理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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幸一が日本を離れる数日前、私は美佳を連れずに一人で、幸一と理沙に会っていた。

場所は理沙の部屋。

幸一のマンションはすでに引き払われていたからだ。

4人で、一緒に鍋パーティーなんかをやったこともあったから、私が理沙の部屋を訪れるのは、その日が初めてではなかった。

だが、私はその日、少し緊張していた。

もちろん、その理由は、奴隷の譲渡をするために集まっていたからだ。

私にとっては奴隷の譲渡など初めての経験だったから、何をするのかわからず、多少不安だったのだ。

だが、理沙の部屋についてみると、幸一も奴隷の譲渡をするのは初めてだと聞かされ、なんだか少し気が抜けた。

ただ、幸一としてきちんとしておきたいことがあるということで、

「なんかさ、俺の中のけじめみたいなものなんだよ。ややこしくて悪いんだけど、付き合ってくれないか」

と、幸一が、タバコをふかしながら言った。

私はタバコは吸わないから知らないのだが、幸一が愛飲しているのは、日本では珍しい銘柄のタバコらしい。

確かにちょっと変わった香りがする。

だが、そんなタバコの本数がいつもより多い。そんなところから、幸一も内心では緊張しているように見受けられた。

「ああ、いいよ」

「たいしたことじゃないんだけどな。奴隷をきっちりと渡すってことで、俺からの理沙の説明と、検品みたいなことをvetにしてもらって、完璧な状態で譲渡したいって思っているだけなんだけどな」

「ほんとにややこしい奴だな」

「悪い。でも、vetも多分、そうしたいと思うようなことだと思うよ。お前もややこしい奴だし」

「それはそうだな」

と言って、笑い合った。

そんな二人を、理沙は多少強張った表情で見つめていた。

すでに理沙の首には首輪とリードがつけられていたが、全裸ではなく、普通に服を着ていた。

「じゃあ、始めるか」

幸一のこの言葉で、その譲渡式?は始まった。

「服を全部脱げ」

幸一が理沙に命じると、理沙は、

「はい、御主人様」

といって、まずはスカートを脱ぎ、次にブラウス、そして下着と、遅滞なくするすると脱いでいった。

程なく全裸になる。

「そこで回って、体全部を、vetにちゃんと見せてみろ」

「はい」

幸一の命令にしたがって、理沙はその場でゆっくりと回った。それに合わせて、幸一が理沙の体で感じる場所や、鞭を入れるのに良い場所などを説明していた。

私は、それをじっと聞いていた。

前回会ったときに、理沙の裸は見ているので、今更驚くことではなかったが、本当に綺麗な体だった。

かなり痩せている美佳と比べてしまうと、ふっくらした体つきなのだが、それでも一般的な基準で言えば、スレンダーと言える体型だろう。

しかも、全身を見ても、鞭や縛りの跡などが一つもなかった。

それなりに厳しい調教をしていると聞いていたから、私は理沙の体型よりも、傷や跡が無いことの方に驚いた。

「最近、調教してないのか?」

と、つい聞いてしまったくらいだ。

「調教をしてないわけじゃないけど、譲渡すると決めてから、体に傷跡の残るのはしてないよ。綺麗な体で譲渡するっていうのが、俺のポリシーだからな」

そう言って、幸一が笑った。

「ポリシーって…。(譲渡するの)初めてなんだろ」

私は苦笑した。

理沙は、幸一が止めるまで、ゆっくりと3回くらいは回っていたと思う。

その間に気になったのは、先程の傷跡が無いことと、もうひとつは、股間につけられた貞操帯だった。

その事は、前にSMの話をしたときに、幸一から聞いていた。

理沙は、常に貞操帯をしており、その鍵は幸一が持っている。

だから、幸一が居なければ、自慰もセックスも出来ない。

そうやって、御主人様に性器を管理されることに、理沙は快感を覚えるのだそうだ。

このときも、幸一がそれを説明してくれた。

そして、貞操帯も外す。

「股を開いて、全部、vetに見せるんだ」

その命令にも理沙は黙って従い、私に性器やアナルを晒した。やっぱりまた、幸一が解説をしてくれた。

理沙の性器も綺麗で、傷跡はなかった。

私が部屋に行く前に処理したのか、陰毛もきっちりと剃られていて、全く問題の無い奴隷だった。

これで、理沙の体の全てをチェックしたことになる。

その間中、理沙は無言で、少し俯き加減だった。

幸一の奴隷としての最後の時が近づいているからなのだろうと私は思った。

「これでいいか?全部大丈夫だと思うんだが」

と、幸一が言った。なにか、自分の作品を自慢するかのような、誇らしげな響きがあったのが、印象的だった。

それだけ、幸一は理沙のことをしっかりと愛情を持って調教してきたという証だったのだろうと思う。

「ああ、全部確認した」

私がそういうと、幸一が理沙に貞操帯を付け直し、服を着るように命じた。

そして、

「これで俺の気も済んだよ。変なセレモニーに付き合ってくれてありがとう」

「いや、俺も、なんかちゃんとけじめがついてよかったよ」

「そうか。そういってくれるなら俺も良かった。じゃあ、あとはこれを渡すだけだな」

といって、幸一は、ふたつの鍵をテーブルの上に並べた。

一つは先ほど使った、理沙の貞操帯の鍵。

そしてもうひとつは、理沙の部屋の合鍵だった。

「受け取ってくれ。その瞬間から、理沙はvetの奴隷だから」

そう言われると重い意味のある鍵だった。

「本当に良いんだな?」

「もちろんだ」

幸一がしっかりとうなづくのを見てから、私はゆっくりと鍵を受け取り、キーケースに取り付けた。

それを見て、理沙が床に手をつき、頭を下げながら私に言った。

「御主人様、これから、どうぞよろしくお願い致します」

と。

この瞬間から、理沙は私の奴隷になった。そして、美佳と理沙、2匹の奴隷を同時に飼うという、多頭飼いが始まったのだった。


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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

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 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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