理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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美佳に試そうとしたもの。

それは、音楽だった。

ゆったりとした感じの、環境音楽?というか、高級レストランなんかで、バックにうっすらとかかっているような曲をかけてみたら、雰囲気も出るんじゃないか?

なんて考えたのだった。

私は、言葉で雰囲気を作るのはうまくなかったので、音楽ならどうだろうと、思ったのがきっかけだった。

そして、ネットで調べてみると、セックスのときに音楽をかけるという話も結構見つかったりして、良さそうに思えたのだった。

だから、私は、そういうゆったりした音楽とか、クラシックなんかのCDを何枚か購入して、次のセックスに望んだのだった。

その日。

いつものように私が先にシャワーを浴び、美佳が次にシャワーに入ったときに、CDをかけてみた。

音量はかなり小さくして、会話しても邪魔にならない程度、セックスに集中してしまえばわからなくなるくらいうっすらとかけてみたのだ。

そして、美佳がシャワーから出てくるのを待った。

無理矢理にセックスをするというようになってから、美佳はバスタオルではなく、洋服を着て出てくることが多くなった。

私がそれを無理矢理に脱がすというのが、そういう雰囲気を演出するような部分があったからだ。

そのときも、ブラウスとスカートを着て、きちんと下着もつけ、パンストまで履いて出てきた。

出てきたばかりの美佳の腕を私は、少し乱暴に引っ張ると、そのまま布団の上に押し倒した。

そこから、服を強引に脱がす。ボタンがはじけるような脱がし方でもよかったし、パンストを破いたりしても、美佳は怒らなかった。

むしろそういう無理矢理な感じが美佳の罪悪感を取り払ってくれていたようだった。

だから、そのときもそうしたのだが、美佳がとても怪訝な顔をしていることに気がついた。

そして、一端、私をとめるために「怖い」とつぶやいたのだった。

二人でそんな約束をしたものの、滅多に使われることのなかった言葉だったが、このとき、美佳がそれを使った。

私は即座に、美佳を犯す手を止めた。

そして、

「どうした?」

と聞くと、

「この音楽、どうしたの?」

と、聞き返された。

「雰囲気出るかなぁと思ったから。嫌だったか?」

「そういうわけじゃないけど…。今のセックスの雰囲気じゃ嫌になった? もっと穏やかにするほうがいいの?」

といわれたのだった。

私が選んだ曲というのが、ゆったりしたクラシックだったり、環境音楽みたいなものだったから、美佳はそう思ったのだろう。

「穏やかなほうがいいとか、そういう意味じゃなくて。雰囲気を出そうかと思ってさ。ちょっと、バリエーションつけてみたかっただけだよ」

「そうなの?でも、いつもどおりで私は大丈夫だよ」

「そうか…」

「なんか、他に考えてたことあったんじゃない?」

このあたりは、美佳も私のことを分かってきていたのだろうと思う。

何か新しいことを試すとき、私が何の意図もなくやることはない、という風に私のことを理解していたようだった。

ある意味、見抜かれていたのだろう。だから、素直に白状した。

「ああ。美佳をさ、イかせてやりたいと思って…」

「そうだったの…。でも、イクとかって、なんか恥ずかしいし…。今のままでも十分、気持ち良いよ。だって、私の要望どおりに、やってくれてるんだし、これ以上、私の都合で色々とやってもらうのは悪いし…」

「まあ、そうかもしれないけど…。でも、俺も、美佳をイかせたいっていう気持ちがあってさ。男の意地、みたいなもんかな。だから、美佳のためってことばかりじゃないよ」

「本当に?」

「うん。それは本当。俺の願望でもある」

「でも、私、イクって良くわからないし…。音楽でイクものなの?」

「俺もわからない。ただ、今までと、何かを変えてみたかっただけなんだけど…。どうだった?」

「なんか変な気分だった。無理矢理なのに、綺麗な音楽がかかってるのって、なんか違和感があって。せっかく用意してくれたのに、ごめんなさい…」

「そうか…。謝らなくていいよ。違和感があるなら、音楽は良くないってことだろうから。またほかの事、考える」

「いつも、私があなたの提案をぶち壊しているみたいで、ごめんなさい」

「いや、いいんだ。俺も試行錯誤したいだけだから」

「私、どうしたらイけるのか、わかればいいんだけど…ごめんなさい」

「気にしなくていいよ。また考えるから」

「ごめんさい…」

美佳は、そのとき、ひたすら謝っていたような印象がある。色々な準備をしてもらっても、やっぱり何も変えられないことを私に詫びていたのだろう。

でも、私としては、美佳が謝ることはないと思ったし、私の提案を跳ね返す美佳に腹を立てることもなかった。

むしろ、次は何を試そうかと、考えるのが、楽しくさえ思えたのだった。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

あ~
私も音楽は集中できないですね~しかも、クラシックでは、よけい、気分的にまったりしてしまいそうw でも、そういう供給があるってことは需要もあるわけで・・・環境音楽を聴いてその気になった人、いるのかなあ??でも、試行錯誤してられる当時のvetさんはとても真摯な態度だなあと、ジーンとしてしまいます。女の子をイカせるのは、vetさんがおっしゃってたように、気持ちをいかに惹きつけられるかがポイントだと思います。本当にその人に完全にハマってしまったら、美佳さんのように、SM的な関係も受け入れられるようになっていくんでしょうね。私も、もし自分が大好きな人がSM好きだったら、ハマってしまうかもしれません。その人以外、見えてなかったら。美佳さんがM的な奴隷になるのは、もうすぐでしょうか・・・早く見たいです~!
[2009/11/05 18:04] URL | sabo [ 編集 ]

今思えば、私も、クラシックとか、環境音楽はダメだろうなぁと、思うというか、逆にそれを思いついた、あのときの自分が不思議に思いますね。無理矢理とか、激しいことをやるときのBGMじゃないということに、全く気がついていないところが、なんとも恥ずかしいです。でも、それだけ、あの時は必死だったのだと思います。何とかしたいと思っていた気持ちが、先走っていたような感じでしょうか。誰かの気持ちを惹きつけるというのは、本当に難しいものですよね。真摯と言っていただけると嬉しいというか、救われた気分になります。
美佳の話は…。もう少しですよ。ただ、その先の話なんかもあるので、全体としてはかなり長くなりそうですが。
[2009/11/07 23:40] URL | vet [ 編集 ]

謝ってばかりになってしまう美佳さんの心情を思うと、
涙が出てしまいます。
最初のお相手がvetさんだったのは、
美佳さんにとってとても幸せな事だったのではと思います。
[2009/11/16 20:55] URL | しのぶ [ 編集 ]

お返事遅くなりました。長期出張などもある仕事なものでして、たまにこういうこともありますが、気長にお付き合いいただけると幸いです。

美佳にとって、本当に私でよかったのか?というのは、未だにわからないですし、多分これからも確実なことは言えないと思いますが、少なくともこのとき、私は美佳の事が本気で好きだったのは確かで、何とかしたいと必死でもがいていたんですよね。だから色々とおかしなことになっりもしましたが、それに美佳はちゃんと付き合ってくれましたから、今思うと、私にとっても、最初の相手が美佳で良かったのだと本当に思います。
[2009/11/21 20:03] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
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というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
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