係がある。

だから、奴隷の”従順”さ、またそこからイメージされる、気弱な性格、ということだけで、主従関係を考えるのは得策ではないと思う。

もっと、色々な要素があるし、そのプライオリティというのは、それぞれの主従で違ってきて当然のものだ。

それは、多くのM女を見てきて、ちゃんとした現実を知っているS男なら、しっかりとわかっていることだと思う。

幻想だけで、主従関係を考えて、M女というのは、最初から”従順”なものだと思っているSの方には、理解するのは、難しいかもしれないが…。

でも、しっかりと考えれば、奴隷の性格にも個性があるのは、当然だから、わかることでもあると思うので、主従関係を持ったことのないSの方にも、こういうことは認識してもらえるものだと私は思う。

強気な性格、というのは、M女にとって、マイナスではないし、出会った御主人様が、そういうM女の気の強さを、面白いもの、壊し甲斐があるもの、また、可愛らしいもの、美しいものと、認識するなら、それは、強みですらあると思う。

だから、性格のことで、奴隷になれないのではないか?という心配はする必要はないと私は思う。

前に、相性についてのエントリーを書いたことがあるが、あれにつながる話だ。

自分の性格にあった人を探すというのは、ノーマルな恋愛関係でも、普通にしていることだから、それをすればいいだけなので、本当に、気にしなくていいと思う。

それに、主従関係というのは、自分の素の部分を、隠すこと無く、素直にさらけ出すことが出来る場所でもあると私は思うから、そういう意味でも、性格のことを気にしたり、従順になろうと自分を抑えたりするのは、逆に良くないのだと思う。

自分の性格を認めてくれる人を見つけ、その人との間で、良い関係を作れれば、それでいいのだから。

もちろん、強気な人ばかりではなく、弱気な人も同様。

弱気でなかなか主張ができないということなら、そういう性格をわかった上で、奴隷として飼ってくれる御主人様を見つければいい。

主張できなくてもいいから、主張できないのだということを隠さなければいい。

弱気なら、弱気なりの、やり方がある。

こんな風に書くと言葉遊びに聞こえるかもしれないが、私はそういうふうに奴隷が思っていてくれるのが一番、御主人様にとってはやりやすいし、もっと言えば、虐げながら大切にしやすいと思う。

M女は、自分なりに精一杯、気持ちを出していれば、それで良いと思う。

賢明な御主人様なら、それをしっかりと分かってくれると思うから。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト



