理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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私はパンストフェチだ。

なんて、新年最初のエントリーの出だしがこれっていうのは、いかがなものか?と思うのだが、まあ、これから、このエントリーに、書きたいことを書くにあたって、これが一応重要というか、全ての元凶でもあることなので、書いてしまった。

今年も、私は、恥ずかしいことをたくさん書くのだと、暗示しているようだ…。

ああ…。

まあ、いい。

私がパンストフェチなのは、ブログを前から読んでくださっている皆さんは、お分かりかと思うが、そのせいで、奴隷の服装というのは、ある程度決まってくる。

パンストが見える服装。

そして、パンストが映える服装。

だから、下半身はスカート。

それも、長くても、膝が隠れる程度。それよりも長いスカートというのは、まず無かった。

奴隷になりたての頃、私の、このフェチをあまり奴隷が理解していない時には、他の服装もあったのだが、

そうなると、私は、あからさまに機嫌が悪くなるという、とても迷惑なやつなので、奴隷はそのうち、そういう格好しかしなくなっていった。

フェチというのは、厄介なものだ。

そして、このフェチは、更に厄介なことに、別のところにも派生する。

どうなるのか?というと、パンストにスカートという服装を奴隷が選ぶことが、ほとんどという状態になると、靴も自然に決まってくる。

パンプス、もしくは、ヒールが、圧倒的に多くなる。

奴隷のスニーカー姿なんて、ほとんど見たことがない。

というよりも、私が、「その服装(フェチ)に合うように、他の部分も考えろ」という雰囲気を、思いっきり醸し出していたのだろうから、

奴隷にしてみると、靴の選択肢というのは、自然に限られてくる。

その結果だ。

間接的に、ではあるが、明らかに、私が、スニーカーなど、比較的カジュアルな靴を撲滅したと言っていい。

何度も繰り返すが、本当に、厄介な御主人様だと思う。


ここで、少し話を変える。

私が東京に居た時、大学院を卒業した後は、ごく普通のサラリーマンをしつつ、たまに個人事業主として、やりたい仕事をするというような働き方をしていた。

普通のサラリーマンだけではなかったのだが、別の仕事がやたらと儲かったとか、そういうことはないので、別段、金持ちでもなかった。

単身者用のアパートで暮らす、ごく一般的な、IT系の技術者だった。

当然のように、あの頃は車も持っていなかった。

私の給料で車が買えないわけではなかったが、都内に住んでいたから、公共交通機関のほうが便利だったので、その必要もあまり感じず、逆に、駐車場代などの高い維持費を払う気にはならなかったので、持たなかった。

F1とか、カーレースは好きだし、スーパーカーと言われるような車を見るのも好きだが、高級車を所有することにステータスを感じるタイプでもないので、車を買うことは考えなかった。

たまに、山梨とか、伊豆の方とか、長野とか、ちょっとした遠出をするときには、レンタカーを借りていたのだが、それで十分に楽しんでいた。

だから、奴隷とどこかに行くという時、電車と徒歩ということが、多かった。

つまり、歩く。

ここまで書いて、何が言いたいかわかったかと思うが、奴隷が私と一緒にどこかに出かけるとき、奴隷は、ヒールで歩いていたことが、多かったということ。


一緒に歩いている時、奴隷が、話に夢中になったりする。

足元をちゃんと見ないで歩いていたりする。

「御主人様、私、この間…」

グキッ…

私の方を見て、何かを言おうとした瞬間、こんなことになってうずくまったりする。

「うぅぅ…」

ヒールというのは、コケやすい。

足を捻りやすい履物だ。

私が、手をつないでやっていても、足を捻るより早く、体を持ち上げてやるのは、さすがに無理だ。間に合わない。

こんなことが、結構あった。

その時、奴隷の足の捻り方にもよるが、その後の対応は色々だった。

軽いものであれば、少し休んでから歩き出したり、近くのベンチで、小休止したりということもあったのだが、思いっきりやってしまった場合、そして、終電などが近かったりして、回復を待つ時間があまりとれない時など。

