理系Sの牝奴隷には言えない話
元、”御主人様”だったvetのSMに関するいろんな話。
はじめに

 いらっしゃいませ、とでも書くべきだろうか。とにかく、あなたが見に来てくれたことは素直に嬉しい。ありがとう。

 このブログはSM、男女の主従関係に関することを主に取り上げて書いている。なので少しアブノーマルだ。だから、初めてこのブログを訪れた人は、右側の欄の”このブログについて”をまずは読んで、それに同意できた場合のみ、読み進めて欲しい。

 また、このブログ、少々ややこしい構成になっている。そのあたりも説明してあるので、それも理解してから読んでもらえればと思う。説明を読んで問題がなければ、二度目以降からは以下のエントリーを好きなように読んでもらえればそれでOK。

 AVや他の本格的なSM系サイトなどとは、多少違った視点からのSMの世界を知ってもらえれば、幸いだ。特に読者を指定するつもりはないが、御主人様を探しているM女などにはSMの実態を知るということで、参考になるのではないかと思うので、御主人様を選ぶ前に、SMの世界に飛び込む前に読んでもらえれば嬉しく思う。

 私への意見や質問、相談、その他の話などがある場合には、右側の欄の中段あたりにある”管理人、vet宛メール”のところのリンクから、メールフォームにいき、メールを送っていただければと思う。メールフォームは2つ用意してあるが、どちらから送ってくださっても構わない。また、各エントリーのコメント欄に書いてくださってもいいので、気軽に話しかけてくれればと思う。


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美佳は私の言葉に、かなり驚いている様子だった。

でも、やっぱり答えは、同じで、

「はい…」

と小さく頷いた。

その瞬間、私の中で多分リミッターが外れたのだと思う。

理性か、常識か、モラルか、それとも、良心だったのかもしれない。

とにかく、相手が断れない女なのだと思った瞬間に、何かが変わっていた。

私は畳み掛けるように言った。

「良かった。じゃあ、電話番号、これなんで、暇なときにでも電話ください」

と、テーブルにあった、お店のアンケート用紙か何かに、自分のアパートの電話番号を書いて渡した。

そのころ、携帯は今ほど普及してなかったし、学生だった私はまだ持ってなかった。

そして、

「良かったら、電話番号か、メール、教えてもらってもいいですか?」

と言ったら、やはり美佳は断らず、

「はい」

といって、別の紙に自分の番号と、メールアドレスまで書いて、私に渡した。

美佳の番号は携帯だった。


カレー屋を出て、私は美佳を駅の改札まで送った。

そして、家に帰る。

なんだか、とても興奮していた。

家に着くとすぐに、美佳の携帯に向けて、パソコンからメールを送った。

「今日は楽しかったです。ありがとう。また、一緒に食べましょう」と。

それに対する返事は、しばらくしてから来た。

メールアドレスは嘘じゃなかった。

しかも、返事はかなり長い。

美佳が、その日の食事の感想を書いたメールだった。

あのころ、携帯メールの文字数制限は、今よりもかなり厳しかった。

その制限ぎりぎりくらいまで使って書いてある。

メールだと、こんなに話すのかとびっくりした。

そして、メールの最後に書いてあることにも驚いた。

それは、

「私も楽しかったです。明日も一緒に食べてくれませんか?」

という誘いだったから。

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そのとき、大学は春休みだったし、私の進路は同じ大学の大学院への進学で、