奴隷が調教中に泣くのは見ていて楽しい。

私のS性への刺激という意味では、快感として認識される。

だから、調教中の奴隷の涙というのは、私は、美しいものと思っていた。

でも、私の場合には、痛みなどの肉体的な苦痛で泣かせることは少なかった。

無理に、泣かせようとは、あまり思わなかった。

奴隷が、その気持ちから、自然に泣く、というのが、私にとっては良かったのだと思う。

だから、どちらかと言うと、精神的なもの。

一番単純なのは、だた、黙って目を見つめているだけ。

雰囲気を高める。緊張感を上げる。

精神的に、追い詰めていることになるのだと思うが、恐怖感を与えているというのとも違う。

奴隷に、奴隷であることを認めさせるという感じかと思う。

それだけでも、奴隷は耐え切れなくて、じわっと涙を流す。

それ以外であれば、羞恥や、屈辱を与えるような調教で、涙を流す奴隷もいたし、

奉仕をしていて喜びから、涙が出てきたような奴隷も居た。

そういう奴隷の涙というのは、私にとっては、至高のものだ。

だから、困ることは全くないし、つい、舐めてしまいたくなるくらい、愛おしいものだった。

もちろん、そんな風には奴隷には言わず、舐めたりすることもそれほどなく、やっぱり私は、

「どうした?」

なんて、冷たく言っていた。

「気持ちがいっぱいで…」

なんて奴隷が言う時、内心嬉しかったりするのだが、そういうのは、おくびにも出さない。

「嬉しいのか?」

「はい。とっても…」

私は、こういう時の、奴隷の涙には、満たされていたように思う。

困るとか、そういうことは思わなかった。


でも、そうじゃないときに奴隷が泣くのは、どうも苦手だった。

それは彼女だった女が泣いたときと同じように、私はどうしてやればいのか?と、とても悩むことだから。

悲しみで泣く奴隷。

その姿を見たくなかった。

私の奴隷になった以上、悲しい思いなどさせたくなかった。

そんな思いを払拭してやりたかった。

なんだか格好をつけた言い方になるのかもしれないが、奴隷の心が、御主人様のものだというのであれば、その悲しみを、私に、そのままよこせとすら思った。

でも、そんなことは出来ない。

やっぱり、奴隷が悲しみで泣くことがあった。それを止められないことのほうが多かった。

私も同様に悲しかった。

御主人様だなんて偉そうにしているくせに、奴隷の悲しみをどうにもしてやれない。

それが歯がゆかった。


でも、もっと困ることがある。

それは、奴隷が泣いているのがわかるのに、顔が笑っている時だ。

泣いてくれたら「どうした?」と聞ける。

涙を拭いてやることもできる。

もしくはその涙を吹き飛ばすため、ひとときでも忘れさせるために、狂うような調教を課してもいい。

でも、笑っていられると、それもできなくなる。

悲しみで泣いている奴隷に、大した事はできない私から、さらにやれることを奪っていくのが、そういう泣き方をされた時だ。

こんな時、自分の無力を痛感する。

泣くのなら、ちゃんと泣いてくれればいい。

それでも私は困るのだが、まだ何かできる余地が残る。

そして泣きたいときに泣かせてやれた、私の前では、感情のままに、泣いてもいいのだという雰囲気で居てやれたことだけは、私は自分を許せる。

奴隷に、感情を素直に出すことができないという、我慢だけはさせていないと思える。

私の前では全てをさらけ出していいのだと、それでも受け止めてもらえるのだと、自然に思わせておいてやりたかった。

でも、泣いているのに笑っている奴隷には、それすらもしてやれていない。

私の前で、泣いてはいけないと思っている。

泣いたら、私を困らせるんじゃないかと思っている。

でも、それは逆だ。

どちらにしても泣いているという状態は困るのだが、より困るのは、ちゃんと泣いてくれない時だ。

「泣きたいなら、ちゃんと、泣け」

たまりかねて、そういったことがある。

でも、奴隷は首を横に振った。

「命令だとしてもか?」

「はい。泣きません」

私はそんな奴隷の笑顔に合わせて笑った。

なんとか、一緒に笑えば、奴隷と気持ちを合わせられるような気がした。

でも、多分、私の笑顔のほうが、ひきつっていただろうけれども。

「頑固な奴だな」

「はい…」

結局、私ができたのは、そんな奴隷をそのまま胸に抱いたくらいだった。

それでも、奴隷は、

「ありがとうございます」

といって…。

やっぱり笑った。


奴隷といっても、抱えているものはある。

主従に関することもあれば、表の人生に関することもある。

特に、表の人生に関するつらい事は、私の前ではなるべく出さないようにしたいと思う傾向があったような気がする。