私は、奴隷を背負ったことがある。

前置きが長かったが、ここからが今回の話。

奴隷を背負うこと。

足をくじいた奴隷の前に、私が背中を向けてしゃがむ。

その意味は奴隷もわかっていた。

その時の奴隷は、大抵、

「大丈夫ですから」

と言ったのだった。

確かに、町中で、背負われるというのは、恥ずかしいというのもあるのだと思う。

私は、そういうのはあまり気にしないのだが、奴隷は恥ずかしいと言ったこともあった。

でも、奴隷が、一番気にしたのは、御主人様である私に、負担をかけてしまうということ。

遠慮、というよりも、自分の立場をわきまえているということ。

奴隷は、御主人様の快適のために存在する。自分のために御主人様に迷惑などかけられない。

背負ってもらうこと。

全ての体重を預けて運んでもらうなんて、奴隷としての自覚が、十分にできてしまった奴隷にとっては、とてもできないことになっていた。

だから、

「御主人様に、背負っていただくなんて…」

奴隷は、そう言って、私の背中に、すぐに体を預けようとはしなかった。

その時、私は、とても寂しいと感じていた。

奴隷との絆というか、心のつながりは持っているつもりだった。

でも、奴隷が、動けない時に、それに手を差し伸べても、それを奴隷は掴まない。というよりも、主従という関係から、掴めなくしてしまった。

それが、御主人様なんだなと、そのとき、すごく明確に実感した。

自分で、主従という、格差のある関係を作っておきながら、こういう時だけ、寂しさを感じるのは、卑怯なのだと思う。

格差を作り、それに、奴隷をはめ込んだのであれば、最後まで、それを通すべきなのだと思う。

それが、本当の、御主人様の覚悟なんじゃないかと私は思う。

頭ではそう思う。

でも、私は、奴隷が、私の背に、その体を素直に預けてくれることを願っていた。

その時の私にとっては、それが、おそらく幸せなことだったのだと思う。

それなのに、奴隷は、私に背負われることを、拒んでいた。

拒むようにしたのは、確実に私だ。

「お前は、俺の奴隷なんだ」

と言っては、いつも、奴隷に奴隷という立場を意識させ続けた。

奴隷というのは、御主人様に尽くすためにあるものだと、躾けた。

その結果、奴隷が私のために何かをするのが当たり前で、奴隷のために私が何かをするということは、奴隷はおこがましいと思っていた。迷惑をかけることと思っていた。

そんなことは、できないと、奴隷は信じていた。


でも、その時の私は、背負われて欲しかった。

これは、御主人様というか、私と奴隷のジレンマだと思う。

もちろん、奴隷が足をくじいた時、そんなことを考えずに、「ほら、早く歩け」といって、さっさと行こうとする御主人様も居るだろう。むしろそのほうが、主従らしいのかもしれないし、奴隷も、困らずに済むのかもしれない。

そうは思うのだが…。

私は、やはり、奴隷の前にしゃがみ、背を差し出す。

そして、遠慮する奴隷に、結局は、こう言う。

「背中に乗れ。命令だ」

と。

そう言われてしまうと、奴隷は私の背に乗らざるをえない。

命令だから。

でも、命令だからではなく、私の気持ちとして、背負ってやりたかった。

そのことが、奴隷に伝わらないのが、寂しかった。

先日、新年会の帰りに夜の街を歩いていたら、酔っ払って、半分寝ているような感じの女性が、おそらく会社の同僚か誰かに背負われて、タクシーまで運ばれていくのを見て、このことを、思い出した。

私は、あんなふうに、背負いたかった。

奴隷に頼って欲しかった。

奴隷を守りたかった。

でも、それを許さない立場にさせたのも、私なんだなと思って、ちょっと複雑な気持ちになった。

奴隷と分かり合いたかった。分かり合っている部分はたくさんあったと思うけれど、こういうことに関しては、奴隷には、違うことを考えさせてしまった。

御主人様に、迷惑をかけてはいけない。

奴隷は強くそう思っていたのだと思う。

でも、それは、迷惑などではなく、私の望みだ。

奴隷が困っていたら、助けたい。私の自然な思いだ。

だけれども、それは、奴隷にはわからないことなのだ。

奴隷、だから。


そんな状況で、一つだけ、救いだったのは、

命令して、奴隷が私に背負われた時、

「すみません」「申し訳ありません」と、背中で何度も謝る中で、

「御主人様の匂いがして、幸せです」

と奴隷が言ったことだ。

私の匂いについては、どうでもいいのだが、背負われていることに、奴隷が少しでも幸せを感じていたなら、私は嬉しい。

その言葉が、私にとっては、宝物のように感じた。

テーマ:SM・拷問・調教・凌辱  - ジャンル:アダルト

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
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 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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