理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


※パソコン以外で見ていて、何故かここしか表示されずに困った方は、以下のボタンを。

 ▼スマホの場合▼
スマホ版へのボタン

 ▼携帯の場合▼
携帯版へのボタン


奴隷が調教中に泣くのは見ていて楽しい。

私のS性への刺激という意味では、快感として認識される。

だから、調教中の奴隷の涙というのは、私は、美しいものと思っていた。

でも、私の場合には、痛みなどの肉体的な苦痛で泣かせることは少なかった。

無理に、泣かせようとは、あまり思わなかった。

奴隷が、その気持ちから、自然に泣く、というのが、私にとっては良かったのだと思う。

だから、どちらかと言うと、精神的なもの。

一番単純なのは、だた、黙って目を見つめているだけ。

雰囲気を高める。緊張感を上げる。

精神的に、追い詰めていることになるのだと思うが、恐怖感を与えているというのとも違う。

奴隷に、奴隷であることを認めさせるという感じかと思う。

それだけでも、奴隷は耐え切れなくて、じわっと涙を流す。

それ以外であれば、羞恥や、屈辱を与えるような調教で、涙を流す奴隷もいたし、

奉仕をしていて喜びから、涙が出てきたような奴隷も居た。

そういう奴隷の涙というのは、私にとっては、至高のものだ。

だから、困ることは全くないし、つい、舐めてしまいたくなるくらい、愛おしいものだった。

もちろん、そんな風には奴隷には言わず、舐めたりすることもそれほどなく、やっぱり私は、

「どうした?」

なんて、冷たく言っていた。

「気持ちがいっぱいで…」

なんて奴隷が言う時、内心嬉しかったりするのだが、そういうのは、おくびにも出さない。

「嬉しいのか?」

「はい。とっても…」

私は、こういう時の、奴隷の涙には、満たされていたように思う。

困るとか、そういうことは思わなかった。


でも、そうじゃないときに奴隷が泣くのは、どうも苦手だった。

それは彼女だった女が泣いたときと同じように、私はどうしてやればいのか?と、とても悩むことだから。

悲しみで泣く奴隷。

その姿を見たくなかった。

私の奴隷になった以上、悲しい思いなどさせたくなかった。

そんな思いを払拭してやりたかった。

なんだか格好をつけた言い方になるのかもしれないが、奴隷の心が、御主人様のものだというのであれば、その悲しみを、私に、そのままよこせとすら思った。

でも、そんなことは出来ない。

やっぱり、奴隷が悲しみで泣くことがあった。それを止められないことのほうが多かった。

私も同様に悲しかった。

御主人様だなんて偉そうにしているくせに、奴隷の悲しみをどうにもしてやれない。

それが歯がゆかった。


でも、もっと困ることがある。

それは、奴隷が泣いているのがわかるのに、顔が笑っている時だ。

泣いてくれたら「どうした?」と聞ける。

涙を拭いてやることもできる。

もしくはその涙を吹き飛ばすため、ひとときでも忘れさせるために、狂うような調教を課してもいい。

でも、笑っていられると、それもできなくなる。

悲しみで泣いている奴隷に、大した事はできない私から、さらにやれることを奪っていくのが、そういう泣き方をされた時だ。

こんな時、自分の無力を痛感する。

泣くのなら、ちゃんと泣いてくれればいい。

それでも私は困るのだが、まだ何かできる余地が残る。

そして泣きたいときに泣かせてやれた、私の前では、感情のままに、泣いてもいいのだという雰囲気で居てやれたことだけは、私は自分を許せる。

奴隷に、感情を素直に出すことができないという、我慢だけはさせていないと思える。

私の前では全てをさらけ出していいのだと、それでも受け止めてもらえるのだと、自然に思わせておいてやりたかった。

でも、泣いているのに笑っている奴隷には、それすらもしてやれていない。

私の前で、泣いてはいけないと思っている。

泣いたら、私を困らせるんじゃないかと思っている。

でも、それは逆だ。

