理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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少し前に、”奴隷と飲む酒”というエントリーを書いたのだが。

今回も、奴隷と酒を飲むという話。

SMっぽくない、普段の奴隷との過ごし方の話だから、つまらないと思う方は、飛ばしてもらっていい。


”上善如水(じょうぜんみずのごとし)”という日本酒がある。

かなりすっきりして飲みやすい日本酒として有名だと思う。

上善如水というのは、老子の思想を表した言葉だが、この酒、飲みやすいので、水のように飲めるという意味で、言っている人もいたりする。

私も最初はそういう意味だと思っていた。

また、”すず音”という、日本酒もある。

これは、ちょっと変わっていて、発泡する上、日本酒としては、アルコール度数がかなり低いもの。

どちらも有名な日本酒だから、ご存知の方は多いと思う。

でも、私は、特別にこの2つの酒が好きだったというわけではない。

もちろん、嫌いではないので、普通に飲むのだが、私がぜひ買って飲みたいという風に感じる酒ではない。

でも、酒を飲む時、これを用意する(させる)ことがあった。

そう、奴隷と一緒に飲む場合に。


私が、奴隷と酒を飲む時には、私だけが飲むということはほとんどない。

奴隷にも、飲みたければ酒は飲ませる。

もちろん、調教の最中に、奴隷を四つん這いにさせて、その背中をテーブル替わりにして飲んでいるような時は、別なのだが、

そうではなく、調教の後や、食事時など、ゆったり過ごす時間のこと。

その時には、奴隷にも遠慮することなく、飲みたければ、飲むようにと言っていた。

そうすると、飲むことは飲む。

ただ、私があまり酒が飲めないのを、奴隷は知っているので、そういう意味で、遠慮がちに、ではあったが…。


だが、そこで、少し問題が起こる。

女性は、日本酒が苦手な人が多いような気がする。

私の奴隷の中にも、日本酒があまり得意ではない奴隷が居た。

でも、私が日本酒が好き、というのは知っているので、奴隷は、そんな私に付き合って飲む、と言い出す。

「お前、チューハイでも、カクテルでも、ビールでも、好きなもの飲めばいいだろ」

なんて言うのだが、

「御主人様と一緒に飲みたいです」

という風に、私に合わせたがることが多かった。

頑固に、

「日本酒を飲むんです!」

と言い張る奴隷も居た。

でも、実際、日本酒が苦手な奴隷にとっては、きつい。

いくら奴隷が、私に合わせたいと、願って、頑張ったとしても、やっぱり難しいものは、難しいのだ。

「ケホ、ケホ」

なんて言いながら、一生懸命に、飲んでいるのを見ると、その気持ちを、可愛らしいとは思うのだが、ため息が出てくる。

酒というのは、我慢して飲むものではない。

美味しいと思う酒を、美味しいと思う分だけ飲むものだ。

なのに、奴隷は、私の前でそれがなかなかできない。

そういう状態を、何とかしたいと思った。


だから、奴隷の部屋で一緒に晩酌をすることになった、ある時、私は奴隷に言った。

「上善如水と、すず音って日本酒があるから、買っておけ」

と。

「御主人様、いつものなら、ありますけど…」

奴隷は私が好んでいる日本酒のことを言っている。

その奴隷は、すでにそれを買って、部屋に何種類かストックしてあった。

自分で普段は絶対に飲まない酒を、買い、大事にしまってある。

私がいつ行って、いつ飲みたいと言い出しても大丈夫なようにと思っているのだった。

そういうところも、健気で、可愛らしいとは思うのだが…。

その奴隷は、日本酒が、苦手だった。

だから言った。

「たまには、違うのが飲みたい」

と。

「そうなんですね。わかりました。買っておきます」

奴隷は、特に疑うこともなく、私がそれを飲みたいと思っているのだということで、納得した。

そして、当日。

調教を終え、晩酌のつまみを奴隷が作って、机に並べる。

さらに、奴隷が、上善如水とすず音、そして、奴隷が前からストックしていた、普段私が飲む酒を机の上に置いた。

言っておいた2本は、ちゃんと買ってきてあった。

「これで、よろしいでしょうか?」

日本酒に詳しいわけでもない奴隷にすると、有名な酒であっても、初めて買ったものであり、自信がないのだった。

「ああ」

「はぁ、良かったです」

といって、奴隷がホッとしている。そして、

「どれから、召し上がりますか?」

と、奴隷が聞き、私は、上善如水を選んだ。

奴隷が蓋をとって、私のお猪口に注ぐ。

「お前も飲むか?」

「頂いてもいいのでしょうか?」

「無理強いはしない。飲みたければ、好きに飲め」

「はい」

と言って、奴隷は自分で、自分のお猪口に注いだ。

私は、自分の酒に口を付けずに、その様子を見ていた。

そんな私を少し不審に思ったのか、奴隷が首をかしげて、私を見る。

「どうされたのですか?」

「お前が飲むのを見てるだけだ」

「え?」

「飲まないのか?」

「飲みますけれど…」

「じゃあ、飲め」

「あ、はい」

といって、奴隷はお猪口に、恐る恐るといった感じで、口をつける。

普段、私が飲む日本酒と同じようなものだと思っていたのだろう。

むせる覚悟をしているのがわかる。

だから、それを飲んだ瞬間、奴隷の顔が変わった。驚いている。

「これ、大丈夫です!」

その顔があまりにも、面白かったので、私は苦笑した。

「御主人様、これ…」

「こういう酒だ」

「私でも、ちゃんと飲めます!」

嬉しそうに奴隷が笑った。

それを見ながら、私も口をつけた。

味からすると、私の好きなタイプの酒ではないのだが、この時の上善如水は、格別にうまいと思った。

奴隷が、普通に飲めている。それを喜んでいる。

そんな姿が、私も嬉しかったから。だから、うまかったのだろう。