それも推薦で行けると思われるだけの成績がすでにあったから、就職活動の準備なども無く、本当にやることが無い時期だった。

美佳からのメールにあった、翌日の夕飯の誘いも、驚きこそすれど、困ることなど無く、二つ返事でOKしていた。

次の日も、駅前の別の店で夕食を食べた。

その次の日も。

さらに次の日も。

春休みの間、美佳が仕事がある日は、ほとんど一緒に夕飯を食べた。

相変わらず、美佳は口数が少なかったけれど、次第に笑ったりもするようになった。

私も、バイトで彼女の会社に行っていたことなど、すでに無視していて、敬語を使わずに話をするようにもなっていた。

そうしている間にも、私の中の「美佳なら付き合いを絶対に断らないだろう」という予測はどんどん確信に近づいていった。

美佳の性格を利用しただけの、あの気持ちは、最初にカレーを食べたときに考えたこと、そのままだったように思う。

美佳の事を、人として、女として、パートナーとして愛おしいと思っていたのではなく、

おそらく、告白したときの成功率が高いだろうという、その一点だけで美佳と会っていたのだと思う。

確かに、会ううちに、美佳のちょっと貧相に見える容姿も悪いものではないと思えていたし、暗めの性格も気にならなくなっていた。

大人しくて少し控えめの話しぶりも苦にならなくなり、メールでは話が盛り上がるということも出てきていた。

でも、それに惹かれたのか?というとかなり疑問だ。

とにかく、初めて女との付き合いができるんじゃないか?、そしてセックスすることも可能じゃないのか?というだけで、私が前進していたのは間違いないと思う。

今思えば最低の男だ。

でも、自分なりに、女と付き合ってみたいという好奇心や、童貞を抜け出したいという必死さがあったのは確かだ。

まあ、どんなに言い訳しても、ひどい話であることには変わりはないが。

そして、春休みが終わるころ。

美佳の休日に、二人で会う誘いをした。

休日に出かけないといけないという、面倒なはずのその誘い。

やっぱり、美佳は断らなかった。



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その日は渋谷で会った。

美佳は、仕事じゃないから、就職活動中のようなスーツ姿ではなかったが、

周りにたくさん歩いている、同世代と思われる女たちに比べると、やっぱり地味な格好でやってきた。

それでもその日、私は美佳の事しか見えてなかった気がする。

それが、好きだからということではないのだろうとは思うが、それでも彼女以外の女を見ていたわけではないことは確か。

だからとって、私の気持ちが誠実なものだったのだと主張する気はないが。

美佳と会い、渋谷の町をブラブラと歩くが、美佳はやっぱりあまり賑やかなのが得意ではないらしく、聞けば、渋谷に来ることなど滅多にないとのこと。

だから、私はそのまま賑やかなところを避けて、公園のあるNHKのほうに歩いていった。

とはいっても、そこもNHKの近くだったし、休日でなにやらイベントらしきものもやっていたから、人は多かった。

でも、歩道で誰かにぶつかるとか、そういうことも無く、ベンチに座ってのんびりすることもできた。

そうすると少し美佳は落ち着いたような気がする。

結局、渋谷では、ベンチに座ってただボーっとしていた時間が一番長かった。

しばらくして、夕方になる。

その日、私は、新宿のホテルのディナーを予約してあり、そこで食べることにした。

美佳にはそんなこと伝えてなかったから、いつものように、カレー屋だとか、ラーメン屋だとか、牛どん屋だとか、ハンバーガーだとか、

そんな感じの店で夕飯を食べるのだと思っていたようで、本当に驚いていた様子だった。

それに、何かあるというのも、薄々感づいていたとは思う。

新宿に行き、ホテルのレストランに入って食事をする。

その席で、付き合いたいということを、私ははっきり伝えた。

すると、やっぱり美佳は、

「はい」

と言って断らなかった。

このとき、私はとても嬉しかった。飛び上がるほどに嬉しかったのは事実だ。

でも、それが、計画通りに付き合うことができたという達成感からだったのか、

それとも、美佳という女と付き合えるのを喜ぶ純粋な気持ちからだったのかは、やっぱり良くわからない。

そのときの状況を、今考えれば、前者がかなりの部分を占めていたのだろうと、推測する。

その日、レストランを出て、駅に向かうとき、初めて美佳と手をつないだ。

これが、美佳との初めての体の接触。

初めて握った美佳の細い手。思っていたよりも冷たかった。