どちらにしても泣いているという状態は困るのだが、より困るのは、ちゃんと泣いてくれない時だ。

「泣きたいなら、ちゃんと、泣け」

たまりかねて、そういったことがある。

でも、奴隷は首を横に振った。

「命令だとしてもか?」

「はい。泣きません」

私はそんな奴隷の笑顔に合わせて笑った。

なんとか、一緒に笑えば、奴隷と気持ちを合わせられるような気がした。

でも、多分、私の笑顔のほうが、ひきつっていただろうけれども。

「頑固な奴だな」

「はい…」

結局、私ができたのは、そんな奴隷をそのまま胸に抱いたくらいだった。

それでも、奴隷は、

「ありがとうございます」

といって…。

やっぱり笑った。


奴隷といっても、抱えているものはある。

主従に関することもあれば、表の人生に関することもある。

特に、表の人生に関するつらい事は、私の前ではなるべく出さないようにしたいと思う傾向があったような気がする。

主従でいるときは、私に普段の自分ではなく、素の自分を見せていたいと思っていたのかもしれない。

逆に奴隷という立場でいるからこそ、表の世界でのことを、そこに持ち込んではいけないと思っていたのかもしれない。

泣きたいことでさえも。

奴隷なりに、無粋と思って我慢したのかもしれない。

でも、表の人生も含めて、奴隷の感情は形成される。

もちろん、表と裏の境界線はちゃんと引かなければいけないが、決して、裏の世界の中だけで感情が完結しているわけではない。

表も裏も、両方混ざっている。

それは、私も同じだ。

だから、私は、そのままに、受け止めてやりたかった。

裏の人生、私との主従関係に関することなら、やりようもある。

でも、奴隷の表の人生に対して、私が何かをしてやれるなんて傲慢なことは思っていない。

もちろん、何か助けが必要で、私に出来たことは、やったが、

例えば、表の世界の友人関係や仕事がうまくいかないとか、そういうことが奴隷にあったとして、いくら私がその御主人様だからといっても、何かをしてやれるわけではない。

奴隷の友人や仕事は奴隷のもの。

奴隷の表の人生は奴隷のもの。

だから、せめて、泣きたい気持ちになるようなことがあったなら、何も考えずに、思いっきり泣かせてやりたかった。

遠慮無く、そういうことができる相手なのだと思ってもらえたら良かったなと思う。

私の前だからといって、隠すのではなくて、無理矢理に笑うのではなくて…。

ちゃんと泣いて欲しかったな、と思う。

テーマ:主従関係 - ジャンル:アダルト

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2012/08/14 09:28] | [ 編集 ]

vet様

先日は、リンクの件ありがとうございました。
ここに、コメントを残すのは、大変勇気の要ることですが 笑
交流していただけたら、嬉しいです。
これからも、よろしくお願いいたします。

ちゃんと泣けること
読ませていただきながら、涙が溢れてきてしまいました・・・。
vet様の奴隷さん達を想う温かな気持ちを感じました。
その温かなオーラで奴隷さん達を包みながらのご調教。
vet様の奴隷さん達は、とても幸せだっただろうなと思います。

泣くということは、ある意味、自分の中を解放している状態なので
私にとっても、その位置に在る時には、とても重要なことだった様に思います。
舐めてしまいたくなるくらい、愛おしいもの
そう、vet様が表現された様に
私が泣いて、鼻水まで垂らしてしまった時に
主様が、その鼻水をぺろりと舐めてくださったことを思い出しました。
そんな汚いものを・・・と思いながらも、とても幸せに想いました。

泣いていながらも、笑顔を見せていた奴隷さんにも
一緒に笑顔になり、抱いてくださったvet様の想いは
きちんと心に届き、響いていたのだと思います。

私もまた、そんな時に恵まれたとしたなら
その時は、ちゃんと泣こうと思います。
どんなに顔がぐちゃぐちゃになっても気にせずに・・・
[2012/08/17 19:44] URL | 美心mimi [ 編集 ]