その後、すず音も飲んだ。

それは、発泡しているのが、見えたので、奴隷はそれを見ただけで、面白いと言って喜んだ。

しかも、ちゃんと飲めたので、さらに喜んだ。

そして、やっぱり、私も、その時のすず音は本当にうまかった。

こんな、晩酌をしたことがあった。

あとから、さすがに奴隷も気がついたらしく、

「私のために、選んでくださったのではないでしょうか? 本当に御主人様が飲みたいものではなかったのではないでしょうか?」

なんて言ってきたが、それは、何度言われても、私は突っぱねた。

「俺が飲みたかった」と言って。

奴隷に合わせた、なんてことは、プライドにかけて言えない。

絶対に言わない。

それに、その言葉は、嘘ではない。

その時、私が飲みたかったのは、”酒”ではなくて、”奴隷と一緒にゆったり飲む酒”だったのだから。

だから、この酒というのは、私が飲みたい酒で、間違いない。


奴隷が奴隷として、私のそばにいること、それだけで奴隷はいいと言った。

実際、それだけでもいいのだと思う。

でも、たまに一緒に酒を飲む時くらい、楽しく飲みたいと思っていた。

御主人様という立場、奴隷という立場、そして、それに応じた接し方、態度というのは、その時でも、変わらないのだが、そんな主従の枠の中でも、気持ちよく居たいと思った。

奴隷との大切な時間を、ちゃんと過ごしていたいと思った。

だから、私は、こういう事をしたことがある。

いつも、というわけではないのだが、奴隷と楽しく酒が飲みたいと思えば、このくらいの配慮は、私は苦にならなかったし、御主人様がするべきことではないとも思わなかった。

そんな私を奴隷たちがどう思っていたかは知らない。

私は、自分が楽しく飲みたいからそうしただけなのだが、そこまで気を使ってほしくないと思っていたかもしれない。

奴隷のことなんて徹底的に気にしないで欲しいと思っていたのかもしれない。

それはわからないのだが、私なりの奴隷との楽しみ方として、こういうこともしたのだった。

したかったのだった。


上善如水や、すず音が売っているのを見ると思い出す。

今は、奴隷と一緒に飲む機会がないから、買ってくることもないが。

いつか、これを買って一緒に飲む機会があればいいなと、思ったりする。


ちなみに、こんな時でも、下戸に近い酒好きという厄介な性質の私は、奴隷よりも先に潰れたことがあった。

いつの間にか、奴隷の膝枕で寝ていた。

気がついたときは朝だった…。

それだけが、情けなく、とても悔しいところだ。



今回も、実を言うと、いつか書くつもりだと言っていた、わかめ酒の話を書こうとしたのだが…。

前ふりを書いていたら、やっぱりそれで終わった。

前回の、”奴隷と飲む酒”のエントリーと同じように。

わかめ酒の話は、いつ書けるのやら…。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト

拝啓。
大人っぽい色気のある、お話ですね。

私は下戸なので、お酒の話は分からないのですが、飲み会には、よく参加します。

日本酒が揃っているお店に行ったことがあるのですが、凝った銘柄ばかりで見ているだけでも楽しいものですね。

愛奴さんの、vet様と同じものを飲みたいのも分かるし
vet様のお気持ちも分かります。

何でも、合わせられることなら御主人様に合わせたいって気持ち分かります。
それが愛奴さんの奴心ってものなのでしょうね。



わかめ酒…私、本当にワカメを入れたヒレ酒のような物だと思っていました(笑)

vet様も愛奴様をグラスにされたのですね…ニヤリ

私も経験者です。ただ、下戸をグラスにしてはいけません
酔っ払って、そのまま爆睡しました。

ちなみに女体盛りも経験しました。
胸の辺りに買ってきた、お刺身をのっけられただけなのですが
刺身は冷たくないと旨くないと言っていました(笑)

vet様の、わかめ酒のお話も楽しみにしております。

[2012/03/08 01:33] URL | 優 [ 編集 ]

>優さん

優さん、下戸なのですか。
お酒が飲めないと飲み会に参加しないとか、楽しめないという方、多いと思いますが、上手く場に溶け込んで、楽しみ方を見つけている人を見るといいなと思います。
私も限りなく下戸に近いですけれども、お酒は好きなので、タチが悪いですね(笑)
日本酒が色々と置いてあるお店っていいですね。私もたまに行きますけれども、見ているだけで楽しめます。
そういうとき、もう少し沢山飲めたらなと思います。

奴隷が同じ物を飲みたがったこと、今思うと、嬉しいことですよね。
でも、それが難しいなら、他のものを飲めばいいのにと、普通に言ってしまっておりました。
奴隷は、無理にでも「同じ物を飲め」と言って欲しかったのかも知れませんね。
とはいえ、アルコールを無理強いするのは、よくないので、色々と悩むところです。

わかめ酒は、本当にわかめを入れたものもあるかも知れませんね。
でも、私が書くつもりのわかめ酒は、ご想像されている方のわかめ酒です。
それにしても、わかめ酒も女体盛りも経験済みとは、すごいですね。
なかなか、そういう方っていらっしゃらないと思いますので、びっくりです。
ちなみに、女体盛りもやったことがありますが、確かにあれは、刺身を乗せるにはあまり適さないですね。
だからといって、他のものだとあまり雰囲気も出ませんし、なかなか悩ましいものではあります(笑)

奴隷をグラスにという意味では、わかめ酒の他にも別のこともやったりしましたので、それもそのうち書きましょうか。

その前に、わかめ酒の話を今度こそちゃんと書こうと思います。

[2012/03/12 21:38] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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