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美佳は、何をするにも臆病だった。

そして、少しかたくななところのある女だった。

付き合ったら、私はすぐにでも、キスくらいはいけるだろうと思っていたが、半年近く経ってもそれは無かった。

そのころは、美佳を奴隷として飼っていたわけではなく、対等な男女の付き合いとして、一緒にいたわけだから、

私も無理やりに美佳に迫るようなことはしなかった。

それに、無理強いして美佳にフラれることを恐れてもいた。

私も、美佳と同様、臆病だった。

そのころのデートはもっぱら、美佳の仕事帰り。

付き合う前と同じように、駅前で夕飯を食べるというのが多かった。

だから、春休みが終わり、私の大学が始まると、美佳と会う機会も減った。

週に1,2度、駅前で夕飯を一緒に食べるというのが、パターン化していた。

お店も、特別に良いところにいくでもなく、吉野家で牛丼を食べただけとか、マクドナルドでハンバーガーをかじっただけで終わるなんていう日もあった。

たまに、いつもの駅前ではなく、美佳のアパートへの帰宅経路の駅で降りて、違ったお店に行ったりしたこともあったが、その回数はそれほど多くなかった。

美佳は、人の多いところがあまり好きではないようで、やっぱり慣れた所で済ませるのが、一番いいようだった。

そんな感じの付き合いだったが、美佳はいつも楽しそうにしていた。

口数はやっぱり少なかったけれども、笑顔でいることが多かった。

どんな店で食事をしても文句は言わなかったし、少しずつだったが、身なりにも気を使うようになっていった。

でも、私のほうは、どちらかというとイライラしていた。

美佳といて楽しくないというわけではない。

会う日は、私のほうもやはり嬉しかったし、そのころは美佳と付き合う前に考えていた打算的なことを申し訳ないとも思うようにもなった。

美佳自身を女として好きになっていくようなところも出てきていた。

それは事実だが、それでも、美佳との関係が進展しないことが歯がゆかったし、

延々と同じように続く夕飯デートしかないということに常に疑問を持つようになっていた。

それに耐えられなくなった私は、付き合って半年、いつもの夕飯に行こうとしていたとき、美佳を一泊の旅行に誘った。

もうすぐ、私の大学も、美佳の会社もお盆休みになるから、と。


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美佳は、旅行の誘いに戸惑っていた。

一泊で旅行に行くということの意味は、わかっている様子だった。

少し考えていた。

そして美佳は、重要な事柄について、初めて私の提案を断った。

「あの…、お盆は実家に戻ることにしていたから…」

実家に戻る予定があったのは確かだったが、それ以上に美佳が動揺していたのはやはり泊まりということだったと思う。

だから、私はそれ以上の誘いはしなかった。

「そうか。じゃあ、またそのうち」

私はすぐに引き下がった。

これも美佳との付き合いをダメにしたくないという私の臆病さの表れだった。

「ごめんなさい、ごめんなさい…」

今思えば、美佳も多分、私の提案を断ることで、付き合いが壊れるのを恐れていたようなところがあり、そのときは何度も何度も謝っていた。

そして、小さな声で、意外なことを言い出した。

「旅行の代わりにはならないけど、今日、私、ご飯作るから」

と。

「え?どこで?」

「あなたのアパート…。行ってもいい?」

これにはかなり驚いた。

私が旅行に誘った意味を理解して、すぐにそれに変わるものを考えたのか?と私は思ってしまった。

「それは、いいけど…」

なんていいつつも、私の興奮度は、いやがうえにも高まって行った。


そして、二人で駅前のスーパーで食材の買い物をした。

それを持って私のアパートにいく。

築20年のボロアパートだったし、美佳がくるなんて思ってもいなかったから、たいして片付けてもなかった。

それでも、美佳はそんな部屋の感想などは何も言わず、

「おじゃまします…」

とだけ言って部屋に上がり、そのまま狭いキッチンに立った。


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このブログについて

著者:vet

 ※このブログには、エロ動画やエロ画像、官能小説のようなものは一切無いが、内容が内容なので、SMや主従関係という、恋愛の形に不快感を覚える人、違う世界の話だと思う人などはすぐにブラウザを閉じて、このブログのことは忘れるように。

