理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

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シャワーを終えて、部屋に戻ると、美佳はバスタオルをガッチリと巻いた姿で布団の上に座って泣いていた。

そして、私がバスルームから出てきたところを見ると、いきなり手をついて頭を下げた。

「ごめんなさい。本当にごめんなさい…」

と、何度も言いながら、頭をシーツにこすり付けるようにして下げている。

そんな姿を見たら、責める気になど全くならなかったが、バスタオル一枚だけを身に着けて、必死で頭を下げている美佳に、私は言い知れぬ快感を感じていた。

先ほどまでの欲情と同じなのかどうかは分からなかったが、とてもそそられていたのは確かだった。

後から考えると、これが私のSの気質なのだろうと思うのだが、そのときはそれほど自覚していたわけではなかったし、何よりもそれどころではなかった。

とにかく、美佳にずっと頭を下げさせておくことも、そのときの私には無理だったから、

「顔上げて。そんなに謝らなくていいよ。怖かったんだろ?」

「うん…」

「怖くなったらやめるって言ってたし。別にいいよ」

「ごめんなさい…」

「もう、いいから。今日は、遅いし、寝ようか?」

「うん…」

ここに来て、美佳はやっと頭を上げ、ノロノロと隣の部屋に行くと、パジャマに着替えて戻ってきた。

「一緒に寝るのくらいは大丈夫か? 嫌なら、俺は帰るけど」

「それは大丈夫。ここにいて…」

「いいのか?」

「うん」

「じゃあ、寝よう」

そういって、私は布団に横になった。

美佳もその隣に、少し離れて横になる。

しばらくして、美佳がポツリと口を開いた。

「電話で、両親の声を聞いたら…。怖くなってしまって…」

それはなんとなく想像できたことでもある。

美佳がセックスに奥手だったのは、その性格や自身の羞恥心ももちろんあったとは思うが、

両親を裏切ることになるのを怖がっているという思いもあったのは確かだった。

どちらがどのくらいの強さで美佳の気持ちに作用していたのかは、私にはうかがい知ることはできない。

でも、常に、両親にとっての良い子で居たい、心配をかけたくないという想いがあるのは私にも分かった。

それは、美佳と一緒に居る上では仕方が無いことなのだと、私はこのとき強く思い知らされた。

だから、美佳と付き合うなら、その美佳の気持ちに最後まで付き合ってやらないといけないだろうと思ったのだった。

「怖いのは仕方が無いから。もう、気にしなくていいよ」

「今度はちゃんとするから…、すぐにできるようにするから…、だから、もう少しだけ待って、お願い…」

美佳は必死でそういった。そういわなければ、今度は、私が美佳から離れていってしまうと思っていたのだろう。

このときの私は、この程度で美佳と別れるつもりなどなかったし、もちろん風俗に行くとか、他の女を抱くとかそういうことなど全く考えていなかったのだが、

美佳の中には、長く付き合っているのに体も許さない彼女というのは、十分に別れる理由になると思っていたのだと思う。

「わかった。美佳の気持ちが落ち着いたら、また言ってくれればいい。それに、焦らなくていいよ。俺は、ずっと待つし、待てるから、大丈夫」

「うん…。ごめんなさい。本当にごめんなさい。ありがとう…」

こんなことを話してから、私は眠りについた。


テーマ:SM - ジャンル:アダルト















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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

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 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
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  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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