理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

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奴隷をある程度の期間飼っていると、一通りのプレイというか、調教は何度かこなすことになる。

私の場合には、定番と言われる調教の中でも、浣腸とかスカトロ系はあまり好きじゃなかったので、

一通りといっても、あまりやっていないものもあったのだが、私がやりたいと思った調教については、とりあえず、それなりにやったと思える時期が来る。

また、そのころになると奴隷との主従としての精神的な繋がりも徐々に確立されてきていて、

私も奴隷の心を理解し、その性格や性癖、気持ちの変化の仕方などもわかって来るようになる。

奴隷の方も私の前で、素直に気持ちをさらけ出し、御主人様はすべてを受け入れてくれるのだと心の底から信じられるようになってくる。

私も奴隷を愛し、そして奴隷も私に心酔し始めるようになってくる時期。

そんな時に、ふと考えたことがあった。

それは、どんな調教が、そういう頃の奴隷にとって一番辛いのだろうか?ということだった。

ただ、辛いと思われる調教というのは、考えてみると難しい。

調教が進むと、逆にその辛いこと自体が奴隷の快感になってしまうこともあるからだ。

何をもって奴隷にとって辛いと定義するのか?ということ自体が、曖昧なのだ。

だから、とりあえず、奴隷が一番やって欲しくないだろうと思われることはなんだろうか?ということを考えていた。

そういうことを考えること自体、私が思いっきりSだというのが分かるところなのだが…。


一番最初に考えたのは、調教で行うプレイの一つ一つのうちのどれが一番なのだろう?ということだった。

だが、そのころになると、どのプレイも、奴隷に、ある程度の辛さは与えるものの、それが快感と結びつくようになっていたように思う。

例えば、縄での緊縛などでも、それが奴隷にとって苦しいことではあるのだが、縄を見ただけでそれに酔ったような顔になることも見受けられたから、それが一番辛いこととは言えないと思えた。

鞭なんかでも同じで、痛みの中に快感を見いだしている、というか、御主人様である私に鞭を振るわれていることが嬉しいという風に思っているような様子が見えてくるようになっていた。

そして、他のプレイ(痛みばかりではなく、恥辱や、屈辱感を与えるようなもの)もそれと同様に思えるのだった。

私に見られながらの自慰や放尿、犬食いや、踏みつけられ、床に顔をこすりつけられ、組み敷かれるようなことや、足を舐めさせるようなこと、それらも全て、奴隷にとってはどこかで快感につながっていたような気がする。

また、言葉攻めなんかもあるが、それも考えてみると、蔑んだり、罵ったり、いじわるなことを言ったり、

そういう、大抵の言葉について、奴隷は受け止め、耐えられるようになり、そういう言葉で責められ、貶められることにも快感や安心感を感じるようになっていったと思う。

そして、何よりも、言葉の場合には、絶対に言ってはいけないだろうと思われることもあるので、言葉攻めには制約がある。

たぶん、絶対に言ってはいけないと私が思うのは、奴隷との信頼関係を壊すような言葉だ。

それは、奴隷によっても違うのだが、

例えば、美佳の場合なら、

「両親がこんな奴隷に堕ちたお前の姿を見たらどう思うだろうな」

なんてことは、絶対に言えなかった。

美佳にとっては、両親のことがタブーだったから。

それを調教で使ってしまったら、美佳との信頼関係は確実に崩壊するだろうと思っていた。

こんな感じで、理不尽な言葉が駄目だという意味ではなく、奴隷の、”奴隷としての心”を壊すような言葉は使ってはいけないということだ。

なので、私は、言葉攻めに関しては、かなり慎重に考えて言葉を選んでいたように思う。

ちょっと話がそれた。

つまり、色々な調教を考えてみても、どれが、奴隷にとって一番辛いのか?というのが、私にはしばらくの間、わからなかった。

また、奴隷によってもそれぞれの調教への反応は違うので、多分、辛いと思う調教も違うと思われるから、そういう意味でも、これは難しい問題だった。

でも、一度考え始めると、止まらなくなるのが私の悪い癖というか、しつこくて嫌なところだ。

そのころ、奴隷を調教するたびに、何が一番辛いのだろうと、考え続けていた。

そして、あるとき、それはふとしたことから判明することになった。

それは、私が、出張で2週間ほど居なかったとき。

もちろん、出張に奴隷を同行させることなんて出来ないから、奴隷とも、最短でも2週間は会えなくなる。

また、私は普段から、奴隷たちにあまり電話をしたり、携帯メールを送ることは無い御主人様だった。

離れていても、電話やメールを使って調教をする御主人様も居るようだが、私はそういう事はまず滅多にしなかった。

それに、自分から電話とか、携帯メールとかを送るのが、苦手と言ってはちょっと語弊があるが、

そういうのをマメにするほうではなかったし、もっと言えば、御主人様の方からそういう事をするということに、なんとなく、軽さみたいなものを感じていた部分もある。

今思うとちょっと笑ってしまう変なプライドみたいな物だったと思うのだが、その頃の私は、軽々しく思われたくないという気持ちから、奴隷に用事もないのに自分から連絡をとるということはまずしなかった。

なので、その出張に出かけてからも、私は奴隷たちに電話をしたりはしなかった。

つまり、奴隷とは顔を合わせず、声も聞かず、メールなどでの意志も伝えず、本当に何も関係を持たない時間が、数日続いた。

そんなことをしていたら、出張に行って1週間ほど経ったとき、美佳から電話が来たのだった。

しかも、とても切ない声で…。


長くなったので、後編に続く。

テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト















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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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