理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

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 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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本当に気持ちの良いセックスの余韻も、段々と醒めていき、やっと二人とも頭が回るようになってきた頃、

布団に横たわったままだったが、美佳が私のほうを向いてポツリと言い出した。

「これから、私、あなたのこと、”御主人様”って呼べばいい?」

と。

唐突だったから私は少し驚き、また、”御主人様”という言葉の響きに、少し戸惑いと気恥ずかしさを覚えた。

でも、そうすることが、今回のようなお互いの快感を導いてくれるのであれば、それもいいだろうと私は思ったし、また、そのことは私の中のSの部分とも合致していた。

だから、論理的に考えれば、断る理由はなかったのだが…。

「美佳は、それでいいのか?」

「うん…。多分、そう思う…」

「本当に?」

「なんか、さっきの感じだと、それが自然な気がするの…。だから、あんなに気持ちよくなれたんだと思う。そのことがお互いにわかったらから、良かったんじゃない?」

「俺もそんな気はするけど…」

でも、私はこのとき少し躊躇していた。

抱きあった時は、すでに冷静ではなかったし、本当に、美佳がMだと思ってしまってよいのか?というのが、このとき、頭の片隅に浮かんだ。

多分、考えすぎの性格ゆえのサガなのだろうが…。

そして、美佳をこのまま奴隷にしてしまっていいのか?それでちゃんとした関係を作っていけるのか?

そういう不安もあった。

だから、美佳よりも、私のほうがこのときは迷いが多かったように思う。

でも、美佳はもう気持ちを決めていたようだった。

だから、美佳にしてははっきりと、こういったのだ。

「私、あなたの奴隷になりたい」

と。

決して大きな声で言ったのでもなく、ただ普通に口にしただけだったが、その言葉には重みがあった。

だが、それを受け止める準備が私の中には、まだ無かった。

だから、即座にそれに頷いてやることもできず、二の足を踏んで、

「あのビデオにあったみたいに、理不尽な挨拶をさせられたり、縛られたりとか、俺の足を舐めたりとか、犬みたいに扱われてもいいのか?」

なんてことを聞き返していたのだ。

だが、一度決めた美佳は、私と違って、もう迷っていなかった。

「さっきの感じ、本当に嬉しかったの。それに前に言ったけど、無理矢理にされたりするほうが、私は嬉しいから。奴隷になって、あなたに命令してもらって、それを受け入れたら、それがきっといいんだと思う。私、変態だから…」

美佳が自分の口から、自分を評して”変態”とまで言うのは、それまでの美佳からは考えられないことだった。

つまりそのくらいの覚悟がすでに、美佳の中にはあるということだ。

それを感じて、私もやっと覚悟を決めた。

「そうか。俺も変態だしな…。じゃあ、やってみるか?」

「うん」

「明日から、美佳を俺の奴隷にする」

私は、やっとその言葉を言えた。

「私の全てを捧げます…。奴隷にしてください」

「わかった」

「あ、でも、本当にたまにでいいから、御主人様として気が向いたときだけでいいから、さっきみたいにしっかり抱きしめてくれる?」

「わかった。それは、ちゃんとしてやる」

「嬉しい…」

美佳は、本当に幸せそうな顔で涙を流していた。

イッたときに流していた、快楽からくる涙ではなく、それは美佳がしっかりと考えて、決断した結果として、理性が流した涙だったのだと思う。

そう思える涙を見て、美佳を私の奴隷にすることが美佳にとっても、幸せなことなのだなと私は思えた。

「でも、本当に嫌なときには、前に決めたみたいにちゃんと言えよ」

「うん。でも、あなたのすることなら、もう全て受け入れたいと思う。だから、あの約束も無しでもいい」

あの約束というのは、前に書いたが、美佳を無理矢理に犯すとき、どうしても嫌なときに美佳が使う言葉と態度だった。

それを二人で決めていたのだが、それすらも美佳はいらないと言った。

だが、私はそれは譲らなかった。

自分の調教が美佳の肉体的な許容限界を超えないところできちんと出来るという自信が、その時の私にはなかったからだ。

「でも、それは譲れないな。俺は、ちゃんとあの約束は守るつもりだよ」

「そう?でも、私が使わなければ同じよね?」

「まあ、それはそうだけど…。でも、どうしようもない時にはちゃんと使えよ。それが奴隷にする条件だよ」

「はい、わかりました」

美佳はいたずらっぽく笑った。

「本当にわかっているのか?」

「はいはい」

美佳のここまで屈託の無い笑顔と言うのは、初めて見たような気がする。私はそれに負けたようなものだ。

「はぁ…。まあ、いいか」

「大丈夫。きっとうまく行って、私、思うから」

「そうか?」

「うん」

「じゃあ、明日からね」

「うん」

こうして、ふたりとも笑顔で笑いあい、その日は寝たのだった。

美佳との対等な関係の最後の日。

私は、興奮して、なかなか寝付けなかった。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

美佳さんがとても羨ましいです><
記事を読んでいたらすごくドキドキしてきちゃいました!
今まで、自分では、「少しMっけあるかな」くらいにしか思っていなかったのですが、
記事を読んでたら、すごくドキドキしちゃって、「私、けっこうMかも…」って、
自分に対する認識が変わっちゃいました;
それにしても、美佳さん、こんなに思ってもらえて、気持ち良くしてもらえて、
いいなぁ~。羨ましい><
私はまだ19歳で、男の人と付き合ったことがないのですが、
もし付き合うのなら、こんなふうに一途に思ってもらいたいなぁと思いました。
続きが楽しみです♪更新お待ちしてます^^
[2009/12/12 23:00] URL | あやの [ 編集 ]

自分の中にある、M性や、S性を知るというのは、結構大変ですよね。私自身も、Sかなぁとは思っていましたが、美佳を奴隷にして暫く経つまでは確信することはできませんでしたので。
あやのさんはMっぽいと感じられましたか。そういう風に感じると言うことは、美佳の方に共感して読んでくださったと言うことなのでしょうね。私の拙い文章でそのように感じていただけるというだけでも、書いた甲斐がありました。
まだ、付き合ったことが無いとのことですが、付き合うときが来たら、しっかりとあやのさんを見てくれる相性の合う相手が見つかると良いですね。
[2009/12/17 11:17] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
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 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

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