主従でいるときは、私に普段の自分ではなく、素の自分を見せていたいと思っていたのかもしれない。

逆に奴隷という立場でいるからこそ、表の世界でのことを、そこに持ち込んではいけないと思っていたのかもしれない。

泣きたいことでさえも。

奴隷なりに、無粋と思って我慢したのかもしれない。

でも、表の人生も含めて、奴隷の感情は形成される。

もちろん、表と裏の境界線はちゃんと引かなければいけないが、決して、裏の世界の中だけで感情が完結しているわけではない。

表も裏も、両方混ざっている。

それは、私も同じだ。

だから、私は、そのままに、受け止めてやりたかった。

裏の人生、私との主従関係に関することなら、やりようもある。

でも、奴隷の表の人生に対して、私が何かをしてやれるなんて傲慢なことは思っていない。

もちろん、何か助けが必要で、私に出来たことは、やったが、

例えば、表の世界の友人関係や仕事がうまくいかないとか、そういうことが奴隷にあったとして、いくら私がその御主人様だからといっても、何かをしてやれるわけではない。

奴隷の友人や仕事は奴隷のもの。

奴隷の表の人生は奴隷のもの。

だから、せめて、泣きたい気持ちになるようなことがあったなら、何も考えずに、思いっきり泣かせてやりたかった。

遠慮無く、そういうことができる相手なのだと思ってもらえたら良かったなと思う。

私の前だからといって、隠すのではなくて、無理矢理に笑うのではなくて…。

ちゃんと泣いて欲しかったな、と思う。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト



今、続き物の話で、理沙のことを書いていて、また、なかなかそれが思ったように書けなくて、色々なことを考える。

そして、つくづく、あの頃の私は勝手なことを考えすぎていたなと思う。

本当に必死だったから、気がつかなかったが、理沙の幸せはどこにあるのか?なんてことを私が考えていたのだから、それが良かったことなのかどうかはよくわからない。

やはり、自分の奴隷のこととなると、完全に冷静では居られない。どうしても、強い気持ちが入ってしまうから。

でも、他人の奴隷のことは、私は普通に考えられたかな?と思う。

また、奴隷によっても、御主人様によっても、主従関係にどれくらいの重きをおくか?というのが、かなり違うということも、色々な主従と接するとわかる。

そんな体験、というか、話をしたことが、何度かあるのだが、その中の、一つの話を、書いてみようと思う。

奴隷に限らず、”M女の幸せとはなんだろう?”ということを考えると、私は、このことを思い出す。

そんな話。



ある時、知り合いだった一人の御主人様と飲んだことがあった。

その御主人様を仮に、誠とするが、彼とは、例のごとく、SM関係の掲示板で知り合った。

私とそれほど親しかったわけではない。

オフ会で、数回会った程度で、友達というよりも知り合いという感じだったし、

誠は私よりもかなり年上で、私も敬語で話をしていたくらいの人だったから、私と二人で飲んでいたのが未だに不思議な気分だったりするのだが、

その時は、ちょっと聞いて欲しいことがあるという誠の誘いで、私は酒の席を一緒にすることになったのだった。

誠には、加奈子(仮名)という奴隷が居た。

かなり長く連れ添った奴隷で、誠と加奈子の関係は、羨ましく思えるほどに深いものが感じられた。

誠も、多頭飼いなどはせず、加奈子一筋でずっと過ごしていた。

また、二人は同棲もしていて、日々の暮らしも一緒。

そういう関係の二人。

私には、磐石のものに思えた。

だが、その時の相談事というのは、加奈子のことなのだった。


私は誠と二人で居酒屋に入り、席についたところで、誠が、話し始めた。

「vet君、突然誘って悪かったね。私に誘われるとは思ってなかったでしょ?」

なんて、笑いながら、いきなり私の心境を言い当ててみせた。少し動揺する。

「あ…。はぁ。確かに、誠さんにご指名されたのは、びっくりしました。しかも何か相談があるとかで。僕なんかで、いいんですか?」

「いいんだよ。vet君だからこそ、聞いてほしいことがあってね」

「どういう事です?」

「vet君と、うちの奴隷の加奈子って同じくらいの歳だろう?だから、考えていることも似た感じかなって思ってね」

誠が私を誘った理由はこれだった。

自分の奴隷と同じ年代で、相談できる相手ということで選ばれたのが私だった。

「歳は加奈子さんのほうが2,3歳上だった気はしますが、同じくらいでしたか。でも、加奈子さんは、女性ですし、誠さんの奴隷という立場ですし、考えていることといっても、ちょっと違うような気はしますけれど…」

