理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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ある役割を演じる。

RPGといったら、わかりやすいか。

FFやドラクエなんかを思い浮かべる人も多いだろうが、ある役割を演じて、何かを疑似体験する。

勇者になって、世界を救う旅をする。

たまたま、それがGameなので、RPGと呼ばれる。


SMや主従関係のことを、role-playingと言う人がいる。

「演じてるだけなんでしょ」と。

S側は、”御主人様”という役割を、M側は”奴隷”という役割を演じているのだと。

肯定的な意味で、このように言う人もいるが、否定的な意味で言う人のほうに、私は多く出会った気がする。

でも、私は、これは、その通りだと思う。

というよりも、私は、御主人様らしい御主人様で居たいと思ったので、”御主人様”という役割を、頑張ったつもりでいるから、否定的な意味で言われても、「それはその通りなんだが…」とちょっと苦笑してしまう感じだ。

私は、誰よりもうまく演じようとしたのだと思う。

でも、それは別に特別なことじゃないと思っている。

この世にある、色々な”立場”というのは、その役割を演じている部分が、少なからず、あると思う。

主従ではなく、恋愛関係にしても、私はそう思っている。

それまでは、男と女というものだったのに、恋愛関係になった途端に、”彼氏”と”彼女”という、立場になって、その役割を果たしつつ、恋愛という、体験をする。

ただ、”彼氏”や”彼女”という立場を、”演じている”なんて言う人は、あまりいない。

むしろ、恋愛について、

「演じてるんじゃないの?」

と、言われてしまうようなときは、”彼氏”らしくない、”彼女”らしくない、ギクシャクした関係に見える、というニュアンスが含まれていると思う。

”彼氏”や”彼女”という立場の人が、世の中に沢山居て、”恋愛”という体験をした人が多いから、それは、わざわざ”演じている”なんて言われないのだろう。

みんなが、俳優や女優で、いつでも演技の世界に入り込めるなら、誰も珍しがったりしないということだ。

人生の中に普通にあるもの、ということになる。

それに、恋愛関係の先に、夫婦関係というものもある。

これに至っては、法律で、ガッチリ規定され、守られていたりする、社会の”制度”の一つ。

今は、そうでもないのだろうが、私の両親の世代以上くらいになると、「結婚して、家庭を持ってこそ、一人前」なんて、思っている人も多いだろう。

結婚すると、”夫”と”妻”という立場がそこにはあるし、子供が出来れば、”父親”や”母親”という立場もあるのだが、それも、演じているなんて言われることはあまりない。

そして、”彼氏”や”彼女”が、演じていると言われないのは、”夫”や”妻”という、社会的に認められた立場に、最も自然に、移行できるということも、あると思う。

そう考えると、主従関係の”御主人様”と”奴隷”というものが、演じていると言われてしまう理由もわかりやすい。

日本の社会の制度に溶け込めるものではないからだ。

なんて、難しく考えるまでもなく、一般的な、男女付き合いの形とは違うから、そういう風に言われることが多くなるのだろう。

要するに、珍しい。

”演じること”を職業にしている、俳優や女優が珍しいのと、発想は同じだと思う。

でも、私にしてみると、彼氏や彼女というのも、演じているように見える。

私は、恋愛関係よりも、主従関係の経験のほうが多いから。

つまり、私にとって、”彼氏”という役割は、珍しいもの、そして、”彼女”と付き合うというのも、珍しい体験になる。

だから、私には、”御主人様”のほうが普通だったりするのだが、世の中で、どっちが一般的なのか?というのは、もちろん、心得ている。

私のように、”彼氏”よりも”御主人様”が普通になり、主従を演じているなんて思わなくなった人間を、世の中では、”変態”と呼ぶわけだ。

これは、慣れという意味で、演じているとはわかりつつも、私が普段は意識しないでいた部分。

それと、もう一つ、素の自分を出した時に、何が出てくるのか?というものもあると思う。

ノーマルな男であれば、”彼女”を前にした時、興奮すれば、セックスをしたいと思うのだろう。

それが、素の反応というか、素直な欲望だと思う。

そして、素直に欲望を出している時というのは、多分、演じているとは自覚しないのだと思う。

私が、”奴隷”を前にした時、素の反応をするなら、SMをしたいと思う。セックスもその中に入るが、それは、性処理という形で、奴隷に奉仕させたり、私が勝手なタイミングですることが多い。

それが、私の素直な欲望だと思う。

だから、私は御主人様として、SMをしている時に、演じているという感覚は、無い。

ただ、最初のうちだけは、少し違っていた。

あの頃の私は、「御主人様でいなければ」という気持ちが強かった。

自ら演じようとしていた。

でも、意識せずに御主人様として、ある程度の振る舞いをしていられるようになってからは、演じているという感覚は、私の中からは徐々に無くなっていった。

奴隷からは、どう見えていたのか?はわからないが。


と、私は主従であるときに、思っていたのだが、それでも、”演じている”、というのは、正しいと思う。

私は良い”御主人様”であろうとして頑張ったつもりだった。

頑張ってそれをやるなら、演じているということだと思う。

だから、私は、私がやってきたSMや主従における、”御主人様”というものは、role-playingなのだろうと言われても、それはそうだろうなと思うし、何かそれで問題があるのか?と思う。

