理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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ある時、気まぐれに私がやったことがあった。

最初はその意味も考えずに…。

それについての話。


調教の強さにもよるが、それなりの調教を終えると、奴隷はぐったりとしてしまうことが多い。

本当に限界近くまで調教をしたりすると、疲労でしばらく動けなくなる。

奴隷は、ベッドや床に横たわり、恍惚としてしまうこともある。

それでも、私が、

「座れ」

なんて命令すれば、奴隷はきちんと正座するし、奉仕などを命じてもやるのだが、そういうことを言わなければ、そのまま体を横たえて余韻に浸っている事が多かった。

奴隷の体力をかなり消耗させたときだから、それは仕方が無いのだが、そのときに、私はあることをした。

横たわっている奴隷に近づいて、その顔を、冷然と見下ろしながら、首輪の下に手を入れる。

奴隷の首、ちょうど喉の部分だ。

そこをそのまま掴む。

首を絞めるのでもなく、愛撫をするのでもなく、少しだけ力を入れて、ただ首を掴む。

痛くはない力加減だし、息を止めさせたり、血管を圧迫するようなこともしない。

ただ、掴む。

そして、見下ろす。

本当に気まぐれだった。ちょっとそこに触ってみたいと思っただけだった。

だが、それをされると奴隷は、かなり強い反応を示した。

ビクッとして、トロンとしていた目をパッと見開き、怪訝に眉を寄せて、私を見上げてきた。

恐怖を訴えているような目だった。

私が首を締めるとでも思ったのだろう。

そんな奴隷に、

「別に何もしない」

と言った。

すると、奴隷の恐怖は少し和らいだようだったが、それでも首を掴まれている間は、私の顔をじっと見上げていた。

先ほどまでの、調教の余韻に浸っている様子ではなかった。

「怖いのか?」

「いいえ…」

奴隷は否定するが、その顔は怖くないとは言っていない。

やっぱり、それは怖いのだ。それでも奴隷は手を振り払うことはなく、されるがまま、私の顔を見上げていた。

しばらくして、私はやっと手を離す。

奴隷は、あからさまには何もしなかったが、ホッと表情を崩したように私には見えた。


こんなことをしたことがあった。

これは本当に何の意図もなく、ただ、奴隷の首を掴んでみたいと思ったから、最初はやったのだが…。

奴隷がこれを怖がったのは明らかだったから、そのとき、私は思った。

「何もしない」と告げたとしても、やっぱり奴隷は私に対して、警戒心を持っているということを。

これをやった時、その奴隷は私の奴隷になってまだ間もない頃。

やはり、私を完全に信頼するというところまではいっていないのだろうと思った。

そして、しばらくして。

同じ奴隷に同じ事をした。その時も、反応はだいたい同じだった。

でも、更に時間が経った時。奴隷との関係をさらに深めた時。

また同じ事をしたのだが、その奴隷の反応は全く違っていた。

私が、首を掴んでも、ビクッという反応はなく、そのまま目を閉じて、穏やかな顔をして、力を抜いてしまった。


この2種類の反応。例外はあるが、他の奴隷でもだいたい同じだった。

前者が奴隷になりたての頃に多く、後者がしばらく経ってからに多い。

何匹かの奴隷でやっているうちに、こういう傾向があるということがわかった。

私は奴隷の首を掴むことで、その奴隷がどのくらい、私に対する警戒を解いているのか?ということがわかるのではないかと思うようになった。

最初から力を抜いた奴隷もいたから、これだけで警戒心の大きさを計れるとは思っていないのだが、一つの要素として、そういう部分があるのかも知れないと思った。


首というのは、人間の急所の一つ。

だから、そこを誰かに掴まれるというのは、多分、本能的な恐怖なのだと思う。

普段生活をしていても、他人に首を掴まれるなんてことは、まず滅多にないだろう。

子供の頃はふざけてプロレスごっこみたいな感じで友達の首を締めたりした人もいると思うが、ある程度の年齢になって、しかも女性の首をそうやって触る機会がたくさんある人というのは、おそらく珍しい。