「まあ、それでもいいんだよ。とりあえず、聞いてくれないかな?」

「はい、それは構いませんが…。どうされたんですか?」

「実はね…」

と言ってから、誠は一呼吸おいて、話し始めた。

こういう所の間のとり方というか、話の仕方が、いつも誠は、うまいなと思って、私は密かに尊敬していた。

こんな感じで、奴隷にも接しているのだろうと思うと、話し方一つで、良好な関係を長く続けることもできるのではないかと思わせてくれる。

私が文章にしてしまうと、うまく伝わらなくて歯がゆいのだが、本当に、相手が聴きやすい話し方をするし、相手の話もしっかりと聞く。

特別なことをしているわけでもないのだが、会話がうまい人だったという印象がある。

こういう部分も、良い御主人様としての資質の一つだなと思える。

「加奈子に仕事の話がきていてね」

「仕事、ですか?確か、加奈子さんは会社員をされているんですよね?」

「うん。今はそうなんだ。でも、加奈子は前からやりたいと思って、勉強していたことがあるんだよ」

「そうだったんですか?それは何か、お聞きしてもいいですか?」

「もちろん。加奈子は、陶芸家になりたいって思っているんだよ」

加奈子とは私も会ったことも話したこともあったのだが、そんなことは一度も聞いたことがなかったから、陶芸をやるとは全く予想外で、ちょっと驚いた。

「陶芸家ですか。すごいですね」

「常々、それが夢だと言っていて、ずっと前から陶芸教室とかにもかなり熱心に通ってね。窯元なんかにも良く足を運んだりして、本格的なところまで色々と勉強していたんだ」

「そうだったんですか。それで、仕事って、もしかして、陶芸の?」

「うん。陶芸教室の講師の先生が紹介してくれた窯元なんだけどね。加奈子がかなり熱心だったので、誘ってくれて。一度やってみないかってことで、話をもらったんだよ」

「そうなんですか。誘われるなんて、本当にすごいですね」

「うん。私もすごいと思った。講師の先生の気持ちを動かすくらい熱意を持ってやっていたって事だから。だから、私も応援したいと思っているんだ」

「そうですか。それなら、夢がかなうかもしれないってことですよね?」

「そうなんだ。でも、一つだけ、問題があってね…」

と言ったとき、誠の声のトーンが明らかに下がった。

「問題?なんでしょうか?」

「当の加奈子があまり乗り気じゃないんだよ」

「加奈子さんが…。どうしてですか?前からの夢なんですよね?」

「うん。そうなんだけど、その窯元っていうのがね。九州にあってね」

「九州に…」

「うん。加奈子は、遠いから行けないと言うんだよ。つまり、私と離ればなれになるから駄目だと」

「確かに、九州に行くとなると、そうなりますね」

「でも、加奈子にとっては、陶芸は夢だからね。それをなんとか、叶えさせてやりたいって思うんだ。私としては、主従関係を解消してでもね」

関係を解消するということまで考えた誠の気持ち。

その頃の私には、そして、今の私でさえも、全てを理解する事はできないと思うのだが、それが本当に加奈子のことを思っている結果なのだということはわかった。

そこまで加奈子を大切に思っているということが、伝わってくる。

だからこそ、誠は、夢に向かえるチャンスを自ら逃そうとしている加奈子に歯がゆい思いを持っているのだ。

「でも、関係を解消する必要は無いんじゃないですか?他の皆さん(話をしていた掲示板の人達のこと)の中にも、遠距離での主従関係を持っている人はいますよね?九州なら、問題ないと思いますが…」

他の人の遠距離主従の話も聞いていたから、何処だろうと、私は気にならなかった。

だから、こんなことを、軽く言っていたのだ。

それに、この話の後だが、私も遠距離主従の経験がある。その時も、会う頻度が減ったのは事実だが、それが問題だとはあまり思ったことがない。

だが、加奈子の認識は違っていた。

「うん。それも私は言ったんだよ。関係を解消するのは絶対に嫌だと加奈子が言うから、それなら遠距離で続けていこうって。でも、それにも加奈子は納得しなかった」

誠は困り果てたという顔で、ため息を付いた。そして、

「vet君って、加奈子と同世代でしょう?だから、加奈子を納得させられる、何か思いつかないかなと思ってね」

「そういうことですか…」

「どうかな?vet君なら、加奈子の今の心情ってどんなものか、わからないかな?若い時に夢を追うこととか、そういう気持ちって。今の私は、そういうことを考えることもないからね…」

自分が若くないのだと、すごく寂しそうに言うのだった。そんな誠の顔を見るのが私はかなり辛かった。

「難しいですね…」

と言ってから、私はしばらく考えた。

夢が実現するということと、誠との主従関係を続けることが、遠距離にはなるが、両立できる。

ならば、それを選択するのが、妥当なのではないか?と私はとりあえず、思った。

ただ、”妥当だ”ということだけで、納得できない物というのも、存在することはわかる。

特に、男女関係、そして主従関係においては、物事の妥当性というのは、あまり考慮されないことがある。

奴隷の心境ということを思ったとき、御主人様と一時たりとも離れがたい強い想いがあるのは、理解できるから。

奴隷にとっての御主人様が、大きな存在であればあるほどに、その想いは大きくなると思う。

だから、加奈子が夢を追うのを諦めようとしている心境も、誠の話を聞けば、理解できたのだった。

「僕にも夢というか、やりたい事はあります。だから、それを実現する機会があれば、それに向かうと思います。それと同じかどうかはわかりませんが、加奈子さんも多分、夢に向かいたい気持ちというのは、すごくあるんじゃないかと思います」

