理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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幸一が日本に本格的に帰国したのは、一緒に寿司を食べたときから、3ヶ月ほどあとだった。

そのときも、東京で会い、話をした。

ただ、そのときの幸一はすこし様子が違っていた。

実家でのゴタゴタというのが、あまり良くない方向に行っているらしかった。

だから、あまり元気がなかった。

それでも、また再会を喜びあった。

ヨーロッパでの仕事の関係で東京に事務所を置くことになったらしく、東京にも頻繁に来るということで、それは私も嬉しかった。

それ以後、私は幸一と月に一度くらいは会っていた。

そして、やはりSMの話もした。

幸一はヨーロッパで、そういう女には結局めぐり合えなかったといっていた。

英語が話せるとは言っても、ネイティブではない幸一では、微妙なニュアンスを必要とするようなことは出来なかったと言っていた。

ただ、SMではないが普通に女とは付き合っていたとのことで、そんな話をしてくれたりもした。

だが、私も幸一も、理沙の話だけは一度もしなかった。

幸一は理沙を私に譲渡した時点で、それに関しては一切の関係を絶つことに決めているようだったし、

私もその幸一の潔さは分かっていたから、やっぱり何も言わなかった。

そして、私には、理沙のことを幸一と話さないもう一つの理由があった。

その時、私は理沙を本当に大切な奴隷として求めていたから。

もちろん、美佳もいて、美佳を大切に思っていたのは確かだが、そのあとから、理沙が入ってきて、一年半。

その間に、理沙に対する私の気持ちは、高まる一方だった。

付き合いが長く、色々なことを一緒に乗り越えてきた美佳が一番で、あとから譲渡されてきた理沙が二番目という、順序が私の中で変わる事はなかったが、

それでも、譲渡されてきた当初に思っていた二番という重さと、一年半を経過して感じる二番という重さには歴然とした差があった。

本当に重く、そして深く私の心にしっかり刻まれている二番であった。

理沙のことを私がかけがえのない存在として認識し、慈しみ、そして、愛していたのは確かだ。

理沙も、私にとって必要不可欠な奴隷になっていた。

もうすでに、美佳同様、私の心の一部になっていた。

だから、幸一と理沙の話をしたくないというのは、私の側にもあった気持ちなのだった。

もしも、幸一と理沙の話をしてしまったら、私は、幸一に理沙を返すことを考えてしまうのではないか?

もっと言えば、幸一が、理沙を取り返したいと思うのではないか?

そんな危惧が私にはあった。

理沙をかけがえのない物として認識していたその頃の私にとっては、幸一というのは、大切な友人であると同時に、心に引っかかる要素を持った理沙の元御主人様という存在でもあった。

ただ、幸一の潔さ。

理沙のことを絶対に口に出さないその態度に、この時の私の気持ちは救われていたように思う。

私は理沙を失うことがものすごく怖かったから。

絶対に失いたくないと思っていたから。

でも、そんな私の心が、幸一が日本に帰ってきたことで、ざわめき始めていたのは確かだった。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト















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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
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 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
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 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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