理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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美佳との関係に転機が訪れたのは、ファーストキスのときと同じように、また夏だった。

前年と同じように、お盆には休みのほとんどを実家で過ごした美佳。

私はバイトもあり、夏休み明けの学会発表の準備などが重なって、忙しい日々を過ごしていた。

ほとんど家に帰らず、大学に泊まる事も多かった。

部屋に帰ってきても、シャワーを浴びたらすぐにまた大学に戻ることも多く、

ちゃんと時間があるときでも、やることが多く片付ける時間もあまりなかったので、アパートの部屋は、どんどん散らかっていった。

そのうち、美佳のお盆休みが終わった。

美佳が東京に戻ってきて、初めて会う日、やはり美佳は私の部屋にやってきた。

いつものようにスーパーで食材を買って、一緒に部屋に入る。

私も、自分の部屋に戻るのが久しぶりで、片付けていないのは分かっていたが、美佳はそんなことにも慣れていたから、特に気にしてはいなかった。

美佳が、私が散らかしたままの部屋に上がる。

ただ、そのとき、いつもとは違うものが散らかっていることを私はすっかり忘れていた。

それは、机の上に投げ出した風俗店のリスト。

パソコンからプリントアウトしたものだった。

それを美佳が目にした。

私は、固まった。

どんなに部屋を片付けていなくても、美佳が来ると分かっているときには、必ず、AVなどは見えないようにしてあったし、風俗店のリストは、もちろん捨てていた。

そうじゃないときには、美佳を部屋の外で待たせて片付けることもあった。

だが、その日は、私自身がしばらく部屋に帰ってなかったこともあって、片付けてなかったことをすっかり忘れていたのだった。

私が美佳にこういうものを見つからないようにしていたのは、普通に男が思う、後ろめたいとか恥ずかしいという理由ももちろんあったが、

それ以上に、美佳がずっと抱いている、私に体を許さないことへの罪悪感を大きくさせないためだった。

私が風俗を調べたり、AVで自分で慰めていることを知れば、美佳がそれに責任を感じるであろうことは容易に予測がついたからだ。

だから、美佳との会話でも、セックスの話題はとにかく避けていた。

人一倍、セックスに関心があるにもかかわらず、それを美佳には悟られないように努めていた。

この頃には、美佳の事を本当に大切に思っていたからだと思う。

だが、そんな配慮や私の気持ちも、たった一枚の、捨て忘れた風俗店のリストですべてが無に帰した。

確実に私が迂闊だった。

リストを見つめてから、私に視線を向けた美佳の顔は、すでに暗い影に支配されていた。

それを何とかしようと、私は、

「あぁ、悪い。それ、大学の友達が、調べてくれって言ってた奴だから…」

そんなふうに勤めて明るく言いながら、私はそのリストを美佳から半ば強引に取り上げると破いて捨てた。

これで、気にしないでくれたらいいと本当に願いながら。


テーマ:SM - ジャンル:アダルト















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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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