理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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美佳には友達が少なかった。

特に、東京に出てきてからできた友達というのは、ほとんどいないようだった。

勤めていた会社は、女のほうが多いところだったから、同僚はそれなりにいたのだが、それでも、友達と呼べる人はできなかったらしい。

そんな美佳だったが、親友と呼べる友達が一人、近くにいた。

彼女の名前を、仮に香織としておく。

近くとは言っても千葉なので、頻繁に会うというわけには行かないようだったが、美佳が友達に会うといったら、香織を指すと思ってほぼ間違いないのだった。

香織は、美佳が地元の高校に通っていたときからの友人のうちの一人で、千葉に就職していた女だった。

美佳も地元に帰れば、香織の他に何人か友達がいるようなのだが、その中で関東に就職したのは香織だけだったから、美佳が、普段会って付き合いができるのは、彼女だけだった。

美佳は、ファーストキスをしてから少ししたころに、香織を私に紹介した。

3人で出かけ、新宿のレストランで一緒に食事をした。

香織は、少しぽっちゃりした体型。そして、良くしゃべるし、良く笑う。いつも笑顔で明るい。

美佳とは正反対だった。そして、一般的な基準で考えるなら、おそらく美佳よりも、男にはモテるだろうと思われる。

愛嬌のある女だった。

実際、香織は付き合っている男もいた。

そんな香織と、美佳と、私の3人で食事をしているとき、美佳がトイレに立った。

そのときに、香織が私に言った言葉が印象的だった。

「あの子、奥手でしょ?」

と。

香織は、私と美佳の現状をほぼ正確に把握していた。

美佳から聞いた部分はもちろんあるようだが、地元にいたときの様子からも推測できるという話をしてくれた。

それは、美佳と、美佳の両親、実家のこと。

「すごい厳しい家でね。高校生にもなって、バイト禁止、カラオケ禁止、18時門限って、ありえないでしょ?」

と、口火を切ると、饒舌な香織は止まらなかった。

高校時代の美佳のことを話し始める。

「ただでさえ、おとなしい子でしょ。なのに、そんな門限あるのが有名になっちゃってね。男子は美佳の事、敬遠するし、女子も一緒に遊べないから離れていくし、結局、美佳の周りに残ったのって、うちらだけなんだよね」

「そうなのか…」

「大学だって、美佳、家から通えるところの女子大に入れられてたし…。それも両親が決めてね。美佳の両親、かなりすごい。しかも、美佳はそれをまじめに守るから。私なら、息苦しくて、家出してると思うよ」

予想以上の美佳の実家の話に、私はかなり驚いた。

「だから、美佳から彼氏ができたってきいたとき、私、メチャクチャ嬉しかったよ。かなり奥手だし、未だに実家からの電話とかもまじめに守ってるみたいで、付き合うの大変だと思うけど、絶対に悪い子じゃないから。大切にして。それだけはお願い」

なんて言いながら、両手を合わせ、半ば本気で拝まれてしまった。

「それはもちろん、そのつもりで、付き合ってるから」

「でもなぁ。もうちょっと、親離れしてもいいのにな…」

なんて、すでに保護者のような感じでため息をつく香織。

このとき、美佳にはいい友達がいることを、私はとても嬉しく思った。

私は、香織とも仲良く出来れば良いと思い、連絡先を交換したりもしたし、

その後も何度か、3人、また香織の彼氏も交えて、4人で食事をする機会なんかも作ったりした。

そんな交流をしているうちに、香織は私にとって、美佳の事を相談するのには、ちょうど良い相手になってくれたのだった。

とてもありがたかった。

だが、その一方で、美佳が頑ななのは、両親の影響がかなり大きいということが、香織の口からたくさん語られることになり、その事実を私は強烈に認識することになった。

ますます、美佳には強く言えないという状況になっていったのだった。

美佳に私が強く言えば、美佳は両親と私との板ばさみになる。

そんな風にして、美佳を苦しめるようなことはしたくはなかった。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト















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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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