私は、言葉を選んで話し始めた。

「やっぱり、私が加奈子の邪魔になっている、かな?」

誠が寂しそうに呟いた。

「邪魔ではないと思います。誠さんという存在があるからこそ、加奈子さんは安心していられるのではないでしょうか?その安心していられる基盤を失いたくないという気持ちも大きなものだから、夢に向かうのを躊躇しているのではないでしょうか?」

「そうかな…」

「僕にも加奈子さんの本心はわかりません。同年代とはいっても、考え方は違いますから。ちょっと生意気なことを言うようで申し訳ないですが、御主人様といっても、奴隷の表の人生は奴隷のものであって、御主人様のものではないと思います。だから、その決断も、やっぱり奴隷がするべきもので、御主人様が口を出すことではないのではないでしょうか。たとえ、自分が、奴隷の判断の邪魔になっているのではないか?と、思ったとしても」

「加奈子に任せるしか無いと?」

「はい。加奈子さんが本当にしっかりと考えて決めたことなら、それをそのまま認めてあげるのが、多分、僕たち(御主人様)にできる事ではないかと、思いました」

「私は奢っていたのかもしれないね。加奈子の御主人様だからということで、加奈子の夢が叶うことが一番いいことなのだと決め付けて、それに加奈子を合わせようとしていたのだから」

「奢りというよりも、優しさだと思いますが…」

「いいよ、フォローしてくれなくても。でも、vet君と話せて少しすっきりしたよ。もう少し、加奈子と話をしてみる。私の想いを押し付けるのではなく、加奈子の意向をちゃんと聞くようにしてね」

「はい」

その時の話は、本当はもっと長いのだが、要約するとこんな感じだった。

そして、そのすぐ後くらいに、私は、加奈子とも話す機会があった。

誠が私と話をしたと聞いて、加奈子が、何を話したのか、私の口から聞きたいと言ってきたのだった。

だから、私は、誠に許可をとった上で、加奈子と会い、誠と私が話したことを伝えた。

それを全部聞いた後で、加奈子が言った。

「陶芸の仕事はまた見つかるかもしれない。見つかると思うし、いつか見つけてみせる。でも、すべてをさらけ出した私のことを、全部ちゃんと受け止めてくれる御主人様はもう見つからないと思うの。それに、今の御主人様以外の人に、私の性癖を晒そうなんて、もう思えないから。だから、御主人様を本当に大切にしたい。私は御主人様とずっと一緒にいたい」

と。強くそう言った。

そして、

「私にとって、御主人様って呼べるのは、この世に一人だけなの」

そう言って、幸せそうに微笑んだ。

静かな言葉だったが、すごく強い意思と決意が感じられた。

夢も捨てないし、ずっと一緒にいる。ただ一人、決めた御主人様と。

結局、加奈子のこの気持ちは変わらなかったようだった。

その後も、誠と加奈子は東京で同棲生活を続けていたから。

この時は、自分の夢よりも、御主人様をとったのだった。

しっかりと主従関係を育んだ奴隷にとっての御主人様の存在というものの大きさを改めて感じさせられた。

奴隷にとって、安心出来る場所。素直でいられる場所。

誰にも言えない、性癖や欲望、それ以外にも気持ちの中にある、どんなものをさらけ出しても、決して裏切らずに、すべて受け止めてくれる場所。

特に誠は、多頭飼いや、他に彼女を作ったりもしなかったから、加奈子としても、本当に信頼できたのだろう。

そういう場所として、また他の想いも多分ひっくるめて、加奈子は、夢よりも、御主人様を選んだのだと思う。

これは、ただの依存でしかないのかもしれない。

でも、加奈子の心にとっては、誠という御主人様はおそらく本当に必要なものだったのだろうと思う。

そして、私もこのことから、考えさせられた。

私の奴隷が、私をどのくらい必要としているのだろうか?

そして、私はそれにどのくらい応えてやれているのだろうか?

