理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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私達は、デパートの中をゆっくり歩きながら、食器を見たりして過ごし、私は、私の奴隷がかわいいと言った小さな湯のみを買ってやったりしていた。

正昭も、ぐい飲みを奴隷と一緒に選んだりと、なんだか和んだ雰囲気で買い物を楽しんだ。

そして、待ち合わせ時間から1時間後。

そろそろ、夕食に予約したてんぷら屋に行こうかという頃合になって、拓也から電話が来た。

「すいません。ほんとにすいません。てんぷら屋、先に行っていてください。後から駆けつけますから…」

という、途方にくれたような電話だった。

その電話によると、美穂の支度にかなり時間がかかり、しかもそれを少し急かせたら、喧嘩になったのだそうだ。

それをなだめていたら、遅れて、結局、てんぷら屋に後から駆けつけるくらいの時間になってしまうとのことだった。

やっぱり、私と正昭は苦笑した。

そして、私が、

「彼女、面白いかもな」

なんて言い、正昭が

「SとM、逆のほうが案外上手くいくんじゃないか?」

なんて言って笑った。

それを聞いていた正昭の奴隷が、

「どうして御主人様たちはそんなに、気楽なんですか?私なんて、ずっと腹が立って…」

と、やっぱり少し怒りつつ、不思議そうに聞いてきた。

それに対して正昭が、

「アドバイスの答えは、とっくの昔に決まってる。こんな会食、本当は、しなくたって良かったんだ。だから、なんとも思ってない。俺らだけで美味いてんぷら食えばいいじゃないか」

といって笑った。

それはどういうことなのか?という顔をして、正昭の奴隷が正昭を、私の奴隷が私を見た。

私はさすがに決めてはいなかったが、正昭の言いたいことは分かったので、

「”雰囲気が良さそうなときに切り出せ”とか、”様子を見ながら、徐々に時間をかけてそういう状況を作っていけ”とか、良く言われるような当たり障りのないことでも言うつもりだったんだろ?」

「ああ。似たようなもんだけど、vetはまだ優しいな。俺は”的確なアドバイスなんてない”って言おうと思ってたよ。最初から」

といって、大笑いしている。

だが、正昭の言うことは、口は悪いが正しいのだ。

十人十色の男女関係において、女を奴隷化するマニュアルみたいなアドバイスは最初からないと思って良い。

確かに女を奴隷にするのが上手い男というのは存在すると思うが、それはMにしやすい女の見極めが上手いということも含まれている。

だが、拓也の場合、女がすでに決まっているから、奴隷にしやすい女かどうかを選べないので、難易度は格段に高いのだ。

結局、”彼女の状況を見て自分で判断しろ”。それしかないと私も思っていた。

私も、言えるものならそう言って突き放し、彼女を奴隷化する難しさを伝えてやりたいところなのだが、

わざわざ会食までセッティングして走り回っている拓也の健気さを見ると、突き放すのは少しかわいそうにも思っていたのだった。

私はやっぱり甘い。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト


この女性、気が強そうですけど、だからこそ相手によってはMに開花する可能性も充分ありますよね。ただやはり、この男性のようなタイプだと難しいかな…
これから奴隷を見つけたいと思っている男性の方々へ、要は人としての自信、のようなものが大切なのではないかと…。必ずしも「御主人様としての自信」は(最初は)なくても大丈夫だと思いますよ。(vetさんも試行錯誤されていたとおっしゃってますし)
男性として、人として、自信の持てる生き方をしていきつつ、M性のありそうな女性に鼻を利かせ、そうしているうちに自然と「ああ、この方のもとに繋いでいて頂きたい…!」と思ってくれる女性ときっと出会えるような気がします。
[2010/01/07 00:40] URL | はる [ 編集 ]

はるさん、鋭い!さすがです。
そうなんですよ。これから書こうと思っていましたので、ちょっとネタバレなんですが、このとき、私や正昭が思ったのは、美穂の奴隷特性の有無よりも、拓也のご主人様特性の有無の方が、気がかりなのでした。なので、正昭が「SとMを逆にしたらいい」とか、そういうことも言ってたんですね。なのに拓也本人は、ご主人様になることを本気で考えていましたので、私も正昭もかなり苦労したということです。

仰る通り、自信を持って自分でしっかりと立っている人というのは、それだけでオーラというか、相手を安心させる力が有りますよね。奴隷を持つということは、それだけの責任が伴うことですから、自分のことを自信を持ってできない人には、なかなか難しいものでもありますよね。
[2010/01/10 10:53] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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