理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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美佳を奴隷にするとき、約束したことがあった。

前に、”第60話 最後の日”でも書いたが、それは、

「気が向いた時だけでいいから、しっかり抱きしめて欲しい」

ということ。

美佳が初めてイったとき、私はただ抱きしめていただけだったから、そのことが多分、美佳は忘れられなかったのだろうと思う。

気持ちが良かったことの記憶というか、二人の心が通い合った瞬間の感じを思い出したかったから、そういうことを私に願ったのではないかと思う。

そして、美佳を奴隷にしてから、私は、その約束は、しっかりと守っていた。

定期的に、美佳を抱きしめてやるようにしていた。

だが、最初の頃の私は、約束があるからという理由で、美佳を抱きしめてやっていたのではないかと思う。

美佳を抱きしめたいという欲求よりも、美佳を調教したいとか、性処理に使いたいとか、そういう欲求のほうが強かったように思うし、

美佳を奴隷にしたばかりだったから、SM的なことを優先する必要があるとも思っていた。

御主人様になりたてで、何もかもが珍しく、色々なことを試してみたかったという思いも強かったから、

私の興味、そして欲望が、抱きしめてやることよりも、SMのプレイの方に、より向いていたように思う。

だから、どちらかというと、その頃の、ただ抱きしめてやるという行為は、

「約束したのだから、ちゃんとしてやらないと」

という思いが動機になっていた部分が、少なからずあったのではないかなと、今にしてみると思う。

ただ、私にも、抱きしめてやったときに、美佳が初めてイクことができたという記憶はもちろんあったから、

美佳が、それで喜ぶのなら、いくらでも抱きしめてやろうと思っていたし、それを苦痛や面倒くさいと思ったことなどは、もちろん一度もない。

普通に、気持よく抱きしめてやっていた。

でも、私の気持ちの中では、それが一番優先順位の高いものだとは言えなかったのは事実だ。

こんな心境で、美佳を抱きしめることを続けていた私だったが、そのうちに、私の心に変化が出てきた。

何かのきっかけがあったわけではない。

ただ、何度も美佳を抱きしめてやるうちに、私の中で、その行為に新しい意味が生まれてきたような感じだ。

本当にそれは徐々に出てきた感情で、私自身もそれとは気づかないほどゆっくりと、私の心を変えて行ったように思う。

美佳は、私に抱きしめられているとき、また抱きしめられて離れた瞬間に、本当に嬉しそうに、幸せそうに、そして時に恍惚とした表情を浮かべて私を見ていた。

また、

「とても、嬉しいです…」

と、言いながら、涙を流す事もしばしばあった。

そんな顔を見るたび、そんな声を聞くたび、

「ああ、美佳は本当に幸せなんだな…」

と、思えた。

それが私も嬉しかった。とても誇らしかった。

そういう気持ちが、私の中の意識を変えたのだと思う。

そのうち、私は美佳を抱きしめることに、徐々に喜びを覚えるようになっていった。

幸せを共有できているような気がしていた。

そして、それと共に、抱きしめてやることの優先順位は徐々に上がっていった。

抱きしめてやることに、調教やセックスで得られるような性的な快感があったというわけではない。

だから、快楽ということではないのだと思う。

でも、気持ちとしては、ドキドキしたこともあるし、逆に、すごく落ち着いた気分になったこともある。

抱きしめたときの私の気持ちは様々だったが、抱きしめると、私の心がとても満たされていくのは、いつも感じられるようになっていった。

気持ちが、繋がったような気がしていた。

そのうち、私の方から積極的に求めて、美佳を抱きしめるようになった。

本当に愛おしく思えて、抱きしめたくて、そうするようになっていった。

だから、結構な頻度で抱きしめてやったような気がする。

それは、調教や性処理の後などに、裸で抱きしめたこともあれば、普段何気なく一緒に過ごしているときに、私の気分で、美佳を引き寄せ、服を着たままで、抱きしめたこともある。