私は、奴隷にそれを直接聞いたことはあまりないのだが、しっかりと応えてやれていたのであればいいなと、今にしても思う。


ちなみに、加奈子はその後、関東近郊の窯元で陶芸をすることができるようになったのだと聞いた。

自分の夢も捨てずに、そして御主人様と一緒にいられる状況も残すという意志をちゃんと貫いていた。

強い決意は、最終的に一番良い形で実を結んだようだった。

それが良かったなと思いつつも、私が誠の立場なら、どうしただろうかと、結構考えたものなのだが…。

そして、答えは、私なりに出していたつもりだった。

でも、実際に、私に、奴隷との別れ話が降りかかってきてみると、誠と話した時に考えていたこととは違うことも私は考えたし、深く悩んだ。

自分の奴隷のことになると、簡単には行かない。

誠がおそらくそうだったように。

本当に大切だったから。すぐに割り切ることは出来なかった。

誠に偉そうなことを言っておきながら、私はそれを実践出来なかった。

これが、私の弱いところだったのかも知れない。


そして、今、私が思うこと。

奴隷を飼っていたとき、奴隷が、将来、やりたいことの話なんかをしていたこともあった。

私の奴隷で居る間に、それを叶えてしまった奴隷もいたし、将来の夢として私に語っていた奴隷も居た。かなり具体的なプランを持っている奴隷も居た。いくつもの夢があった奴隷もいる。

短い付き合いだった奴隷でも、夢のことは話した。私の奴隷になった以上、そういう話も、ちゃんとしたかったから。その奴隷の心に、とても興味があったから。

冬の夜、ホテルのベッドで、私にその夢を語っていた姿を、今でも、よく覚えている。

私にとっては、奴隷という立場ではあったが、奴隷には表の人生もある。そして、そこには夢もあるし、先のビジョンもある。

そんな奴隷たちの夢、そこまで行かなくても将来の希望が、叶うところを私は、全て見たわけではない。

その前に別れた奴隷も多かった。

私は、そんな奴隷たちの想いが、今、叶っていることをどうしても願ってしまう。

もちろん、私には、それが叶ったかどうかなんて分からないし、こんなことを思うのは未練がましくて、かっこ悪いことなのかも知れないが…。

あの時に、言っていたことでもいいし、その後、思ったことでもいいから、過去の奴隷たちが、望んだ人生を、今、歩いていて欲しいなと思う。


最後に、少し話は違うのだが…。

加奈子の言葉で、一つ、とても、印象に残っているものがある。

上でも書いたが、

”この世に、一人だけの御主人様”

という言葉だ。

誠のことを、そう言った時の加奈子の顔は、とても、輝いて見えた。

Mという性癖も含めてさらけ出せる。

そういうもの全てを知ってもらえている。

偏見もなく、拒否でも、妥協でもなく、きちんとした、そのままの形で、”加奈子”というものを理解してくれる。

それが可能な唯一の存在として、加奈子が認めた人。

本当の意味で、幸せを感じられる人。

この言葉を聞いた時、私は誠を本気で羨ましいと思った。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト



今日の話は、私が勝手に思っていることなので、別に、SMのセオリーというわけでもないし、これを知ってないと、主従で困るとか、そういうことでもない。

だから、本当に気軽な話であり、私の、妙なこだわりでもある。


最初に、このエントリーの結論を書く。

「奴隷には赤だ」

これを書きたい。それだけだ。


と、これで、終わってもいいような気もしたが、私が、まともな説明もせずに、理由も書かずに、エントリーを終わることが、多分できないのは、すでに見抜かれているような気がする。

私が、これだけで終われる性格なら、このブログは、もっと短かったはずだ。

「徹夜で読みました!」

なんて、睡眠時間を削るくらい興味を持っていただけた嬉しさ半分、そんなに時間を使わないと読めないブログであることの申し訳なさ半分のメールを頂くような、長いブログには、ならなかったと思う。

と、ブログの長さと、私が簡潔に文章を書く能力の無さに関しては、今更どうにもならないので、とりあえず置いておく。

そして、本題。

”奴隷には赤”というのは、いつの頃からか、私が思っていたことだ。

それで、何が赤なのか?ということだが…。

こういう風に書いた場合、アダルトブログということも考慮して、ごく普通に考える方々が、一番想像されるのではないかと、私が思うのが、下着の色なのだが、それは違う。

私は、奴隷の下着の色なんて何色でもいい。

どうせ、私と会っている間はつけることが無いのだから。

前にも書いたことがあるが、私は何か事情がない限り、奴隷に下着を付けさせない。

下着をつけるというのは、人間のすることだ。

勝負下着なんて言われるように、下着で自分を美しく演出するというのは、主に女性のすることだ。

奴隷が下着を付けていることに、私は違和感がある。

奴隷らしくない。と。

違和感は、当然払拭する。

だから、私は、奴隷の下着の色なんて気にしない。


こういう風に書くと、ノーマルに物事を考える方は、「それじゃあ、洋服?」なんて思うかもしれないが、それも違う。

さすがに、私といるからといって、下着と同様、洋服も着せずに外を歩かせるわけにはいかないから、奴隷でも、外出するときには、洋服は着ていたのだが、私は奴隷の服の色にそれほどこだわりはない。