>2012/08/14 09:28にコメントくださった、匿名希望さんへ
匿名希望さんは、そういう感じで今まで来られたのですね。
私は、奴隷が調教で泣くことに関しては、特に気にならないというか、むしろその涙が嬉しいと思ったりもしておりました。
演技ではなく、自然に出てくるものであれば、それは、良いのではないかなぁと私は思います。


>美心mimiさんへ
こちらこそありがとうございます。
私も、なかなか、他の方のブログのコメント欄には、書けないタイプです(笑)
交流はもちろん嬉しいですので、こちらこそよろしくおねがいしますね。


きちんと気持ちが通じているなと思えると、涙にしても鼻水にしても、たとえ表情が崩れて顔がグチャグチャでも、関係ないんですよね。
そういうことを気にしなくなるくらいの気持ちの高まりというのがありますから、それが嬉しいですし、奴隷が、私の前でそう言う風になれるということは、私が奴隷が心を許せる対象に慣れたことだと思えますので、やはり充実感もありますし、奴隷を支配しているという、S性も満たされた気がします。

美心mimiさんの主様が、鼻水を舐めて下さったとのことですが、それも、美心mimiさんに対する気持ちが、きっとすごく大きくなっていたから、汚いとかそんなことは、きっと思わなかったのだと思います。
そういう風にお互いに、気持が近づいていることは、本当に幸せなことですね。

せっかく、主従になるのですから、自分を開放できるような関係になりたいものですよね。
[2012/08/22 01:26] URL | vet [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2016/04/06 00:12] | [ 編集 ]

>2016/04/06 00:12にコメントくださった、匿名希望さんへ

コメントありがとうございます。

匿名希望さんには、ご主人様がいらっしゃるのですね。
そして、気持ちを伝えることがなかなかできないということですね。

元々の性格的に気持ちを伝えるのが、あまり得意で無い方もいらっしゃいますが、奴隷になると、ご主人様に対して、話しかけて良いのか?また、どこまで話をして良いのか?ということで、迷われる方も、多いように思います。
やはり、遠慮してしまって、なかなか、言えないという奴隷の方は、多いなと感じます。ですから、もしかしたら、それが普通と思っても良いのかもしれませんね。
そうすると、まず、「言わないと」という、プレッシャーみたいなものからは開放されると思うんです。
その上で、ご主人様との信頼関係を、強くしていきながら、少しづつ、言えることを増やしていくというのも、一つの方法かもしれません。
そして、私は、ご主人様側ですが、こちらの気持ちとしても、奴隷の思っていることっていうのは、気になるものでもあります。
ですから、言ってくれると、嬉しいと思っているご主人様も、結構いると思うんです。でも、ご主人様的プライドがあったりして、自分からは聞かない人も多いと思います。そういう場合には、奴隷の側が、勇気を出して、言うことで、ご主人様との絆も深くなることも多いと私は思いますよ。
直ぐにできなくてもいいので、ゆっくりと、色々なことを積み重ねて、最後には、全てをさらけ出せるようになれるといいですね。
[2016/04/16 15:58] URL | vet [ 編集 ]














管理者にだけ表示を許可する

このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

最新記事
カテゴリ
管理人、vet宛メール

当ブログの管理人、vetへのメールは以下のリンク先のメールフォームから送っていただければと思う。2つあるが、どちらのメールフォームからでも、良いので、都合の良い方を使ってもらえればと思う。

メールフォーム1
メールフォーム2

月別アーカイブ
twitter

ブログよりも、短い話題はこちら。 こちらの方がブログよりも気軽に書いている。また、チャットみたいな感じで誰かと会話をしていることも多いので、ブログでの私のイメージと少し?だいぶ?違うかもしれない。あまり遠慮せず、気楽に話しかけてくれると嬉しい。

最新コメント
コメントボード

掲示板形式で話ができる場所。ブログにコメントできない時のための非常用に作ったが、それ以外でも、私と参加者、また、参加者同士などで、話をするのにも気軽に使っていただければと思う。

コメントボードへ

検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード

アルバイト情報