理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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題名通り、足を責める話なのだが、別に奴隷の足を縛るとか叩くとか、辛い体勢を強いるとか、ムチを入れることについて、書きたいわけではない。

昔、出会った、ある主従について書きたい。

足を責める話。


ある、主従と、何度か会った。

私が羨ましく思った主従の一つ。

その主従と、最初に会うとき、ある場所で待ち合わせをした。

私と、私の奴隷が、先について待っていた。

そして、その主従が、後からやってきた。

御主人様の名前を、武彦、その奴隷の名前を、順子と、仮にしておく。

武彦も、順子も、私よりも、若かった。二人共に、大学生だったと思う。

私達の前に、先にやってきたのは、武彦だ。

そして、

「遅れてすいません。あいつがとろいもんで」

と、謝罪した。といっても、待ち合わせの時間に遅れてきたとかそういうことではない。まだ、余裕がある時間だった。

「いや、別に、遅れてないから」

と、私は言ったのだが、そのあと、視線を向けた先にいた、武彦の奴隷である、順子を見て少し驚いた。

というよりも、順子に驚いたのではなく、正確には、武彦の態度に驚いた。

その理由は、順子が、杖をついて歩いて来ていたからだ。

片膝に障害がある順子は、杖なしでも何とか歩けるのだが、それでも杖がないと厳しい。もちろん、健常者と同じ速さで走ったり、歩いたりできるわけではない。

そんな順子を、武彦は、何も気にせずに、「とろい」と言っていた。

障害がある順子の歩みが遅いことを、私が、気にするわけがないのに。

そこに違和感というか、そこまで言う必要ないだろう、という、気持ちがわいた。

私の奴隷も同様のことは感じていたようで、少し表情を曇らせていた。

でも、それを指摘することはなく、順子がやってくるのを、3人で待った。

そして、順子が到着する。

「お待たせしてしまいまして、申し訳ありません」

と、深々と頭を下げる。

「ホントに、お前は」

なんて、順子に対して、突き放すように言いながら、武彦も、もう一度、私達に頭を下げた。

「そんなに急がなくてもいいよ。転んでも困るから」

私はそういって、その場は、終わって、一緒に、食事の予定をしていた店に向かった。

その時は、武彦たちが、選んだ店だった。

学生がよく行くチェーン店の居酒屋よりは、少し落ち着いた感じのところ。

二人は、何度か来たことがあるらしい。

そして、私達であるがゆえ、話す内容が、話す内容なので、個室を選んで、上がった。

畳の部屋に、卓があり、座布団で座る。

それを、見て、私はちょっと思った。

「順子さん、椅子のほうが楽なんじゃないかな?」

その言葉に、先に反応したのは、武彦だった。

「いえ、いいんですよ。こいつ、どうでもいいですから」

そう言って、何事もないように笑う。その横で順子も、頷いていた。

それは、武彦がそういうから、頷いていたのか、それとも、本当にそれでいいから、頷いていたのか、よくわからなかった。

私は、最初に感じた違和感を、また少し強くしながら、席についた。

そして、酒と料理が運ばれてきて、話をする。

そのときは、普通のオフ会ということだったので、特別な話をしたわけではない、というか、SMや主従の話を主体に、雑談も交えながら、普通にしていただけだった。

それは、とても楽しい会食だった。

そのうち、酔いもまわり、気持ちよくなった武彦が、隣にいる、順子にちょっかいを出し始めた。

「お前、ここが弱いんだよな」

順子の、悪い方の足を、武彦が手で打つ。

「あぁ…。痛い…」

当然だが、順子は痛がった。でも、武彦は、

「痛い、じゃないよな?」

といい、順子も、

「はい。嬉しいです。ありがとうございます」

と言った。

その光景に、私は驚いた。私の奴隷も、顔がひきつっていた。

それは、やっていいのか?と。

主従とはいえ、足が悪いのに、その部分を責めることをしても構わないのか?というか、私なら、それは避けるだろうと思った。

でも、武彦は容赦なかった。そのまま、何度も、足を責める。

そのたびに、順子は叫ぶことはないのだが、苦痛に顔を歪めつつ、「嬉しい」「ありがとうございます」という言葉を、返していた。

ひと通り、そういうことをしてから、武彦が私に言った。

「vetさん、僕のこと、かなり酷いと思ってますよね?」

と。

「うん。Sである以上、ひどくない奴はいないと思っているけれど、そういう意味ではなくて、一般常識的な意味で。SMってことを考えても、障害があるところを、責めるというのは、やり過ぎな気がして、見ていたよ」

私は、自分が思っていた違和感を武彦にそのままに告げた。

そんな私に、武彦は、

「今日、vetさんに会いたいなって思ったのは、これを見て欲しかったんですよ」

そう言って、武彦は、また、順子の足を責めた。

「僕らは、これで、満足しています」

そう言って、武彦は、とても愛おしそうに、順子を見た。そして、その顔に、順子が笑顔を返す。

「今の順子さんの顔を見れば、満足しているのは分かるよ。でも、違和感があるかな」

「掲示板を見ていた時、vetさんが、奴隷のコンプレックスのことを、少し言っていましたよね。ほんの少しですけれども。そんとき、優しいなって思ったんすよ」

他の方の相談事のような話題のときに、私が、奴隷のコンプレックスについて、少し書き込みをしたことを、武彦は言っていたのだった。

「その時にね、こういう付き合い方もあるんですって、いうことも思いました」

そう言って、武彦は、また、順子の足を責める。順子が苦痛に顔を歪めるが、その顔が、恍惚の表情に近くなってきているようにも見え始めていた。

「vetさんは、奴隷のコンプレックスも、全部、受け入れられたらいいですねって、あのとき、言っていましたよね。実際、今日、お会いしたら、美佳さんのこと、フォローしているのわかりましたし、本当に、実践されているんだって、すごいと思いました」

