理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

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 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

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理沙が幸一と会った次の日。

理沙が私の部屋に来ていた。

それもいつものこと。

幸一と何を話したのか、それを私に全て報告する。それが、理沙が決めたことだった。

この時点でも、私のことを御主人様として、考えていたのだった。

そのために、理沙は会社帰りに私の部屋に寄った。

いつものように、理沙は私の部屋に来ると、まだ私の奴隷であることを、かたくなに守るつもりで、床に頭をこすりつけて挨拶をし、首輪をつけてくれるようにと言った。

私はその通りに、つけてやった。

そして、理沙が、幸一と会った時のことを話し始めた。

「幸一さんは、少し、すっきりした感じでした」

まずは幸一の様子を語り始めた。

私は、そんな理沙の口から、いつ、「プロポーズをされた」という言葉が出てくるのか、気が気ではなかった。

理沙は、おそらく確実にそれを言うだろう。

そして、それについて、私は、

「どうするつもりだ?」

と、聞かないで済ますことはできないと思っていた。

だから、その覚悟をして、理沙の話を聞いていた。

正直なところ、理沙の話の他の内容というのは、どうでも良かった。

プロポーズに関すること。その一点だけに、私の関心は注がれていた。

理沙は、幸一の様子をまずは語った。

幸一が言っていたことも、なるべくそれを間違えないように、注意しているのがわかる感じで、丁寧に話をしていた。

でも、なかなか、その中に、幸一がプロポーズをしたという話題が出てこない。

私は、少しイライラしていたかもしれない。

そんな気持ちをぐっと堪えて、理沙の話を聞いていた。

だが、しばらくして、

「幸一さんが話したのは、これで全部です」

と、理沙が、幸一の話を終えた。

私は、何があったのだろう?と思った。

幸一は、プロポーズをしなかったのか?

会った時、幸一は、あれだけの決意をしていたのに。

私との友人関係を壊してでも、理沙を取ると宣言していたのに。

理沙の口から、幸一のプロポーズの話は、一切出てこなかった。

付き合って欲しいと強く言われたとか、すぐにでも奴隷にしたいと言われたとか、それらしいこともない。

本当に、幸一の今の状況や今後の予定が語られただけ。

だから、

「それだけか?」

つい、聞き返していた。

でも、理沙は、

「はい、一言一句というわけではないですけれど、これだけです」

と、言った。

その顔を見る。態度を観察する。

何かいつもと違うような気がしないでもない。理沙は何かを隠しているようにも見える。

でも、私も普段とは違う気持ちでいた事に自覚があったから、そのせいで、理沙の表情や態度が、違うのではないか?と思えてしまうのではないかと考えても居た。

それに、理沙は今まで、おそらく、できるかぎり正確に、幸一との話を私に伝えていたのだと思っていた。

だから、そのときも、そうなのだろうと、私は思っていた。

ということは、やはり、幸一は、プロポーズをしなかった。

そういうことなのだろう。

それが、何を意図したものなのか、また、意図は特になく、出来なかっただけなのか、私にはわからなかった。

「そうか」

とだけ言った。

「それから、私が話したことですが…」

と言って、今度は、理沙が話をしたことを、語り始める。

これもいつものこと。

淡々と話が進んでいく。

理沙の状況、前回、幸一に会ってからの出来事、そして、今の理沙の気持ち、そういうものが、幸一に伝えられたのだということ。

それはわかった。

でも、ここにも、幸一のプロポーズを匂わせるようなことは、一つもなかった。

理沙の現状は私も知っていることだったし、理沙がやっぱり私のことを御主人様として、想っているということも、幸一に言ったようだった。

その話を聞きながらも、私は、やっぱり、幸一がプロポーズをしなかった理由を考えていた。

「これだけです」

といって、理沙が幸一と会った時のことを、全て話し終えた。

最後まで聞いても、幸一がプロポーズをしたということは、一言も出て来なかった。

私は、幸一の意図を完全に見失った。

何を考えている?

幸一の性格や、会った時の真剣な態度からして、私を揺さぶるような策を使うとは思えなかった。

だから余計に、幸一が予定を変えた理由がよくわからない。

そのことを、考えてしまっていたし、また時間も遅かったから、その日は、理沙を調教することも、性処理に使うこともなく、そのまま、帰した。

その後も、私は、一人で、考えていた。

ただ、気持ちとして、一つ、私の中にあったものがある。

ホッとしていた。

そのことだけは、確かなことだった。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト


vetさま

すべてを聞いた後 ホッとされたのですね
理沙さんを愛しているvetさまと幸一さまと
それぞれがそれぞれのことをお互いに思っていて
その関係性が羨ましく思います
そんなおふたりから愛された理沙さん
とてもお幸せですね
[2012/03/26 20:11] URL | ミチル [ 編集 ]

>ミチルさん
プロポーズという、私にはできなくて、幸一にはできてしまうことを、されるのは、やっぱり辛かったので、この瞬間は、正直、ホッとしました。
このときの、3人の関係というのは、ちょっと珍しいかもしれません。
三角関係ということになるのでしょうけれども、誰かが誰かを嫌いとか、排除したいとかそういうことは無かったと、少なくとも私は思っていましたので。
でも、そのために、相手に対する遠慮なんかも出てきてしまって、余計に辛かったのかも知れませんが。
理沙は幸せだったのであればいいのですが、こういう選択を迫るような状況にしてしまったことが、本当に良かったのか?ということを私は今でも思います。
[2012/04/01 12:59] URL | vet [ 編集 ]














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著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
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 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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