理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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その日、私と美佳は、幸一の部屋にいた。

一人暮らしにしては、かなり広い幸一の部屋は、デザイナーズマンション?で、私の部屋なんかよりも当然綺麗で、さらにインテリアなども統一感があり、かなりオシャレだった。

そこで、私は幸一に頼みごとの返事をすることになっていた。

その集まりだったから、幸一の隣には、理沙もいた。

4人でテーブルを囲んで椅子に座り、理沙が作ったお菓子と、紅茶を飲みながらの話になった。

理沙は、首輪をつけただけの全裸だった。

紅茶をいれたときにエプロンをしていただけで、いれ終わってしまうとそれも躊躇なく脱いで、私にその裸体を晒した。

これまで、4人で会っていたときは、SMの話はしても、プレイはしなかったし、ご飯を食べに行ったり、映画を見に行ったり、ドライブに行ったり、そういう普通の遊びをして過ごしたことばかりだったから、理沙が全裸だったのには少し驚いた。

だが、それには理由があった。

「引きとってもらうように頼む以上、どんな”もの”かを、全部見せないと卑怯だと思ってな」

と幸一が言った。

その顔は真剣そのものだった。そして理沙も、全裸になってしまうと、椅子には座らず、床に正座し、

「どうぞ、私をvet様の奴隷にしてください。お願い致します」

と、この前の中華料理屋での態度と同じように、やっぱり、床に手をついて土下座をした。

だが、この時になっても、まだ私は決めかねていた。

美佳が理沙を受け入れることを承諾しているとはいっても、美佳が本心からそう思っているのかどうか?、まだ見切れずにいた。

本当に、あきらめが悪いというか、考えすぎる私の傾向が見事に発揮されていたのだった。

だから、

「色々と考えたんだけどな…」

と、私は、まだ迷っているという感じで、切り出していた。

「やっぱり、ダメか?」

幸一が、ため息をつきながら応じる。

「かなり迷っていてな…」

私も、歯切れの悪い答えを繰り返す。

だが、そんな私を見て、横に座っていた美佳が、

「御主人様、すみません。失礼いたしますね」

といって、微笑んでから、いきなり椅子から降りて、床に手をつき、土下座していた理沙に声をかけた。

「私の御主人様、素敵だから」

と。

それはもう、理沙を迎え入れると言っているようなものだった。

テーブルの下、奴隷同士で勝手に話が進んでいた。

それには、私も幸一も驚いた。

「ちょっと待て、俺は何も言ってないだろ!」

私は、焦って机の下に声をかけた。

美佳に主導権を握られている私を見て、幸一が笑った。顔が少し明るくなる。

「もしかして、理沙のこと、いいのか?」

「いや、いいというか、なんというか…」

「vetが引っかかっていたのは、美佳さんのことだろ?その美佳さんが同意してくれたみたいだし、何とかなりそうなのか?」

「でもな…」

私は、本当に情けないことに、その段階になってもまだ歯切れが悪かった。

「いいんだ。どうしてもダメなら、あとから理沙を捨ててくれて構わない。そのことは理沙にも言ってある。二人の迷惑になるなら身を引けって。だから、頼む」

幸一がこの時とばかりに、懇願してきた。

「はぁ…」

私は溜息しか出なかった。

だが、そうしている間にも、テーブルの下では、美佳と理沙が手をつないで微笑みあっていたらしい。

もう、この時点で結論は出ていたのだった。私が色々なことをゴチャゴチャと考えているよりも早く。

理沙が私の奴隷になるという結論が…。

そして、私はようやく観念し、美佳が理沙を奴隷にすることを積極的に私に進言したことなどを幸一に説明した。

すると、幸一は、なにかすごくほっとしたような顔で、

「ほんとに、ありがとう」

と言った。その言葉に、私も、これで良かったのかもしれないと、少し思えた気がするのだった。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト


v-8感動的なシーンですね
[2012/03/24 11:54] URL | 微笑 [ 編集 ]

>微笑さん
はじめまして。ブログ読んでくださってありがとうございます。
感動的といっていただけると、なんだか、あたふたしていた私が照れくさいのですが、この時は、本当に、びっくりしました。
[2012/03/26 12:44] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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