ごく普通の大人として、恥ずかしくない色使いならそれで良かった。

赤い服が好きということもないし、サンタのコスプレをさせたいとか、そういうことも思わない。

と、こういう風に書くと、今度は、別のことを思い浮かべられるのではないかと思う。

私のフェチを知っている方が大多数だと思うので、パンストの色?と、思われるかな、なんて想像する。

実際、下着は無しだが、パンストはほぼ確実に履かせていたので、色に対するこだわりがないわけではないのだが、残念ながら、赤いパンストは論外だ。

もっと地味な色じゃないとダメだというのは、以前、こちらに書いた通り。

だから、パンストの色のことでもない。

書いていて、恥ずかしくなってきたので、パンストの話はこのくらいにして、そろそろ、ちゃんとした話に入る。


ここまで引っ張るまでもなく、わかった方は、最初から、すでにわかっておられたとは思うのだが。

下着でも、服でも、パンストでもなければ、何か?というと、それは、奴隷の拘束具。

奴隷の身体を、心を、縛り、貶めるためのもの。

奴隷を奴隷らしく見せるもの。

奴隷の正装。

赤い縄。

赤い首輪。

赤い手枷、足枷…。

奴隷を拘束するものには、赤が、圧倒的に似合うと、御主人様当時の私は思っていたし、今も思っている。

実際に、私は、赤い拘束具を使った頻度が高い。

ただ、例外がある。

それは、縄だ。

赤い縄というか、赤の場合には売られているときに、ロープと書いてあることが多いと思うが、私が実際に使った縄で、一番多いのは、麻縄だ。

だから、色で言えば、薄い茶色?ベージュ?そんな色。

染めてあるカラーの麻縄なんかもあるが、あの色つき麻縄の色というのは、なんとも微妙で、くすんだ感じに見え、私は好きにはなれなかった。

ちなみに、カラーの麻縄は、洗濯すると、色落ちし、他のものに色が移るものがあるので、気をつけた方がいい。

更にいうと、普通の麻縄も、洗濯すると、微妙に色が出る。何の色なのかよくわからないが…。

縄と一緒に他のものを洗濯する人はあまりいないか…。

まあ、こんな豆知識はどうでもいい。

ということで、縄に関しては、使用頻度として、赤が一番とは言えないのだが、私は調教道具も、とにかく色々と試してみるのが好きだったから、縄も、麻縄だけにこだわったわけではなく、色々と買って使ってみた。

そういう中で、比較すると、麻縄に次いで、2番目に多かったのが、赤い縄(赤く染めた麻縄ではなく、赤いロープ)だ。

もしも、麻縄と使い勝手や、手触り、縛った時の感覚が同じなら、私はおそらく、赤い縄の方を多用しただろうと思う。

縄は、その日の気分や、縛りたい方法などで、決めるのだが、麻縄の良さはやっぱりあるで、それを使うことが多かった。

だから、縄に関しては、赤が一番ではないのだが、それでも、私は、結構、赤い縄も使っていた。

特に、全体を縛るのではなく、ワンポイントに使うことが多かった。

縄も赤が好きだったというのは、確かなことだ。

他にも、色で言えば、白はそれなりに使ったが、麻縄を除けば赤が一番多い。


首輪。

これは、もう、圧倒的に赤が多い。

首輪に関しては、奴隷に選ばせたこともあったが、私が選ぶと、大抵、赤になる。

私が、赤い首輪が一番奴隷に似合うと思っていたのだから、これは仕方がない。

首輪だと、SM用具で言えば、黒も多く見かけるし、実際、黒いほうが好きという人も、いたから、人気としては、どうなのだろう?