 私は以前、牝奴隷を飼っていた元”御主人様”。でも、今は飼っていない。奴隷を手放した経緯とか、過去の奴隷の話、そのときの気持ち、奴隷への想い、今だから考えられること、言えること。書きたいことを書きたいままに綴るブログ。
 また、今、これを書いている私の現状について、ご質問を頂くことが結構あるので、それについては、
 ◆私について
というカテゴリの中に、”現状の私”というエントリーにして書いておいた。このカテゴリには、私自身のこと(私の好みや、調教の方針など)をメインに書いているエントリーを入れてあるので、興味のある方がいるかどうかは分らないが、もしも気になるなら、見ていただければと思う。

 SM話はストイックになりがちなので、多少軽いタッチのコラムも交えて書いてみようと思う。奴隷を飼っていない今だから書ける御主人様の本音などをできるだけわかりやすく、そして正直に。今、奴隷になっている牝や、御主人様を探しているM女なんかには、御主人様の側の気持ちが少しは分かってもらえるかもしれない。ちなみに、私は理系的な思考傾向なので、考えすぎることが多く、そのために、なにやらややこしいことになることも多々ある。そのあたりも笑って読んでもらえれば、幸い。

 メールやコメントなども楽しみにしている。気軽な恋愛話、気楽なSM話から、SMや主従関係のこと、Mであることなどについての悩みや、相談、質問など、真面目なお話まで、どんなことでも、しっかり伺おうと思っている。恥ずかしいとか、こんなことを言っては変に思われるのではないか?とか、考えることもあるかも知れないが、私は、それなりに長くSMや主従関係の世界に居たので、それほど驚くことは無いと思うし、他人と変わっていることでも、変だとは思わないできちんと伺うつもりなので、メールやコメントは、遠慮せずに送ってくださればと思う。

 リンクフリーなので、気に入ったら、好きにリンクしてくださればと思う。言っていただければ、私からもリンクするので、そういう意味でも気軽に声をかけてもらえれば幸い。

 このブログは、私が奴隷と過ごした日々を時系列で綴った続き物の話と、SMに関するちょっとした小話や、SMに対する私の考えや体験、見聞きした面白い話題などを個々に書いた単発物のコラムとが混在している。

 続き物の話は、エントリーの題名に第何話という番号が書いてあり、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●最初の奴隷
 ●二匹目の奴隷
 奴隷と私とのストーリーを読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムは、以下のカテゴリにまとめてある。
 ●四方山話:1エントリーでひとつの話
 ●四方山話(続き物):複数エントリーでひとつの話
 短い話を気軽に読みたい場合にはこちらを読んでもらえればと思う。

 単発物のコラムの中でも、SMの技術的な話だけは別にしてある。それは、
 ●SM技術
にまとめておいた。技術的なことに興味のある場合には、こちらを読んでもらえればと思う。

 カテゴリの記事は古い順に並べてあるので、カテゴリ名をクリックしてもらえれば、続き物の記事でも最初から順番に読めるようになっている。


  当ブログ内に書くことは、私が実際にやってみたことや考えたことであって、それが正しいかどうかを完全に検証したわけではない。だから、もしも同じことを試す場合には自己責任で、細心の注意を払って実行して欲しいと思う。SMなので、体への損傷などの可能性もなくはないから。とにかく気をつけて欲しい。そして、このブログ内のことを試して、いかなる不利益が生じたとしても、私、vetは免責されることとする。そのことはしっかりと承知した上で読んでもらいたい。
 奴隷のためにも、そして御主人様のためにも、本当に無茶なことはしないで、幸せなSMを楽しんで欲しいと願っている。

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