恋人同士でも、相手の首に触るというのは、それほど多くないと思う。

セックスの間の愛撫で首に舌を這わせたり、何かの機会に、首をなでたりするくらいではないだろうか。

でも、私はそれを、奴隷にやった。

しかも、奴隷が、調教で体力をとられて、抵抗する力があまり残っていないときに。

だから、これをやられると、体が危険を察知してとっさに、ビクンと反応するのだろう。

何回かやっても鋭く反応する奴隷は、やっぱり反応するので、私が相手だとわかっていても、苦しむほど首を強く締められることはないと頭で理解しても、怖いのだろう。

ハッと目を見開いて、驚きを隠せず、心配そうな顔をして、私を見上げてくる。

とっさに首を振って逃れようとした奴隷も居た。

「あぁ!」

なんて、小さく悲鳴を上げることもある。

もちろん、奴隷が、驚いたとしても、動いたとしても、悲鳴をあげたとしても、私がその手を離すことは無い。掴んだまま、奴隷を観察する。

こういう反応を示すとき、奴隷の私に対する警戒感が、きっとまだ結構あるのだろうなと考えていた。

でも、そのうち、私が首を掴んでも、そういう唐突な反応をしなくなってくる。

喉をゴロゴロされて気持ちよさそうにしている猫を思い浮かべてもらえばいいかも知れない。

まさにそんな感じになってくる。

私が首輪の下に手を入れると、ゆっくりと目を閉じ、うっとりとした顔でその感触に身をまかせるようになる。

更には、

「御主人様の手、とても温かいです…」

なんて嬉しそうに言い出したり、上で書いたのとは別の意味で、

「あぁ…」

と吐息を漏らしたりする。快感を感じているときに出すような声で。

警戒心があって、恐怖が残っていたら、絶対にできないであろう反応だと思った。

もちろん、慣れというのもあるだろうから、私に対する、奴隷の警戒心や恐怖心の有無、そして信頼の度合いをこれだけで判断するのは無理があるとは思うが、

首という急所の一つを握られていても、全く気にせず、むしろ自分の大切な部分を預けていることに、安堵感すら感じて身を任せる。

そんな奴隷の姿をみると、私のことを信頼してくれていることを実感できた気がした。

そして、さらに驚いたのは、私がこれをやると寝る奴隷が居たことだった。

本当に寝るので、取り残された私は、一体何をやっているのか?と思ったくらいだ。

でも、その気持ちよさそうな表情は私にも悦びをくれた。

信頼して身を任せることに何の躊躇もない無防備な姿。

もしかしたら、私にそのまま絞め殺されても良いと思っていたのかも知れない。

もしかしたら、私に首を守られているというふうに思っていたのかも知れない。

それはわからないのだが、そう思わせられるほど、安心しきった寝顔を見ると、私が御主人様で良かったのだなと思えた。


もちろん、私は、奴隷との信頼関係を考えるときに、これだけで判断していたわけではない。

会話や、メール、普段の態度、調教や性処理での反応などからも、当然、考える。

むしろ、そちらの方を重視していた。

だから、首を掴むことに対する反応だけで、奴隷についての何かを変えるとかそういうことをしたわけではない。

でも、こんな事も織りまぜてしまっていた私というのは、やっぱりコミュニケーションに関して、不器用だったのかもしれない。

そして、必死だった。なんとか、奴隷の心を本当に知りたいと思っていたから。

奴隷が、躊躇すること無く、身をまかせることのできる御主人様でいたいと思っていたから。


ただ、今、考えると、奴隷のことを知りたいという気持ちの他にも、別の目的があったようにも思える。

私のSの部分への刺激という目的が。

奴隷の首。

そこに手を当て、有無を言わさずに握る。

奴隷の急所を押さえる。

それは、奴隷が手中にあるという、Sとしての支配欲を満たす、快感だったのかもしれない。


テーマ:支配と服従 - ジャンル:アダルト


「突然」の反応に、
やはり本能が優先するのだとは思いますが、
奴隷さんの抵抗を感じなかったとき、
生命を預けられたと感じた時の
Vet様には、充実感があったんだろうなぁと
このエントリを読ませていただいて、そう感じました。
私ならどうかな・・・。
生命を無意識にでも預けられるほどの
深い信頼を持てていければいいなと思いました。
それにしても、そのまま眠りにつくなんて、
とても安らかですね。
のどをゴロゴロしてもらっている猫、
うらやましいなぁ(笑)


[2011/10/22 19:51] URL | 智薫 [ 編集 ]

>智薫さん
いくら信頼していても、怖いものは怖いのだろうと思いますし、反射というのは、防衛本能ですから、それを信頼関係や、奴隷の強い思いで打ち消す事ができるとは、私も実は思っていませんでした。
でも、私の奴隷は、本当に首を唐突に触られることに全く防御反応をしなくなりましたね。ですから、強い思いというのは、そこまで行くのだと思い知らされた気がします。また、そういう関係になれたことは、おっしゃる通り、すごく充実感がありました。
多分これと同じように、例えば性的な快感なんかも、本能的に感じさせるものだと思うのですが、それが大きくなったりすることも、奴隷との間の信頼関係というのが強くなった結果なのではないかとも思うようになりました。
やっぱりお互いに人には言えないような性癖を理解し合って、それでも受け止めてもらえるということがわかっている関係というのは、本当に強いのかも知れませんね。
自分の心にある全てを見せて、預けることができる関係というのは、本当にいいものだと思います。

[2011/10/25 17:46] URL | vet [ 編集 ]














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 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
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