よくわからないが、私は、やっぱり赤が最高だと思っている。

首輪については、前に、”首輪考察”でも語っているし、書きたいことはまだまだあるので、ここで更に書くことは避けるが、とにかく首輪の色と言ったら、私は、赤がダントツで好きだった。


手枷、足枷。

これは、おそらく、黒のほうが、人気があるのだろうと思う。

また、金属がむき出し(銀色)のものもあり、それもよく使われていると思う。

だから、赤い、手枷や足枷というのは、それほど使われないような気がする。

今は、どうなのか?ちょっと分からないが、私が御主人様だったときのイメージとしてはそんな感じだったように思う。

実際、売っているものを見ても、赤は少なかったと記憶しているから。

それに、私も、黒や金属のものは、持っていたし、使っていた。

使い勝手の良い枷に、赤がなかったものもあるので。

でも、やっぱり、赤い枷が一番良かった。


そして、”赤”と、一口に言っても、ピンクっぽい赤から、黒っぽい赤まで、色々とある。

SM用具も、私がSMを始めた頃は、そんなにカラフルではなかったように思うのだが、そのうち、段々と色数が増えてきたように思う。

奴隷と別れてからしばらくは、SM用具もあまり見なかったのだが、このブログを書くようになってからは、たまに、SM用具のお話などもいただくので、SM用品店のサイトなどを、見ることもある。

そうすると、結構驚く。

最近は、本当に様々な色がある。

どぎつい感じのものが以前は多かったのだが、それよりも、可愛らしい、優しい感じの色合いのものを、かなり見かけるようになった。

パステルカラーのSM用具とか、私には、あまり考えられないのだが…。

ピンクや水色なんかも、普通に見かけるから、時代は変わるのだなと、思ったりする。

こんなところで例に出すとPTAから怒られそうだが、最近の小学生のランドセルのカラフルさに似ている気がしてならない。

昔は男子は黒、女子は赤しかなかったのに。

これだけ、色が出てきたということは、SMの敷居を下げようとしているのかもしれないし、そういうものも良いのかなぁとは思うのだが、私はどうも、重厚感がないのは苦手だ。

なんとなく、奴隷を奴隷らしくしていない気がするから。

少し話が逸れたが、私が言っている”赤”というのは、本当にそのまま、”赤”だ。

ホームページを記述するとき、色指定で使うところの、”#ff0000”のことだ。

まあ、実際に使っていた器具は、ここまで正確な赤ではないとは思うが、限りなく、赤い赤が好きだ。


なぜ、そんなに赤がいいのか?また赤が奴隷に似合うと思った理由なのだが、正直、良くわからない。

実際に、奴隷に色々とつけてみた中で、赤が似合うと思ったというのが、理由といえば理由だろう。

だから、私の好み、というだけのことだと思う。

私が、拘束具に赤が好きだという話を、他の御主人様としたときに、

「血の色だから、ではないですか? vetさんって、そういうの好きそうな雰囲気もありますよね」

なんて、冗談を言われたこともあるのだが、出血系の調教が好きだったわけではない。

私は精神的な支配が楽しいタイプなので、奴隷が出血するのが、嬉しいと思ったことはないし、強い痛みは与えても、出血させることを目的にした調教は好きではない。

奴隷が出血した時に、それに興奮するといった、吸血鬼的な性癖もない。むしろ、血が出てしまうと、他のことがやりにくくなるので、嫌だった。

だから、やっぱり、赤い拘束具が好きというのは、ただの私の好みなのだろう。

このエントリーを書きながら、奴隷の肌には、赤い色が映えるということは思っていたなということや、ベッドに奴隷を転がした時に、シーツの白との対照も綺麗だったなと思った。

そういう色彩の組み合わせとして、好きなのではないか?とは自己分析しているのだが…。

やっぱり良くわからない。

そして、これを書いていて思い出したことがある。

奴隷が、赤い髪留めで髪を束ねていた時があった。

それが、いいなと思っていたこと。

これは拘束具ではないのだが、服を脱いだ奴隷が髪につけていたそのワンポイントの赤が、とても良かった。

もちろん、そのことで、奴隷を褒めたりはしなかったのだが…。

ただ、私が奴隷には赤がいいと思っていたのは、奴隷も途中から気がつくようで、こんなことを言われたことがある。

「赤い首輪を付けていると、本当に御主人様のものになれた気がして。私も赤い首輪が大好きです」

と。

そういうことを言われると、内心嬉しいのだが、私は、つい、

「じゃあ、次は黒にする」

なんて言っていたりする。本当に嫌なやつだ。

でも、黒にしたことは少なかった。

やっぱり、赤がいい。

本当に、なぜなのだろう?

他の主従の皆さんの、SM器具の色へのこだわりなども、あるなら、伺ってみたいものだ。


テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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