”彼氏”であれ、”夫”であれ、”父親”であれ、頑張ってそうありたいと思う人は、普通にいる。

例えば、

「良い父親になりたい」

そう思い、そのために頑張る人はきっと多いと思う。

また、こう思っている時は、「良い父親を演じたい」のではなく、本当に「良い父親になりたい」、つまり、素でいることで、良い父親であることを望んでいるのだと思う。

私が御主人様でありたいと思うことも、それと基本的には同じことだと思っている。


そして、”奴隷”も多分、そうなのだと感じる。

M性が強かったとしても、最初は”奴隷”であるようにと意識しなければ、きっと”奴隷”でいることは、難しいのではないか?と思う。

「私は、良い奴隷になれているでしょうか?」

なんて聞かれたことがあるのだが、こんな質問を私にするということは、奴隷として、こうなりたいという、何かがあったからだったと思う。

私の奴隷に、”奴隷”を演じているという意識があったのかどうか?はわからない。

でも、”奴隷”らしくあろうと、意識していたのであれば、それは、演じているということなのだと思う。

そして、そのうち、”奴隷”であることに慣れていき、M性に基づいた欲望を素直に出して、私の前に居られるようになってくると、演じているなんてことは、考えなくなったのではないかと思う。

こうなることが、”奴隷になる”ということの一つの要素なのだろうなと私は思うし、こうなることで、M性からの快感や幸福感というのは、大きく、また自然に、感じられるようにもなるのだと思う。

他の人が、主従関係のことを、role-playingだと言うことについては、それはそうだと私も同意するのだが、

私が主従で、重要に思うのは、自分が、”奴隷”もしくは、”御主人様”として居ることをrole-playingだと、意識しなくなることだと思う。

もちろん、表の世界との境界線を忘れるという意味ではなく。

少なくとも、主従として居るとき、SMをしている時には、”演じている”という、意識が無いこと、素直にSやMという、性癖を出せているときが、SMや主従の世界に、きっちりと入り込める時であり、それを目指しているのだろう。

これは、主従を始めたばかりの時には、なかなか難しいことだが、焦らずに、徐々に世界に入っていけばいいし、特に奴隷の場合には、御主人様が、雰囲気を作り、うまく導くことで、”演じている”という意識を消してやることもできると私は思う。

SMや主従は、role-playingだと言ってもいいが、それを自分が、全く意識しないでいることができるようになれれば、その時は、とても幸せな気がするし、私も、主従関係を持つなら、そうありたいし、奴隷にもそうであって欲しい。

意識しなくても”御主人様”と”奴隷”であり、それが普通で、お互いに幸せだと思えることが、”主従”という関係では、大切なことの一つだと思う。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト


的外れかもしれませんが、
『想い出づくり』というかなり昔のドラマの最終回の

「いつの間にか、想い出をつくろうなんて、思わなくなっていたな、三人とも夢中だったな」

という台詞を思い出しました。

夢中で自分を曝け出して満たされる、そのきっかけが演じることなら、少なくとも『普通の人』を『演じる』ために、自分の性癖を認められずに苦しむよりは、どれほど幸せかしれない、と思うのです。
[2013/08/30 12:50] URL | めい [ 編集 ]

こんにちは、vetさん♪
お遊びのような主従関係をたまにブログで見かけたりすると(独断と偏見)、まるで主従ごっこのようだわぁと思いながら、そもそも主従自体、ごっこじゃない?と笑ったことがあります(笑)
一般的じゃないだけで、「ダーリン」と一緒でしょうね^^
その世界に入り込んでるから不思議と思わないけれど、客観的に見ると、やっぱり可笑しなことって多いかもしれませんね、主従って^^;
[2013/08/31 15:55] URL | もものすけ [ 編集 ]

>めいさんへ
そのドラマは知らないのですが、そんな、セリフがあったのですね。
いつの間にか、その状態になっていく、そこに夢中になれる、というのは、大事なことだなと私も思います。

おっしゃること、その通りだと思いました。
性癖を押さえ込んで、普通の人として、生きることを選んだM女性も、私は知っておりますが、そのことにとても悩んでいたことも事実です。
それよりは、最初は演じることかもしれませんが、その中に入って性癖を曝け出すことが出来た人は、幸せというのは、そうかもしれないと思います。
人生の選択ということで、どちらを選ぶか?ということになる方も、いらっしゃるので、本当に難しいですが…。

>もものすけさんへ
主従というのを、客観的に見てしまうと、ごっこにみえたり、色々な矛盾なんかも見えてきますよね。私も、主従関係が無くなってから、このブログを書き始めましたから、客観目線というのも、もちろんありますので、それは思います。
でも、あの頃の気持ちというのを思い出してみると、主観としては、なにも問題なく過ごしていたということもあり、それが間違っていたとも思えないこともありますから、本当に、視点の違いでも、主従の評価というのは、変わるものだなと思います。

何にしても、その中に入ってしまって、そこで幸せに思える状況になれれば、それが一番だろうと、今の私は思っております。
[2013/09/09 01:02] URL | vet [ 編集 ]














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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
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 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
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 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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