「フォローって、なにか、した?」

「美佳さん、話とか、苦手なんですよね? お会いした瞬間に、わかりました。なんか、すごく大人しい方なんだなぁって。でも、vetさん、うちらの話しから、外れないように、適度に、話、振ってますよね?」

「そうかな。あまり意識してないから、わからない」

「意識しないで出来るくらいなら、本当に、さすがです」

「だから、違うって」

「違いませんって」

「だから…。って、こういう話は、堂々巡りになるな」

「はい。奴隷がいると特に」

そう言って、私と、武彦は、お互いに苦笑いをした。

「ああ、それで、僕みたいなのも、ありかなって、自慢したかったんですよ」

と、武彦が少し、ニヤリとして、話を元に戻した。

「自慢?」

「はい。さり気なく弱点に気をつけるのも、受け入れることだと思いますけれど、弱点を弱点とも思わずに、普通に使うことも、受け入れることだと、僕は思っています。だから、僕は容赦しません」

そう言うと、やっぱり、また武彦は、順子の足を責めた。順子はまた苦痛を浮かべながらも、今度は明らかに嬉しそうに、していた。

そして、苦痛が引いたあと、私に言った。

「御主人様は、私の足が悪いことなんて、なんとも思ってないみたいです」

「それでいいの?」

「はい。気を使われないのは嬉しいです」

すごく幸せそうに、順子が言った。

「そうなんだ」

「はい。こんな方は、初めてです。今までに何人か、彼氏とかもいたんですけれど、みんな、足のこと気にしてくれて。それはそれでうれしかったですけれど、なんか、重荷になってる気がして」

「そうか…」

「はい。でも、御主人様は、弱点がわかると、そこばかり責めるんです。私のそこが、面白いとでも言っているかのように」

そう言って、順子は微笑んだ。

「それが、嬉しいんだ」

「はい。何も気にしてないっていうか、むしろ、膝がこうで良かったって思うこともあります」

「そっか」

「でも、しつこくて溜息出るときもありますけど」

順子はいたずらっぽく笑った。

「あはは…。まあ、Sってそういう人種だからね。こだわりのあるところは、とことん責めるしな。俺もそうだよ。困ったことに」

「本当に、困った方々です」

そういって、今度は、みんなで笑った。


私は、奴隷のコンプレックスや何かのウィークポイントについて、どう接すればいいのか?というのは、ずっと考えていたと思う。今も思う。

武彦と、順子の関係というのは、それについての答えの一つだった。そして、武彦も、私の掲示板での発言などから考えたことがあったので、こういう話をしたかったのだと思う。

少なくとも、奴隷を受け入れるということは、そういう部分も含めて認める、”お前”でいいと、そのままに、まず、奴隷を受け止め、そこから自分に合う奴隷に躾け、調教していく、ということであるのは、私も、武彦も同じだったのだと思う。

でも、私は、美佳の場合で言えば、とてもおとなしく、自己主張があまりなかったから、なかなか、言い出せないことなんかは、私の側も考えて、それを促したりするとか、そういうことをしていたと思うし、それは、私なりに、考えて、最良と思ったやり方だった。それで自然に会話が成立するようになれば、美佳は自分の自己主張のなさを意識しなくて良くなると思っていた。

武彦の場合には、受け止めたものを特別に意識しない。というか、弱点として責めていたのではあるが、それに対して特別な配慮をしないことで、奴隷に、そのコンプレックスを意識しなくて良いようにと思ってやっていた。

どちらがいいとか、そういうことではない。それに、奴隷によっても、それは違う。順子は、自分のハンデが相手の重荷になることがいつも心にひっかかっていて、それを重荷と思わせないでいてくれる武彦に、安らぎを感じたのだと思う。

でも、もしも私が、美佳のおとなしさとか、自己主張のなさをそのままにしていたら、そもそも、美佳が自分のことをあまり言わないので、コミュニケーションが成り立たない可能性があったから、美佳に対して、私が、武彦が順子にしたのと同様の態度をとることには、無理があったと思う。

やっぱり、奴隷次第というところはある。

奴隷の特徴を見て、それを受け入れていくこと、それに対応していくこと、というのは、必要なのだと思う。

奴隷を受け入れると一口にいっても、その受け入れ方というのは、様々だ。

奴隷に合わせて、御主人様が我慢するということになるのかもしれないのだが、私にしてみると、円滑に主従としてやっていくためのものであり、

主従が円滑にやっていけることで、好きなことができて、S性が満たされ、満足感につながるのだから、それは、我慢とか、無理にやらなければならないこと、という風には私は思わなかった。

武彦もそうは思っていないように見えた。むしろ、順子のハンデを二人の楽しみに変えたいと願っているように思えた。

幸せそうに見えた。

私は奴隷を受け入れていきたいと思う。

そういう意味で、武彦の見せてくれた、奴隷の受け入れ方というのは、とても印象に残っている。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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