理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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学校などでの、いじめの話がたまにニュースになる。

最近は、会社なんかでもあるようで、人間関係に疲れて、病院送りになる人なんかもいて、いい大人がいじめをするとか、溜息が出そうに思うことがあるのだが、

調教というものを別の視点から見てみると、いじめと変わらないことをしているようにもみえる。

例えば、いじめで良くある、叩くなどの暴行。

これは、鞭やスパンキングと同じことだ。

無視したり陰口を言ったりするなどの精神的ないじめは、放置調教や、奴隷を貶める言葉攻めと似ている。

さらには、服や靴を隠したりなんていうのは、もうそのまま、服を無理やり脱がせたり、破いたりする調教と、やっていることになんら変わりはないだろう。

こんな感じで、見た目の出来事だけから見ると、調教というのは、いじめのさらに強化版のようなものだといえると思う。

だが、SMの場合には、それはいじめとは言わない。

”調教”ということで、許されているのだ。

その違いはどこにあるのか?ということを考えてみると、それは奴隷の意思であろうと思い至った。

自分からそうなりたいと思う奴隷の意思というのが存在するから、その関係はいじめる者といじめられる者ではなく、御主人様と奴隷という主従であり、行為はいじめではなく”調教”という名前に変わる。

奴隷が、こういった行為をされるのを承知している、むしろ自分から、痛みを求め、恥ずかしい思いをさせられ、貶められることを望んでいるところ、つまり御主人様に忠実に居たいと願う心があることが、いじめと違うところだ。

だが、やっぱり、やっていることだけを見てみると、いじめと大差がない。

こう考えたとき、調教といじめとの境界線は、奴隷が決めているということに気がつく。

奴隷の意思が、御主人様の蛮行を、いじめかそうでないかに振り分けているのだ。

御主人様の意思ではなく…。

また、別の例もある。

調教を実際にやるときのことだ。

御主人様は自分の思い通りに奴隷を扱っていると思っているかも知れないが、その実、奴隷の様子を見ながら調教を進めている場合が非常に多い。

奴隷の体調、奴隷の気分の乗り具合、奴隷からの有言無言の要求、等々、いろいろな要素を加味して、その日の調教やその度合いを決めているのではないか?と思う。

もちろん、どんな調教をしたいか?という部分で御主人様が主体的に考えることはあるが、その調教ができるかどうかの最終的な判断を下すためには、奴隷の様子という要素を抜きにはできないだろう。

奴隷の様子を完全に無視して自分がやりたいようにだけ調教をしているという御主人様はそういないと私は思う。

少なくとも、真面目に、そして奴隷のことをきちんと考えてSMに取り組んでいる御主人様の中には、いないと思っていいだろう。

つまり、ここでもやっぱり奴隷が主体的な役割を果たしていて、それに沿った形で御主人様が動いている。

ここがSMの面白いところかなぁと、最近思う。

SMというのは、主従関係を結んだ瞬間から、一見すると御主人様が主体になっているように見える。

もちろん、調教を積極的に行うのは御主人様だし、御主人様の意思で全てが決まっているように見える。

それは、御主人様だけではなく、奴隷もそう思っているのだ。

でも、上で書いたように考えると、実は全ての最終的な決定権は、奴隷にあるのではないか?と思えてくる。

奴隷の気持ちや意思やその時の態度が、調教かどうかを決めていたり、調教の内容を決めているように見えてしまう。

そして、それを、御主人様がしっかりと把握しているからこそ、調教などと言うものが成立するのだと思う。

冷静に考えてみれば、それは本当に紙一重のところなのだろう。

奴隷が御主人様を御主人様と思う限り、調教は、いじめにも犯罪にもならないし、まともな調教が成立するが、そう思わなくなった瞬間に、全てが逆転する。

そう、その全てを握っているのは、実は御主人様ではなく、奴隷なのだ。

だから、御主人様というのは、常に、奴隷が奴隷でいたいと思うようにしていなければいけない。

奴隷が奴隷という身分を望む限り、御主人様は御主人様でいられる。

でも、逆に言えば、奴隷が奴隷という立場を望まなくなれば、御主人様という立場もなくなる。

だから、調教が調教であるかどうか?、そしてその調教がどんなものになるのか、というのは、実は奴隷が決めているといえるのではないか?

SMの主導権は常に奴隷が握っているのではないか?

そう考えることができると思う。

なんて、御主人様を脅すようなことを書いてしまったが、こういう考え方もできるということは、御主人様は心得ていたほうが良いと思う。

今、奴隷を持たずに、冷静に考えられるようになって、やっと私は、このことに、気がついた。

また、ブログにメールをくださった方の中に、同じことを言われている方がいらっしゃって、深く考えておられる方は気がついているのだなと、思ったことだ。

これは、私が必死で奴隷を調教していたときには考えもしなかったことで、あの頃は自分が全てを支配した気になっていたように思う。

少し思い上がっていたと言えるかも知れない。

御主人様で居ることと、思い上がることとは、全く別のことなのだ。

それを分かっている御主人様がどれだけ居るだろうか?

そんなことを今の私は思う。

だから、あのときのことを考え、こうしてブログを書きながら、色々と思い返して整理していると、あの頃とはまた違った考えが浮かんでくるので、なにやら面白い。



テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト

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[2010/11/28 00:00] | [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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