本当に、ただ抱きしめるだけ。

美佳の背中に手を回して、ギュッと私に引き寄せてやるというそれだけ。

そのときに、性器や胸を愛撫したり、首筋や耳に唇を這わせたり、なんてことは一切しない。

やったとしても、せいぜい、抱きしめながら、後ろから頭を撫でてやるくらい。

確実に、性的な刺激を与えるための行為ではなかった。

今思えば、私にとって、ただ美佳を抱きしめるということは、美佳との距離を縮めるという事だったようにも思う。

抱きしめるということは、多分、一番、体の密着度の高い行為だ。

調教にしても、性処理にしても、体が触れている部分やその時間というのは、それほど多くない。

特に調教なんかの場合には、直接体に触っていないことも多い。

そう考えると、抱きしめるということは、スキンシップという意味で、調教や性処理では足りなかった部分を補っていたようにも思える。

美佳の体温に触れ、美佳の香りを受け入れ、美佳の吐息を聞く…。

美佳のことを最も間近に感じ、それを受け止める行為だったように思う。

だから、段々と、それが本当に重要なこと、美佳の様子を知るために、そして私のことを美佳に伝えるために必要不可欠なことだと思うようにもなっていった。

そして、そのうち、私は、抱きしめるということが私の愛情を表現する、一番の方法であるようにも思い始めた。

最終的には、私が抱きしめるとき、それは精一杯の愛情を注ぐという意味を持つようになった気がする。

そういう強い想いを持って、私は美佳を抱きしめるようになっていた。

最初の頃、美佳に言われて、約束だからとやっていた時の意識とは、雲泥の差だ。

調教や性処理などよりも、抱きしめるということは、上に来ていたかもしれない。

そのくらい、重要なことになっていた。

その後、別の奴隷が入ってきて、同様に抱きしめてやるようにしたのだが、そのときも美佳に寄せた想いと同じ気持ちでそうしていた。

その頃になると、私の最上級の愛情表現になっていたと思う。

もちろん、私は、そういう風に思っていることを奴隷に伝えていたわけではないから、奴隷がどんなふうに思って私に抱きしめられていたのか?はわからないのだが、

私としては、「愛している」という言葉を言わない代わりに、抱きしめるという行為でそれを示していたつもりだった。

全ての奴隷について、そう思って気持ちと愛情を出来る限り込めて抱きしめていた。

そういう意味では、回りくどくて分かりにくい事だったと思うが、そんな私の気持ちが、奴隷たちに伝わっていたのであれば、嬉しいことだなと思う。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト

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[2011/04/09 03:28] | [ 編集 ]

2011/04/09 03:28にコメント下さった、匿名希望さんへ。

初めまして、ブログを読んでくださり、またコメントまで、ありがとうございます。
本当に、とても嬉しいコメントでした。
私の言葉でそんなふうに思って頂けるなんて、すごく光栄ですし、書いた甲斐があります。
ありがとうございます。
ですから、謝らなくて大丈夫ですよ。またお話ししたいです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
[2011/04/09 17:46] URL | vet [ 編集 ]
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[2011/04/10 04:17] | [ 編集 ]

2011/04/10 04:17にコメントくださった、匿名希望さんへ。

そうですか。喜んで頂けると私も嬉しい限りです。
ただ、匿名希望で、コメント内容を他の人に見られたくない方へのお返事というのは、
私は、書いていただいたコメント内容ができるだけ推察されないようにとの配慮から、
あまり内容に言及せず、押さえ気味にお返事を書かせていただいておりますので、
匿名希望さんに対しても、しっかりしたお返事になっていないのではないかな?と思いまして、
なんだか、申し訳ない気もしております。
もちろん、このままコメント欄に書いてくださっても構いませんが、
もしも、もう少ししっかりとお話されたいと思われましたら、
メールなど送ってくださればと思います。
それでしたら、きちんとお返事出来ますので。その辺はお気軽にどうぞ。
[2011/04/10 18:54] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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